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タグマネージャーの選び方・使い方(概要編)

みなさま、こんにちは。
グラッドキューブ プロモーション事業部の柿木です。

インターネット広告ではタグを用いて成果の測定を行いますが、その設定方法は様々です。
多くの方は以下の方法で設定しているのではないでしょうか。
■タグを直接ページに設定する方法。
■ Googleタグマネージャ (以下: GTM )を利用して設定する方法。
■ Yahoo!タグマネージャー (以下: YTM )を利用して設定する方法。

今回のエントリでは GTM と YTM の違いや、タグマネージャーを利用して設定・計測できることをご紹介いたします。
また今後のエントリにて GTM と YTM の設定方法も具体的にご紹介してまいります。

タグマネージャーを利用するメリット・デメリット

タグマネージャーを利用すると以下のメリットがあります。

  • ■タグを一元管理することができ、有効化や無効化、追加や削除が簡単に操作できる
  • ■サイト内のタグが一つになることで、ページの読み込み速度が改善される
  • ■タグの実行条件を設定することで、様々な使い方が可能になる
  • タグマネージャー仕組み

    メリットを見ていると万能ツールのような印象も受けますが、もちろんデメリットもあります。

  • ■タグを導入することで、サイトの動作に悪影響を及ぼすことがある
  • ■タグマネージャーのテンプレートに含まれていないタグを利用する際の設定が難しい
  • ■タグの用途によっては直接ページに貼り付けた方が早いケースがあり、時間を浪費することもある
  • タグマネージャーを利用する際は、上記のメリットとデメリットを理解した上で利用することをおすすめいたします。

    タグの設定・管理を行う際の方法

    タグの設定・管理は以下の方法で行うことができます。

  • ■タグを直接ページに設定する
  • ■ GTM
  • ■ YTM
  • ■ UNITAG
  • ■ eco tag
  • ■ TagKnight
  • ■ Scaleout Tag Management
  • それぞれ違ったベンダーが提供しているタグマネージャーですが、上記の内 GTM と YTM 以外は全て有料となっています。
    以下の記事では無料で利用ができ、機能性が高い GTM と YTM について詳述いたします。

    GTM と YTM の違い

    GTM と YTM では大きく分けて4点の違いがあります。

  • ■対応するタグ(タグテンプレート)の数
  • ■運用に関わる機能の数
  • ■ヘルプ情報の豊富さ
  • ■独立性
  • 対応するタグ(タグテンプレート)の数

    YTM はタグテンプレートが豊富で、その数は120以上になります。
    タグテンプレートのあるサービスは管理画面から ID や Label など少数の値を設定するだけで簡単に利用できます。

    GTM も50種類以上のタグテンプレートがありますが Yahoo! プロモーション広告をサポートしていないため、 GTM にて Yahoo! プロモーション広告のタグを設定する際は少々手間がかかります。

    一方 YTM では、Google AdWords のタグもサポートしているため、容易に設定することができます。

    タグマネージャー タグ検索

    運用に関わる機能の数

    プレビューやエラー検知、イベント管理などの機能にもそれぞれ差があります。

    GTM はプレビュー機能を容易に利用することができ、イベント管理(実行条件の指定)が容易ですが、エラー検知がついていない為、エラーが発生した際は改善に時間を要する可能性があります。
    一方 YTM にはエラー検知機能がついており、プレビュー機能が利用できますが、イベント管理にはカスタムが必要であり一定以上の知識とスキルが必要になります。

    機能比較

    ヘルプ情報の豊富さ

    GTM はヘルプ情報が非常に充実しており、少々複雑な設定を行う際もヘルプの情報に沿って設定を行えば、様々な用途に応じてカスタマイズすることができます。

    YTM はヘルプにて提供されている以上の情報が乏しく、複雑なイベントを設定する場合は GTM よりも難易度が高いと言えます。
    参考: GTM ヘルプ
    参考: YTM ヘルプ

    独立性

    GTM は Google アカウントを持っていれば利用可能でありますが、 YTM は Yahoo! プロモーション広告アカウントを開設している必要があるため、利用のしやすさでは GTM の方が高いと言えます。
    利用はどちらも原則無料です。
    参考: GTM 登録画面
    参考: YTM サービス概要

    タグマネージャーを利用して計測できる指標例

    タグマネージャーを利用すると、ユーザーがページに到達するという指標以外の数値を計測することができます。
    例えば、以下のようなものです。

  • ■ユーザーが特定のページに到達した数
  • ■URLへのリンクがクリックされた数
  • ■ページがスクロール(%)された数
  • これらは一例になりますが、タグマネージャーを利用すればページ内でユーザーがとった行動をより詳しく把握することができます。

    上記のような指標でタグが反応する設定をすることで、 Google AdWords や Yahoo! プロモーション広告などの広告媒体の中で、どのターゲティング・キーワードからのページ流入がユーザーの行動を促しているのかを把握することができます。

    よりユーザーの行動を促しているターゲティング・キーワードの配信を強める、その他を弱めるなどを行うことで配信の改善が可能です。

    おわりに

    タグマネージャーを利用することでタグ管理が容易になり、実行条件を指定することで様々なユーザー行動を計測することができます。
    また、インターネット広告運用ではPDCAサイクルを回すことが重要になりますので、タグマネージャーを利用して指標を増やすことで、より根拠に富んだ広告運用が可能となります。

    今回の記事は概要編ということでご紹介致しましたが、次回以降の記事にて YTM や GTM の設定方法、ボタンがクリックされた際・一定量ページがスクロールされた際にタグが反応する設定方法など具体的な情報をご紹介致します。
    参考:タグマネージャーの選び方・使い方( Yahoo! タグマネージャー 設定編)
    参考:タグマネージャーの選び方・使い方(Yahoo! タグマネージャー設定 ボタンクリック計測編)
    参考:タグマネージャーの選び方・使い方(Yahoo! タグマネージャー設定 スクロール計測編)

    当社では、ご紹介したような方法でタグを管理し、広告運用に最大限活かしております。
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