Google ディスプレイ広告設定ガイド(コンテンツターゲティング・広告編)
みなさま、こんにちは。
グラッドキューブ ネット広告事業部の井上です。
以前のエントリで、 Google ディスプレイネットワーク(以下: GDN )の広告グループの作成方法、ターゲティング設定方法についてお話しいたしました。
参考: Google ディスプレイ広告設定ガイド(広告グループ・オーディエンスターゲティング編)
本エントリでは、前回に引き続き広告グループのターゲティング方法と広告フォーマットの詳細についてお話しいたします。
広告グループで設定可能な項目一覧
広告グループで設定できる項目は以下の通りです。
- ◼ 広告グループ名
- ◼ オーディエンスとユーザー属性
- ◼ コンテンツ
- ◼ ターゲティングの自動化
- ◼ 広告
前回のエントリでは、 GDN のターゲティングの中でもユーザーの興味関心に向けたターゲティング方法をご紹介しました。
本エントリでは太字部分のコンテンツ、ターゲティングの自動化、広告フォーマットについて、 Google 広告のアカウント上で広告グループを作成する手順に沿って説明いたします。
コンテンツターゲティング
GDN ではユーザーの興味関心だけでなく、コンテンツに基づくサイトへのターゲティングが可能です。
コンテンツターゲティングは以下の通りに細分化されます。
- ◼ キーワード
- ◼ トピック
- ◼ プレースメント
コンテンツターゲティングの詳細は以下のエントリでもご紹介しておりますので、ぜひご覧ください。
広告グループ作成画面より「+コンテンツ ターゲット」を選択します。
上記のターゲティング方法が選択できますので、希望に合わせたターゲティングをクリックします。
キーワードターゲティング
キーワードターゲティングでは、指定したキーワードに関連するウェブサイトに広告を表示することが可能です。
「+コンテンツ」から「+キーワード」を選択します。
「ターゲットとするキーワードの編集」に、商品やサービスに関するキーワードを入力します。
このとき右側に類似サイトや自身サイトの URL 、サービスなどを入力することで、入力したものに関連するキーワードが関連性とともにいくつか表示されます。
トピックターゲティング
トピックターゲティングでは指定したトピックに関連するウェブサイトやアプリ、動画に広告が配信可能です。
同じく「+コンテンツ」から「+トピック」を選択します。
設定可能なカテゴリは以下の26項目です。
- ◼ アート、エンターテインメント
- ◼ インターネット、通信事業
- ◼ オンライン コミュニティ
- ◼ ゲーム
- ◼ コンピュータ、電化製品
- ◼ ショッピング
- ◼ スポーツ
- ◼ ニュース
- ◼ ビジネス、産業
- ◼ フード、ドリンク
- ◼ ペット、動物
- ◼ 不動産
- ◼ 世界の国々
- ◼ 人々、社会
- ◼ 仕事、教育
- ◼ 住居、庭
- ◼ 健康
- ◼ 旅行
- ◼ 書籍、文学
- ◼ 法律、行政
- ◼ 科学
- ◼ 美容、フィットネス
- ◼ 自動車
- ◼ 資料
- ◼ 趣味、レジャー
- ◼ 金融
カテゴリは更に細分化が可能です。商品やサービスに合わせたトピックを選択しましょう。
プレースメントターゲティング
プレースメントターゲティングでは、上記2つのターゲティングより更に絞り込んで配信面を選択できます。
同じく「+プレースメント」を選択します。赤枠の部分に URL を入力することで、特定のウェブサイトや動画、アプリに広告を配信することが可能です。
キーワードを入力した場合は、関連するウェブサイトやアプリが表示されるほか、設定した場合の1週間あたりの表示回数も把握できます。
ターゲティングの自動化
以上3つでコンテンツのターゲティングを指定できますが、ターゲティングの組み合わせによってはあまり配信がでない場合もあります。
その場合はターゲティングの自動化を行うことで、指定したターゲティングでは広告が表示されない、類似ユーザーにも広告を表示させることができます。
自動ターゲティングは「慎重」と「積極的」の2つから選ぶことが可能です。
「慎重」でもターゲティングの範囲を拡張をすることが可能ですが、「積極的」では、より範囲を拡張することができます。
広告フォーマット
GDN で設定できる広告のフォーマットは下記の3つです。
- ◼ レスポンシブディスプレイ広告
- ◼ アップロード型ディスプレイ広告
- ◼ ライトボックス広告
キャンペーンを作成する際に決定したマーケティング目標により、使用できるフォーマットは変化します。ライトボックス広告は目標を「商品やブランドの検討」に選択した際のみ作成可能で、同様に「商品やブランドの検討」を選択した場合はライトボックス広告以外を作成できません。
それぞれの作成方法をご紹介します。
まず作成したい広告グループを選択し、「+」か「+広告を作成」を選択します。
目標を「商品やブランドの検討」以外に設定した場合は、ここで、レスポンシブディスプレイ広告かアップロード型広告か選択することもできます。
レスポンシブディスプレイ広告
レスポンシブディスプレイ広告は、掲載面に合わせてサイズや表示形式、画像と同時に表示される広告文などが自動的に調節される広告です。
レスポンシブディスプレイ広告では動画も設定することが可能ですが、 Youtube にアップロードしている動画に限られます。
「+画像とロゴ」から広告として使用する画像を設定します。
画像の形式は600×314ピクセル以上の横長画像 、300×300ピクセルのスクエア画像、128×128ピクセルのロゴを指定することが可能です。
ロゴは省略することもできますが、横長とスクエアの画像はそれぞれ1つ以上追加する必要があります。
画像は最大で15枚、ロゴは5個まで追加することが可能です。動画は5個まで追加可能です。
次に広告文を設定します。
広告見出しと説明文は最大5件まで設定できますが、最低1つは作成が必要です。
広告枠によっては一部表示されないことや、異なった画像と広告文の組み合わせで表示されることがありますので、注意が必要です。
またユーザーの行動を促すフレーズを、下記のリストより選択することが可能です。
アップロード型ディスプレイ広告
アップロード型ディスプレイ広告は、作成したイメージ広告をそのままのサイズ、形式で使用することが可能です。
現在アップロードができる画像の形式は、 GIF 、 JPG 、 PNG の3種類です。
使用できる画像サイズは以下の通りです。
「+」か「+広告を作成」よりディスプレイ広告のアップロードを選択します。
アップロードするファイルを選択し、リンク先の URL を指定することで作成完了です。
ライトボックス広告
ライトボックス広告は、ユーザーが広告をクリックをすることで拡大表示がされる広告です。
上記の通りライトボックス広告は、キャンペーンのマーケティング目標を「商品やブランドの検討」に選択した際のみ作成可能です。
該当キャンペーンの広告作成画面で「+」か「+広告を作成」を選択します。
下記画像赤枠内の「+画像」をクリックし、広告として使用したい画像をアップロードします。
この時画像は10枚まで追加することができます。
動画を追加する場合は、 Youtube で使用している動画か、 Youtube でサポートされている以下の形式の動画を使用できます。
- ◼ .MOV
- ◼ .MPEG4
- ◼ .MP4
- ◼ .AVI
- ◼ .WMV
- ◼ .MPEGPS
- ◼ .FLV
- ◼ 3GPP
- ◼ WebM
- ◼ DNxHR
- ◼ ProRes
- ◼ CineForm
- ◼ HEVC( h265 )
また画像上部にメッセージが追加でき、「いますぐ予約」など行動を促すフレーズも合わせて10個まで入力が可能です。
こちらは文面を自分で記入することもできます。
おわりに
本エントリでは、 GDN におけるコンテンツターゲティングと広告フォーマットについて紹介いたしました。
アプローチしたい商材やサービスに合わせ、掲載面の指定やターゲティングを組み合わせましょう。
グラッドキューブでは、お客様に合わせたターゲティングを幅広く提案しています。
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