【簡単】 LINE 広告とは？特徴やメリット、配信面について詳しくご紹介

普段 LINE を使っていると広告を目にすることがあると思います。

そんな LINE 広告ですがタイムラインやトークリストだけではなく、数多くの配信面が用意されていることはご存じでしょうか。また、課金方式も LINE 広告独自の「友だち追加課金」なども存在します。

本エントリでは、LINE 広告が掲載される場所と課金方法について詳しくご紹介いたします。

LINE 広告とは

LINE 広告とは、 LINE 内や関連しているアプリに記載可能な広告です。

大きな特徴は、日本最大級の月間ユーザー数 9,500万人（2023年3月時点）にリーチできる点です。また、企業規模問わず、商品やサービスの認知向上や売上向上、集客に利用できる運用型広告プラットフォームになっています。

（参照： LINE キャンパス　LINE のユーザーはどんな人？）

LINE 広告のメリット

LINE 広告のメリットとして、リーチの拡大・ターゲティングの精度が高いという2点があげられます。

リーチを拡大するのに効果的な LINE 広告

LINE は利用者が多く、リーチの拡大が期待できます。先述したとおり、 LINE の利用者は月間9,500万人にものぼり、日本の人口の8割程度のユーザーが利用しています。

また、 LINE に加え提携アプリ・サイトにも広告を配信可能なため、他の SNS ではリーチできなかったユーザーにも広告を届けることができ、リーチ拡大に大きく貢献できます。

（参照：令和３年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査 報告書）
（参照：令和２年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査 報告書）

膨大なデータを元にした精度の高いターゲティング

LINE 広告では、アプリ内に登録されている情報などを用いた詳細なターゲティングが可能です。

年齢や性別から行うデモグラ配信や、購買データを用いた類似配信・リターゲティングも可能です。膨大なユーザーデータを用いたターゲティングは LINE 広告の強みと言えます。

幅広い広告掲載面

LINE 広告は、 LINE が提供する様々なサービスの中に掲載できます。執筆時点（2023年7月）で掲載可能な面は15種類にも及びます。

スマートチャンネル（トークリスト）

トークリストの最上部枠に掲載されます。アプリ内でも最もアクティブ性が高い掲載面なため、インパクトのあるプロモーションに適しています。

LINE ニュース

高いアクティブユーザー数はもちろんのこと、LINE アプリ内のニュースページから流入する記事一覧ページに加えて、アカウントメディアの記事一覧ページにも掲載できます。

LINE ニュースのユーザーは、購入意欲が高くインフルエンサー要素も持ち合わせているため、新商品発売情報や即時性のあるコンテンツとの相性が良いです。

タイムライン

各タイムラインの間に掲載されます。タイムライン利用ユーザーへ、ユーザーの外部誘導、ダイレクトレスポンス、アプリダウンロードの促進などの目的で広告掲載を行えます。

タイムラインユーザーの男女比率は女性の方が多く、年齢層は10代から60代まで幅広くリーチができます。タイムラインを利用する全ユーザーにリーチ可能です。

LINE マンガ

LINE マンガは日本国内のダウンロード数が最も多いスマートフォン向けの電子コミックサービスです。マンガリストの間に広告が掲載されます。

15～19歳の利用が27％、20～30代の利用が60％と、若年層を中心に幅広い世代に配信することができます。

ユーザーの属性は男女比率の差異はなく、全体に占める年代の内訳は15-19歳の利用が27％、20-30代の利用が60％（20代：35％、30代：25％）となっており、若年層のみならず幅広い層に広告を届けることができます。

LINE ブログ

アーティスト・タレントなどの著名人も多く利用しており、幅広い人たちが情報発信の場として利用されています。投稿されたブログのタイムライン上に広告が掲載されます。

ユーザーの属性は男女比率約3:7で女性の方が多く、全体に占める年代の内訳を見ると20-40代が中心層で79％（20代：25％、30代：24％、40代：28％）となっており、幅広い層で利用されています。

LINEショッピング

ファッション、インテリア、家電、コスメ・食品など、約250社・1憶点を超える商品を LINE アプリ上から検索・比較・購入することができます。トップページや商品の検索ページの下部などに広告が掲載されます。

ユーザーの属性は男女比率3：7で女性の方が多く、全体に占める年代の内訳を見ると、20代後半、30代、40代前半（25-34歳：39％、35-44歳：39％）と年齢層が高めのユーザーに利用されています。

LINE ポイント

LINEポイントは、友だち追加や動画視聴、ミッションなどの条件をクリアすることで、ポイントがもらえるサービスです。ポイント獲得条件の一覧などに広告が掲載されます。

ユーザーの属性は男女比率約3：7で女性の方が多く、全体に占める年代の内訳を見ると40代-50代の利用が53％以上（40代：28.0％、50代：25.2％）と年齢層が高めのユーザーに利用されています。

LINE 広告ネットワーク

LINE の提携アプリに広告を掲載することができます。アプリの在庫数は国内最大級で、豊富な配信先メディアの中から、目的に合わせた適切な配信先のユーザーへ広告配信することができます。

LINE 関連サービス以外の外部アプリへ配信を広げることで、接触機会の拡大が可能になります。

LINE Monary

LINE Monary は、おトクな情報や節約・保険・投資など、お金にまつわる幅広いテーマの知識を深めるコンテンツを提供するサービスです。

ユーザー層は女性が60%で、全体の6割を占める20~40代をボリュームゾーンとしながら幅広い年齢層のユーザーに利用されています。

普段からお得情報に敏感な30～40代女性に加えて、金融に興味がある20代をメインターゲットにした広告リーチを実現します。

LINE レシート

LINE レシートは、レシートを登録することにより家計の支出管理やお店の価格比較ができる日々のお買い物をサポートするサービスです。

ユーザー層は主婦である30-50代女性をボリュームゾーンとしながら幅広い年齢層のユーザーに利用されています。主婦を中心に節約やポイ活に興味関心が高い層をメインターゲットにした広告リーチを実現します。

LINE オープンチャット

LINE オープンチャットは、年代や趣味など共通点がある人同士でトークや情報交換ができるチャットサービスです。2019年の正式リリース以降、多くのユーザーに利用されています。

（引用元： LINE for Business　LINE 広告 ）

3種の課金方式をご紹介

LINE 広告の主な課金方式は以下の3つです。

クリック課金

ユーザーが広告をクリックした時に料金が発生する課金方式です。広告が表示されたとしても、クリックされなければ料金は発生しません。

インプレッション課金

広告が画面上に完全に表示された時に料金が発生する課金方式です。広告枠が100％表示された時に料金が発生し、99％以下の表示であれば料金は発生しません。

友だち追加課金

ユーザーが広告を通して、LINE 公式アカウントの友だち登録をした際に料金が発生する課金方式です。LINE 友だち追加広告については下記記事で詳しくご紹介していますので、ぜひご覧ください。

LINE 広告 運用のポイントまとめ

LINE 広告を実際に運用する際の基本的なポイント2つをご紹介します。

■ 自動入札の活用
LINE 広告の入札方式には、自動入札と手動入札の2種類があります。自動入札は機械学習を使用した入札方式で、設定した目標に向けて入札価格の自動調整が行われます。

入札にかかる工数を削減できる上、手動入札よりも成果がよくなるケースもあります。 LINE 広告に限らず最近の Web 広告のトレンドでもありますが、頻繫な入札変更は行わず、機械学習による自動最適化を上手く活用するのがポイントです。

ただし、自動入札を活用する際には注意点もあります。媒体の推奨に沿った適切な設定と定期的な成果のチェックが重要です。

■ クリエイティブの運用
LINE 広告ではクリエイティブ（広告に使用する動画や画像）が成果に大きく影響します。 A/B テストなど検証を繰り返し行い、成果の良いクリエイティブの傾向を分析することが重要です。

LINE 広告「良いクリエイティブ」の3条件
■ 指先を止めてもらう
■ パッと見て印象に残る
■ ユーザー起点のメッセージ

（引用： LINE for Business　LINE広告の効果を高めるクリエイティブの制作＆運用のコツ）
 

おわりに

LINE 広告の最大の強みは、LINE が誇る圧倒的な数のユーザーに広告を配信できることです。掲載面が豊富であるという利点を最大限に生かした広告配信が大切になります。

グラッドキューブでは、運用代行やクリエイティブの作成、サイト分析まで幅広くサポートが可能なプランをご用意しております。

LINE 広告をご検討されている方はぜひお気軽にご相談ください。専門スタッフが貴社の目標に合わせた最適な広告プランをご提案します。