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【初心者向け】リスティング広告とは?配信の仕組みから運用にかかる費用まで詳しく解説!

リスティング広告とは

※本記事は2023年7月21日に更新しています。

リスティング広告は、 Google や Yahoo! などでキーワードを検索すると表示される広告です。

従来の雑誌やチラシなどのオフライン広告と異なり、リアルタイムで数値を見ながら運用を行い、成果を伸ばすことができるのが特徴です。

しかし、具体的な配信の仕組みや最低出稿金額など、リスティング広告を始めたいと思っても分からないことが多いと思います。リスティング広告では、費用や日々の運用など押さえておくべき要素があり、概要をつかんだ上での実施の検討が望ましいです。

そこで本エントリでは、リスティング広告の概要から自然検索との違い、運用について詳しくご紹介します。

目次

▼リスティング広告とは
――リスティング広告が表示される仕組み
――リスティング広告のフォーマット

▼リスティング広告のメリット
――様々な目的に使用できる
――少ない予算でも配信を開始できる
――狙ったターゲットに配信できる

▼リスティング広告のデメリット
――一定の知識が必要になる
――分析・改善を継続する必要がある

▼リスティング広告にかかる費用
――費用が発生するタイミングとは?
――費用はどうやって決まる?
――リスティング広告の費用相場
――リスティング広告予算の決め方

▼リスティング広告と自然検索の違い

▼リスティング広告で成果が出やすいケース
――顕在層を狙いたい場合
――短期的に成果を得たい場合

▼リスティング広告で成果が出にくいケース
――競合他社が多い場合
――サービスの認知拡大を目的とする場合

▼リスティング広告でよく使われる用語

▼リスティング広告の出稿方法

▼リスティング広告で成果を出すためのポイント
――競合他社・業界の動きを知る
――分析を細かく行う

▼おわりに

▼リスティング広告の運用代行をお探しの方へ

 

リスティング広告とは

ユーザーが検索エンジンで検索を行った際に、検索結果のページ上部または下部に表示されるテキスト型の広告をリスティング広告と言います。

リスティング広告の主な広告媒体は Google 検索、 Yahoo! 検索、 Bing ( Microsoft )の3つです。

リスティング広告イメージ

リスティング広告が表示される仕組み

リスティング広告では、広告を表示させる検索キーワードの設定を行います。検索キーワードとマッチタイプを設定した上で、実際にユーザーが検索した語句にマッチすれば、広告が表示されます。
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(出典: Google 広告 ヘルプ キーワードのマッチタイプについて

複数の競合が同じ検索キーワードで入札をしていた場合はオークションが行われ、自社の広告が何位に表示するのか掲載順位が決定されます。

キーワードのマッチタイプについて詳しくはこちらの記事をご覧ください。
【初心者必見】マッチタイプの効果的な使い方を徹底解説!

リスティング広告のフォーマット

リスティング広告では、表示させる広告テキストを設定することができます。設定が必要な部分は大きく2つです。

image (1)
(1)広告見出し:最大3つまで表示
(2)説明文:最大2つまで表示

広告は見出しと説明文に分かれており、見出しでは商品やサービスのブランド名や内容、説明文では商品やサービスの詳細を伝えることができます。

ユーザーの検索語句やリンク先となる URL に合わせて競合よりも魅力的な訴求を打ち出せるかがポイントです。

 

リスティング広告のメリット

リスティング広告の主なメリットは以下の3つです。

(1)様々な目的に使用できる
(2)少ない予算でも配信を開始できる
(3)狙ったターゲットに配信できる

様々な目的に使用できる

リスティング広告では、自社サイトへの集客から問い合わせ・商品の購入まで、ビジネス目標に応じて様々な広告を配信可能です。

少ない予算でも配信を開始できる

最低出稿金額がないため、無理のない予算から運用を開始できます。しかし、商材などによっては、低予算では配信が難しい場合もあり、注意が必要です。

狙ったターゲットに配信できる

広告を表示させるキーワードを自身で設定できるため、狙ったユーザーへ配信がしやすいことが、リスティング広告の大きな特徴です。顕在層の獲得はもちろん、ユーザーの検索語句を分析し、潜在層を発掘できます。
 

リスティング広告のデメリット

リスティング広告には、注意すべきデメリットもあります。

(1)一定の知識が必要になる
(2)分析・改善を継続する必要がある

一定の知識が必要になる

リスティング広告の運用には一定の運用知識やノウハウが必要です。また、各媒体社から発表されるアップデート情報など、最新の情報に基づいた適切な調整が求められるため、常に情報収集が必要になります。

分析・改善を継続する必要がある

競合調査やアカウントの分析を行った上で、検索キーワードや広告文の変更など、常に改善が求められます。分析・改善が可能な点は Web 広告最大のメリットでもありますが、その分細かな調整が必要になります。

このように費用対効果を考え、リスティング広告を上手く活用ができれば、事業拡大に有効的です。しかし、必要な知識がないままに配信を行ってしまうと、調整が上手くいかず成果や売上につながらないという結果になります。

 

リスティング広告にかかる費用

リスティング広告の費用は固定ではなく、オークションによって変動します。広告費を効率良く使用するためには、費用が発生するタイミングやオークションの仕組みを押さえておく必要があります。

費用が発生するタイミングとは?

リスティング広告では「クリック課金制」が導入されており、実際にユーザーが広告をクリックした場合にのみ費用が発生します。つまり、広告が検索結果に表示され、ユーザーが広告を目にしたとしても、広告がクリックされなければ費用は発生しません。

費用はどうやって決まる?

リスティング広告の費用はリアルタイムで行われるオークションによって決定され、競合の入札状況や広告の品質によって変動します。一般的なオークションと異なり、入札価格以外の要素も考慮される点が大きなポイントです。

まず、リスティング広告の掲載順位は広告ランクという値によって決まります。広告ランクは、入札価格や、キーワードと広告の関連性、ランディングページの品質など、様々な要素が考慮されます。この広告ランクの高さに応じて掲載順位が決定します。

その他にも、ユーザーの検索語句や所在地などの検索に至るまでの背景や、広告文の下に電話番号やリンクテキストなどを追加できる広告表示オプションの内容なども、広告ランクに影響を与えます。

リスティング広告_広告ランクを決定する要素

広告ランクが入札単価のみで決定されてしまうと、予算が豊富な企業の広告だけが掲載されることになります。そのため入札単価だけでなく、広告の品質がどれだけ高いかも判断基準となっています。

リスティング広告の費用相場

一般的な相場は月に20万円~50万円ほどになりますが、月に100万円以上といった金額で広告運用を行っているケースもあります。商材やサービス、媒体などによって大きく異なります。

弊社では50万円以下の金額で広告出稿をお考えのお客様に向けたプランもございますので、お気軽にお問い合わせください。

リスティング広告予算の決め方

リスティング広告の予算を決めるには、目標やゴールの設定が大切です。自社の成約率や商談率などから逆算し、何件リードが必要なのか、何件購入があれば費用対効果がよくなるのかといった点を踏まえて、目標獲得件数を定めます。

続いて、 Google のキーワードプランナーという無料ツールを使用し、入札したいキーワードの費用相場を調べます。クリック1回あたりにかかる費用相場、成約率、目標件数から逆算することで、目標達成に必要な予算を算出できます。

より詳しい予算の決め方についての説明はこちらの記事をご覧ください。
事業運用の超重要ポイント「 KPI 」設定の利点と設定方法

 

リスティング広告と自然検索の違い

自然検索では、費用をかけずに継続的にユーザーの流入を得ることが可能です。

image (2)

しかし、自然検索で流入を増やすためには、できるだけ検索結果の上位に表示させる必要があり、そのためには SEO ( Search Engine Optimization / 検索エンジン最適化)対策が必要になります。

SEO もリスティング広告運用と同様に専門的な知識やスキルが求められます。また、広告に比べ効果が出るまで時間がかかるため、長期的な対策が必要となります。

リスティング広告と並行して SEO 対策も行っていくケースが一般的です。

SEO について詳しくはこちらの YouTube 動画をご覧ください。
【SEO対策①】初心者にもわかるSEO対策入門講座!

 

リスティング広告で成果が出やすいケース

リスティング広告を取り入れることで、成果が出やすいケースをいくつかお伝えします。

顕在層を狙いたい場合

記事冒頭で記載したとおり、リスティング広告では広告を掲載するキーワードを設定して絞り込みが可能です。解決したい悩みや欲しい商品に関して能動的に情報を探している顕在層をターゲットとする場合に非常に適しています。

短期的に成果を得たい場合

顕在層にアプローチできるため、他の Web 広告に比べ広告から成果に至る割合が高く、短期で成果を得たい場合に適しています。ただし、認知されていない商材やサービスの場合は、検索される機会も少なく、成果が得られにくい場合もあります。

 

リスティング広告で成果が出にくいケース

リスティング広告を取り入れることで、成果が出にくいケースもいくつかお伝えします。

競合他社が多い場合

競合他社が多いと、キーワードごとの単価が高騰する傾向にあります。単価が高騰してしまうと、多く予算がかかってしまい、費用対効果も悪くなってしまいます。

業界・サービスの状況を踏まえて、出稿を判断しましょう。

サービスの認知拡大を目的とする場合

多くのユーザーに配信し認知度の向上を目的とする際は、成果が出にくい場合があります。認知度を高める場合は、 SNS 広告や YouTube 広告といった画像・動画付きの広告で幅広いユーザーに配信した方が効果的です。

また、リスティング広告は Web 広告の中でも比較的クリック1回あたりの費用(クリック単価)が高い媒体です。キーワードにもよりますが、クリック単価が100円前後になることが多いのに対し、ディスプレイ広告では数円で済む場合もあります。

広告を配信する目的に合わせた媒体選びが重要です。

 

リスティング広告でよく使われる用語

リスティング広告を運用する際に必要となる専門用語をまとめました。

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各指標の読み解き方についてはこちらの YouTube 動画をご覧ください。
【初心者向け】Web広告の基礎用語/レポートの見方も解説します。

 

リスティング広告の出稿方法

リスティング広告を実際に配信する際は、広告アカウントやキャンペーンなどの仕組みを理解して設定する必要があります。下記の記事で Google 広告ではどのような設定を行うべきかご紹介しておりますので、合わせてご覧ください。

 

リスティング広告で成果を出すためのポイント

リスティング広告で安定して成果を出していくために、重要になる2つのポイントをご紹介します。

競合他社・業界の動きを知る

リスティング広告では他社の出稿状況を知ることが重要になります。媒体上では「オークション分析」という機能で調査が可能です。自社の位置づけを把握できるため、俯瞰して自社のサービスを確認できます。

オークション分析について詳しくはこちらの記事をご覧ください。
【活用事例あり】リスティング広告のオークション分析

分析を細かく行う

Web 広告は分析・改善を行える点が最大のメリットです。数値の分析を行い、施策の検証を繰り返し行うと、成果獲得のパターンを発見できます。

分析の方法に関しては、弊社の記事で詳しくまとめてあるものがあるので、ぜひご活用ください。

 

おわりに

本エントリでは、リスティング広告の概要と仕組みについてご紹介しました。

リスティング広告は少額からでも始められますが、ゴールポイントや予算の設定など、開始前のプランニングが重要になります。目標としたい数値に応じて、キーワードや広告、計測ポイントが変わるため、十分な準備をしてから開始しましょう。
 

リスティング広告の運用代行をお探しの方へ

グラッドキューブは、リスティング広告の運用代行、バナー・動画・サイト制作、 LPO まで一気通貫の Web マーケティングを支援しています。

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このようなお悩みをお持ちの方はぜひお気軽にご相談ください。専門スタッフが貴社の目標に合わせた最適な広告プランをご提案します。

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この記事を書いた人

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グラッドキューブ ブログ編集部
株式会社グラッドキューブで Web 広告運用を行っているスタッフが、広告媒体の最新情報や運用ノウハウを発信。運営中の YouTube チャンネル「 GladCube TV 」はチャンネル登録者数1.4万人を突破。

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(参考:Google 広告ヘルプ
(参考:公式ラーニングポータル – Yahoo!広告

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