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Microsoft 広告とは?始めるメリットや配信方法を解説

Microsoft広告

みなさま、こんにちは。
グラッドキューブ マーケティングソリューション事業部の野崎です。

2022年5月以降、日本でも利用可能となり注目を集めている Microsoft 広告。

「 Microsoft 広告ってそもそも何?」
「 Microsoft 広告で成果を獲得できるの?」
「 Google や Yahoo! の検索広告以外でもっと成果を伸ばしたい」

そんな方に向けて、本エントリでは Microsoft 広告の特徴や実施のメリット、広告メニューなどをご紹介します。


目次

▼ Microsoft 広告とは

▼ Microsoft 広告の特徴
――(1)国内第3位の検索エンジンシェア
――(2)10代~60代まで幅広い年代にリーチ可能

▼ Microsoft 広告を始めるメリット
――(1)シェアを伸ばしている検索エンジン「 Microsoft Bing 」に配信できる
――(2) Yahoo! 広告より低クリック単価で検索上位表示が狙える
――(3) Google 広告からインポートできて簡単に始められる

▼ 広告メニュー
――(1)Microsoft 検索広告
――― 検索連動型テキスト広告
――― ショッピング広告
――(2) Microsoft オーディエンス ネットワーク( MSAN )

▼ ターゲティング一覧

▼ 入稿手順( Google 広告からインポート)

▼ おわりに

 

Microsoft 広告とは

Microsoft 広告とは、Microsoft 社が提供する広告サービスです。日本では、2022年5月よりサービス提供が開始されました。

Microsoft 広告を利用すると、Microsoft 社が提供するブラウザやサービスを利用するユーザーへリーチできます。

 

Microsoft 広告の特徴

(1)国内第3位の検索エンジンシェア

Microsoft 社が提供するブラウザ「 Microsoft Edge 」は、国内で月間3,300万人が利用しています。また、 Microsoft edge で初期設定されている検索エンジン「 Microsoft Bing 」は、国内で月間7億の検索数を誇ります。

2022年からは、 Windows のアップグレードにより Microsoft Edge がデフォルトブラウザになったことで、 Microsoft Bing を利用するユーザーが増加傾向にあります。

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(出典: Microsoft 広告 媒体資料)

(2)10代~60代まで幅広い年代にリーチ可能

Microsoft のユーザーは、男性57%、女性43%と男性がやや多くなっています。年齢層は10代〜60代まで幅広く、平均年齢は44歳です。

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(出典: Microsoft 広告 媒体資料)

国内トップの検索エンジンシェアを占める Google と比較すると、以下のような特徴があります。

・ 男性比率が高い
・ 年収レンジが高い
・ 意思決定者の割合が高い
・ 16~24歳・45歳以上の割合が高い
・ 正社員・個人事業主の割合が高い
・ PC ユーザーの割合が高い


 

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(出典: Microsoft 広告 媒体資料)
 

Microsoft 広告を始めるメリット

「 Microsoft 広告って本当に成果を期待できるの?」
「 Microsoft 広告を実施するか迷っている…」

ここからは、Microsoft 広告を始めるメリットをご紹介します。以下の3つが挙げられます。

(1)シェアを伸ばしている検索エンジン「 Microsoft Bing 」に配信できる
(2) Yahoo! 広告より低クリック単価で検索上位表示が狙える
(3) Google 広告からインポートできて簡単に始められる

(1)シェアを伸ばしている検索エンジン「 Microsoft Bing 」に配信できる

国内で月間3,300万人が利用する Microsoft Edge は、ブラウザシェアが国内約14%(2022年)と、Google ・ Safari に次いで高い割合です。そして検索エンジン Microsoft Bing に関しては、 PC デスクトップでのシェアが約16%(2022年)で、 Yahoo! を抑えて2位となっています。

■ 国内ブラウザシェア(2022年)

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(参照: StatCounte

■ 国内検索エンジンシェア(2022年)

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(参照: StatCounte

2021年と比較すると、1年で大きくシェアを伸ばしていることが分かります。

■ Microsoft Edge
2021年9月:8.85%
2022年9月:14.82%
■ Microsoft Bing (デスクトップ)
2021年9月:9.59%
2022年9月:15.62%

 
(参照: StatCounte

ここまでシェアを伸ばしている背景には、 Windows のアップグレードにより Internet Explore のサポートが終了し、 Microsoft Edge がデフォルトブラウザになったことが挙げられます。

日本の企業ではビジネス用の PC として Windows が支給されることが多い傾向にあり、 デスクトップでは Microsoft Bing のシェアが増加していることから、特に BtoB 向け商材で効果が期待できます。

■ 国内 OS シェア(2022年)

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(参照: StatCounte

(2) Yahoo! 広告より低クリック単価で検索上位表示が狙える

これまで日本で Microsoft Bing に広告を出稿するには、 Yahoo! JAPAN を経由する必要がありました。2022年5月に日本でも Microsoft 広告の提供が開始されてからは、 Microsoft ・ Yahoo! 両方から広告を表示できるようになりました。

今後は徐々に Microsoft から表示される割合が高くなり、将来的には Microsoft 経由の広告のみ、 Microsoft Bing に出稿できる予定です。

現状、 Microsoft の方が Yahoo! よりも入札競争が激化しておらず、低クリック単価で配信することが可能です。また、広告最適化やターゲティングのシグナルが Yahoo! よりも多いため、ユーザーにも広告が最適化されやすくなっています。

Microsoft のアルゴリズムにより、パフォーマンスや関連性が高い広告が上位表示されるため、結果的に Microsoft 経由の広告の方が検索上位に配信される確率が高くなります。

Yahoo! のみに出稿している競合よりも、低クリック単価かつ検索上位に配信できるため、早期の開始が狙い目です。

(3) Google 広告からインポートできて簡単に始められる

Microsoft 広告にはインポート機能があり、 Google の検索広告やショッピング広告で設定している内容をそのままインポートできます。

キーワード2,000万件まで大量のインポートができるうえ、自動インポート機能をスケジュール設定すると、 Google 広告での変更内容を自動で反映できます。

すでに Google 広告を利用している場合は、1から入稿する必要がなく、簡単に始められます。ただし、 Google と Microsoft では検索アルゴリズムやユーザー属性が異なるため、 Microsoft 広告用に入札単価や予算、キーワードを編集することをおすすめします。
 

広告メニュー

Microsoft 広告には2つの主力広告メニューがあります。

(1) Microsoft 検索広告
(2) Microsoft オーディエンス広告

(1) Microsoft 検索広告

Microsoft 検索広告では、「テキスト広告」と「ショッピング広告」を配信できます。

検索連動型テキスト広告

テキスト広告には、レスポンシブ検索広告と動的検索広告の2種があります。

レスポンシブ検索広告では、最大15個までの見出しと4個までの説明文を設定でき、ユーザーに最適な組み合わせで表示されます。動的検索広告は、サイトや LP に関連する検索語句を自動でターゲットし、関連性の高い広告を動的に作成します。

(参照: Microsoft 広告 レスポンシブ検索広告
(参照: Microsoft 広告 動的検索広告

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(出典: Microsoft 広告 広告の表示場所

また、テキスト広告では、 Google 広告や Yahoo! 広告で馴染みのある広告表示オプションに加え、 Microsoft 独自の広告表示オプションも設定できます。

■ Google 広告、 Yahoo! 広告と同様の広告表示オプション

・サイトリンク表示オプション
・コールアウト表示オプション
・構造化スニペット表示オプション
・価格表示オプション
・画像表示オプション
・住所表示オプション
・レビュー表示オプション

 
■ Microsoft 広告のみの広告表示オプション

・画像表示オプション(マルチ画像レイアウト)
・行動喚起表示オプション
・フィルターリンク表示オプション
・動画表示オプション

 
(参照: Microsoft 広告 広告表示オプションについて

■ 画像表示オプション(マルチ画像レイアウト)
PC ではカルーセル形式で3枚の画像が表示されます。モバイルでは1枚のみ表示されますが、スワイプが可能です。

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(出典: Microsoft 広告 画像表示オプションを使用して広告に画像を追加する

■ 行動喚起表示オプション
説明文の横に表示されるクリック可能なボタンで、ユーザーのアクションを促せます。

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(出典: Microsoft 広告 画像表示オプションを使用して広告に画像を追加する

■ フィルターリンク表示オプション
専用のページがある複数の製品やサービスを、価格などのカテゴリごとに一覧表示できます。ユーザーはその商品に素早く遷移できます。

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(出典: Microsoft 広告 フィルター リンク拡張機能: クリック可能な製品または機能のカテゴリを追加する

■ 動画表示オプション
PC ではユーザーがサムネイルをクリックするとフルスクリーンで再生され、動画視聴後に CTA ボタンまたは広告のテキストをクリックできます。モバイルでは、ディスプレイ上にテキストのあるフレームで再生されます。

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(出典: Microsoft 広告 動画表示オプション: ブランドの独自性を表現します

ショッピング広告

ショッピング広告は、検索結果の各ナビゲーション(画像・動画・ショッピング)で表示されます。

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(出典: Microsoft 広告 Microsoft Advertisingで作成可能な広告タイプ

ショッピング広告は、広告露出スペースが広いGoogle と Microsoft のみが展開しているなどのメリットがあります。商品の画像や値段、販売店名などを表示してユーザーの購買を促進できるため、自社 EC を持つメーカーや総合通販の広告主におすすめです。

(2) Microsoft オーディエンス広告

Microsoft オーディエンス広告は、画像を使用したレスポンシブ型のディスプレイ広告です。掲載面に合わせて、さまざまなサイズや形状に自動的に調整されます。

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(出典: Microsoft 広告 オーディエンス マーケティングと Microsoft Audience Networkについて

Microsoft オーディエンス広告は、 Microsoft Audience Network (以下: MSAN )に表示されます。 MSAN とは、ブランドセイフティを重視した、 Microsoft メディア及び信頼性の高いパートナーメディアに限定した広告掲載面を指します。 MSN 、 Outlook.com 、 Microsoft Edge 、その他数多くのサイトが含まれます。

■ Microsoft オーディエンス ネットワーク( MSAN )

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(出典: Microsoft 広告 オーディエンス マーケティングと Microsoft Audience Networkについて
 

ターゲティング一覧

Microsoft 広告では、高度な AI と1st Party Data を活用した、独自のターゲティングを利用できます。検索・オーディエンスの両キャンペーンで利用可能です。

■ 利用可能なターゲティング機能

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(参照: Microsoft 広告 オーディエンス
 

入稿手順( Google 広告からインポート)

インポート機能を使用して Google 広告の設定をインポートする方法は以下の通りです。

(1)画面上部のメニュー「インポート」から「 Google 広告からインポート」を選択

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(2) Google 広告で使用している Google アカウントでサインイン

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(3)インポートする Google 広告のアカウントを選択

Googleのアカウントを選択

(4)インポートの名前、スケジュール、レポートの送信先を設定し、「インポートを開始」をクリック(入札単価や入札戦略、予算を個別に指定する場合は、「詳細なインポート」から設定可能)

インポートの名前、スケジュール、レポートの送信先を設定し、「インポートを開始」をクリック

(5)管理画面でインポート内容を確認して完了です
 

おわりに

本エントリでは、 Microsoft 広告の特徴や実施のメリット、広告メニューなどについてご紹介しました。

日本でのシェア増加に伴い、効果が期待されている Microsoft 広告。すでに Google 広告や Yahoo! 広告を配信していて、さらに成果を拡大したい方は、実施を検討してみてはいかがでしょうか?

当社では、 Microsoft 広告をはじめ、各種 Web 広告の運用代行を行っています。運用経験豊富なスタッフが対応いたします。 Microsoft 広告の運用代行をご検討中の方や検索広告の成果にお困りの方はお気軽にご相談ください。


解説動画

Microsoft 広告については YouTube でも詳しく解説しています。ぜひご覧ください。

【 Microsoft 広告を活用してみよう①】特徴・メニューをご紹介!

 
【 Microsoft 広告を活用してみよう②】今始めるべき理由!

 
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