【 Yahoo! 検索広告】 A/B テスト機能の提供について
はじめに
Yahoo! 検索広告において、広告のパフォーマンスを比較する A/B テストの提供開始が決まりました。本エントリでは、本アップデート内容について詳しく解説します。
目次
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A/B テストとは
A/B テストとは、広告のタイトル・説明文や入札戦略など、広告の要素に変化を付けて実際に配信することで広告のパフォーマンスを比較、検討するテスト手法です。
A/B テスト機能の実装によって、季節やオークションの要因といった外的要因に影響せず平等な配信が実現でき、正しく効果検証を行うことが可能です。
A/B テストのしくみ
A/B テスト機能は広告の「配信機会」を分割した平等な配信を行います。
例えばキャンペーン A とキャンペーン B に対して、50%ずつの均等な配信機会を与えることにより、それぞれのパフォーマンスを測定します。
※A/B テスト機能は、「配信機会」を分割し平等にするものです。広告が表示可能だった合計回数のうち、広告が実際に表示された回数が占める割合が同じ値となることを保証するものではありません。
利用可能なキャンペーン
A/Bテスト機能は標準キャンペーンでのみご利用が可能です。
以下に該当する場合、A/Bテスト機能をご利用いただけません。
★下記の機能を利用している
- 拡大テキスト広告
- キャンペーン間の予算共有機能
- 自動入札のスポット調整機能
- 自動入札の学習データ除外
- アドカスタマイザー
- キャンペーン単位のコンバージョン設定
- キャンペーン配下のエンティティで審査が完了していないものがある
設定方法
まず、 A/B テストを行いたいキャンペーンを1つ選択します。
すると、選択したキャンペーンを元に新たなキャンペーンが作成されます。
新たなキャンペーンを作成したら、以下の項目を設定します。
参照元:LINE ヤフー for Business(【検索広告】A/Bテスト機能の提供について)
A/B テストのキャンペーンの呼び方
A/B テスト実施時に選択するキャンペーンを「テスト元のキャンペーン」、選択したキャンペーンを元にして作成したキャンペーンを「テストキャンペーン」と呼びます。
注意事項
A/B テストの実施時には、以下の点に留意して行う必要があります。
- A/B テストは1アカウントあたり10件まで作成可能
- すでにあるキャンペーンを2件選択して「 A/B テスト」を行うことは不可
「 A/B テスト」を実施したい場合は、テストキャンペーンの内容を変更する - A/B テストの結果により、テスト元キャンペーン・テストキャンペーンのどちらかの配信の継続・停止を選択することが可能
- A/B テストのテスト期間終了後は、テスト元のキャンペーンが配信される。テストキャンペーンを継続配信したい場合、通常キャンペーンへの変換が必要
- A/B テスト実施後不要となったキャンペーンは、 A/B テストの削除後に任意のキャンペーンのみを残すことが可能
おわりに
本エントリでは A/B テスト機能について解説しました。本機能を活用することで、広告戦略における PDCA サイクルを正しく回すことができ、より適切な効果検証の実施が可能となります。
ぜひ本エントリを参考にご活用ください。
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