【Yahoo! 検索広告】コンバージョン最適化ポイントが選択可能に
はじめに
Yahoo! 検索広告で新たに入札戦略の最適化に使用するコンバージョンを選択する機能の提供に関するアップデートがありました。
本エントリでは、上記のアップデート内容について詳しく解説します。
目次
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概要
今回のアップデートでは、 Yahoo! 検索広告において、入札戦略の最適化に使用するコンバージョンをキャンペーン単位で選択できるようになりました。
また、複数のコンバージョンをまとめられる「コンバージョングループ」と、コンバージョン設定ごとに付与される項目「コンバージョンの発生元」の追加も同時に実施されました。
この機能を利用することで、キャンペーンの目的に合ったコンバージョンのみで自動入札の学習を最適化し、広告効果の向上が期待できます。
従来の仕様
設定されているコンバージョンは全て等しい1件のコンバージョンとして扱われていました。
そのため、コンバージョン目的の自動入札戦略タイプの場合、本来の目的であるコンバージョンのみでは最適化が 行えていない可能性がありました。
例えば、 以下の場合は「会員登録」「 SNS 登録」「購入」が同じコンバージョンとして扱われており、特定のコンバージョンに対して最適化をかけることはできない状態でした。
(参照:Yahoo! 検索広告ヘルプ:入札戦略の最適化に使用するコンバージョンを選択する機能の提供について)
今後
今回のアップデートにより、キャンペーンの目的に応じてコンバージョンを選択し、最適化の調整をかけられるようになります。
例に挙げたケースでは、「購入」を重視したい場合に「購入」のみ最適化をかけるといったことが可能になります。
コンバージョンの選択方法
最適化に使用するコンバージョンを選択する方法は以下の2つです。
(1)使用するコンバージョンの「コンバージョンの発生元」と「コンバージョン測定の目的」を指定
(2)「コンバージョングループ」を作成してキャンペーンに設定
使用するコンバージョンの「コンバージョンの発生元」と「コンバージョン測定の目的」を指定
「コンバージョンの発生元」はコンバージョン設定に新たに追加される項目で、コンバージョンが発生する場所を「ウェブサイト」「アプリ」「電話」のいずれかにシステムで分類します。
キャンペーン単位で使用するコンバージョンを「コンバージョンの発生元」と「コンバージョン測定の目的」で指定することで、条件に合致したコンバージョンのみが最適化に使用されます。
「コンバージョングループ」を作成してキャンペーンに設定
「コンバージョングループ」を事前に作成し、キャンペーン単位で使用するコンバージョンとして設定できます。
コンバージョングループには任意のコンバージョン設定をまとめられるため、コンバージョンの発生元や目的にかかわらず柔軟に設定できます。
「コンバージョン数」の計上方法の変更
キャンペーン単位で最適化に使用するコンバージョンを選択した場合、広告管理ツールのパフォーマンスデータおよびパフォーマンスレポートの「コンバージョン数」には、選択したコンバージョン設定の数値のみが計上されます。
注意事項
キャンペーン単位で使用するコンバージョンを選択すると、入札戦略の最適化に使用するコンバージョン数が少なくなり、学習が想定より進まないなどの事象が発生する可能性があります。
そのため、継続的に一定のコンバージョン数が見込めるキャンペーンでの利用をおすすめします。
おわりに
本エントリでは、 Yahoo! 検索広告の入札戦略の最適化に使用するコンバージョンを選択する機能について詳しく解説しました。
ぜひ本エントリを参考に、適切なアカウント設計を行いましょう。
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