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2026.5.15 | 更新日 : 2026.6.10

Chat GPT 広告が日本でも掲載予定!知っておくべき仕組みと今後の対策

本記事のポイント
■ OpenAI 社は、日本を含む5カ国で、無料プランなどの成人ユーザーを対象とした Chat GPT 広告の配信テストを予定

■ ユーザーのチャットの話題に関連した広告が表示される一方、AIの回答内容には影響を与えない仕組み

■ 広告主に提供されるのは集計データのみであり、個人情報やデリケートなテーマへの配信制限などプライバシー保護が徹底されている

近年、 AI 技術の発展により Web マーケティングの手法も大きく変化しています。その中で、多くのユーザーに利用されている AI チャットサービスの ChatGPT において、広告配信が開始されるというニュースが発表されました。

本エントリでは、日本での展開が予定されている Chat GPT 広告の概要や、広告配信の仕組み、マーケティング担当者が知っておくべきプライバシー保護の注意点について詳しくお話しいたします。

目次

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Chat GPT 広告の概要

ChatGPT を提供する OpenAI 社は、サービス内で広告を表示するテストを実施しています。ここでは、新たに発表された Chat GPT 広告の対象国やユーザー層などの概要について解説いたします。

日本を含む5カ国へ広告表示テストの拡大が発表

2026年2月に米国で開始された広告表示テストは、同年3月にカナダやオーストラリアなどに拡大されました。初期のテスト結果が良好であったため、数週間以内には日本、英国、メキシコ、ブラジル、韓国の5カ国へさらに拡大することが発表されています。

初期のテストでは消費者からの否定的な反応が少なく、関連性の高い広告が配信できていると評価されています。日本市場への導入によって、マーケティング担当者にとって新たな集客チャネルとなる可能性が高いです。

対象ユーザー

Chat GPT 広告の配信対象となるのは、無料プランの Free プランおよび低価格プランの Go プランを利用しているログイン済みの成人ユーザーに限定されています。

Plus や Pro 、 Business 、 Enterprise 、 Education といった上位の有料プランを利用しているユーザーには、広告は表示されません。無料や低価格プランを維持するためのインフラ投資の資金源として、広告収益が活用される方針です。

回答の独立性

広告が配信されるといっても、 ChatGPT の AI が生成する回答内容そのものに広告が影響を与えることはありません。回答の公平性と独立性は保たれたまま、広告枠として別の領域に表示される仕組みです。

また、配信される広告には「スポンサード」というラベルが明確に付与されます。通常のチャットの回答とは視覚的に分離されるため、ユーザーが広告と自然な回答を混同してしまうリスクは低く抑えられています。

(参照: OpenAI ChatGPT での広告のテスト

広告フォーマット

現状確認できる広告フォーマットは以下のとおりです。

・広告主名
・ファビコン(広告主のロゴ)
・タイトル(見出し)
・コピー(説明)
・ランディングページ
・画像アセット(クリエイティブ)

(出典:OpenAIヘルプ ChatGPT の広告:基本

Chat GPT 広告の仕組みと広告主が確認できるデータ

実際の広告配信がどのように行われ、出稿する企業側がどのようなデータを得られるのかについて解説いたします。

広告表示の仕組み

Chat GPT 広告は、ユーザーと AI との会話の話題や、過去のチャット履歴、そして過去に接触した広告の情報などとマッチングして表示されます。

広告の選定には、コンテキストヒント、ランディングページ、広告タイトル、広告文など、複数の要素が考慮されます。

例えば、ユーザーが料理のレシピについてチャットで質問している場合、その文脈に合わせてミールキットや食料品の宅配サービスの広告が表示されるといった形です。

ユーザーのリアルタイムの関心事に連動するため、非常に高い関連性を持った広告配信が期待できます。

広告主側に提供されるデータ

広告主が確認できるパフォーマンス指標は以下の指標です。

・インプレッション
・クリック数
・支出
・クリック率(CTR)
・平均 CPC
・平均 CPM
・コンバージョン(コンバージョン測定が設定されている場合)

広告を配信した企業側に提供されるデータは、広告の表示回数やクリック数といった集約された統計情報のみです。個人を特定できるような詳細なデータは提供されません。

コンバージョンを測定するには、別途Ads Manager Beta でコンバージョン設定する必要があります。

(参照: OpenAI ChatGPT での広告のテスト
(参照:OpenAIヘルプ クイックスタート:最初のキャンペーンを開始する

プライバシー保護と運用の注意点

AI サービスにおける広告配信では、ユーザーのプライバシー保護が非常に重視されています。企業が安全に広告を出稿するために知っておくべき注意点をお話しいたします。

ユーザーの個人情報やチャット内容には一切アクセスできない仕様

広告主は、ユーザーの具体的なチャット内容や、過去の履歴、メモリ内の情報、および個人情報には一切アクセスできません。

あくまでシステム側が自動で関連性を判断して広告を配信する仕組みです。ターゲットのインサイトを直接覗き見るようなことはできないため、コンプライアンスの観点でも企業は安心して広告を出稿できます。

18歳未満や「健康・政治」などのテーマには配信されない

Chat GPT 広告は、18歳未満と申告しているアカウントや、システムが18歳未満と予測したアカウントには表示されません。

さらに、健康やメンタルヘルス、政治といったテーマや、規制の対象となるデリケートな話題に関するチャット中には、広告が掲載されない方針がとられています。

これにより、ブランドセーフティが守られ、企業イメージを損なうリスクを回避できます。

広告の非表示やデータ削除の選択肢が提供される

ユーザー自身にも、広告の表示をコントロールする権限が与えられています。広告の非表示設定や、表示された理由の確認、広告データのワンタップ削除などの機能が提供されます。

また、無料プランのユーザーであっても、1日あたりのメッセージ数を減らす代わりに広告をオプトアウトする選択肢が用意されています。

(参照: OpenAI ChatGPT での広告のテスト

今後の展開と備え

最後に、今後の展開とマーケティング担当者が今のうちから備えておくべきポイントについて解説いたします。

広告フォーマットや購入モデルの段階的な拡張予定

現在のテスト段階からさらに進化し、 OpenAI 社は今後、広告のフォーマットや目的、購入モデルを段階的に拡張していく方針を示しています。

最初はシンプルなテキストやバナー形式かもしれませんが、将来的にはよりリッチな広告フォーマットや、動画広告などが追加される可能性もあります。

マーケティング担当者が準備すべきこと

日本での広告表示が開始されるため、マーケティング担当者は新しいチャネルとしての活用を検討し始める時期に差し掛かっております。

まずは自社のターゲット層が無料や低価格プランのユーザー層と合致するかを分析し、どのような文脈(チャットの話題)で広告を表示させるのが効果的かをシミュレーションしておくことをおすすめします。

まとめ

本エントリでは、日本への展開が発表された Chat GPT 広告の仕組みやプライバシー保護の観点についてお話しいたしました。

ユーザーの会話内容に連動した関連性の高い広告配信が可能になる一方で、個人情報やデリケートなテーマへの配慮が徹底されたプラットフォーム設計となっています。マーケティング担当者にとって、新しい集客の柱となる可能性を秘めています。

今後の広告フォーマットの拡張や詳細な設定方法の公開に注視しつつ、自社の商材に合わせたアプローチ方法をぜひ検討してみてください。

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この記事を書いた人

グラッドキューブ ブログ編集部

株式会社グラッドキューブでWeb広告運用を行っているスタッフが、広告媒体の最新情報や運用ノウハウを発信。運営中のYouTubeチャンネル「GladCube TV」はチャンネル登録数1.4万人を突破。

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