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Yahoo! ディスプレイアドネットワーク に入札価格調整機能が追加

みなさま、こんにちは。
グラッドキューブ プロモーション事業部の植田です。

2017年10月18日(予定)より、 Yahoo! ディスプレイアドネットワーク (以下: YDN )に、広告グループの各種ターゲティング単位で入札価格調整率を設定する機能が追加されます。
この機能の追加により、広告グループを複数に分ける必要がなくなり、成果の向上や工数の削減が見込まれます。
詳しくは以下でご紹介いたします。

新機能、 YDN の入札価格調整機能について

ターゲティング単位で入札価格調整率を設定し、成果が出ている部分に配信を寄せることで、より成果をあげていくという機能です。
例えば、Yahoo! スポンサードサーチ で地域や曜日時間帯、デバイスで入札価格調整率を設定することができます。
デバイスを例に取りますと、スマートフォンでの成果がいいので、PCやタブレットの配信比率を弱め、スマートフォンに配信を寄せていくという設定が可能となります。
インターネット広告運用の基本としまして、より効果が良い方に寄せていくという考え方がありますので、入札価格調整率でメリハリを付けて配信することは非常に大切です。

現在の YDN には入札価格調整機能がなく、各ターゲティングごとに配信の調整をしたい場合は、広告グループを分けて入札価格で調整する必要がありました。
ところが、2017年10月18日(予定)より、 YDN でも入札価格調整機能が利用できるようになり、1つの広告グループで入札価格の調整ができるようになります。

入札価格

入札価格調整機能を利用することができるターゲティングは以下のとおりです。
■性別
■年齢
■地域
■曜日・時間帯
■デバイス
■キャリア
■インタレストカテゴリー
■サイトカテゴリー

なお、配信比率は「-90%~+100%」で設定することが可能です。

前述したように、1つの広告グループで各ターゲティングの入札価格調整を行うことができるようになるため、管理が楽になるのではないでしょうか。
また、広告グループを分けていた時に比べてインプレッションが集まるため、分析するために必要なデータが貯まりやすくなります。
つまり、今後の運用方針を決めやすくなり、よりよい成果を挙げることができるようになることが見込まれます。

最終的な入札価格について

最終的な入札比率は、各ターゲティングで設定している入札比率を掛け合わせたものとなります。
例えば、以下のようにターゲティングしたいとします。

■男性  +80%
■40-49歳 +50%
■東京  +20%
■PC   -50%

すると、計算式は
(100%+80%)×(100%+50%)×(100%+20%)×(100%-50%)=162%
となり、最終的な入札単価比率は162%となります。
つまり、この広告グループの入札価格を100円と設定していた場合、最終的な入札価格は162円となります。

利用すべき理由

前述したとおり、成果が良い方に配信を寄せていくために入札価格調整率でメリハリを付けたほうが良い、というのが理由の1つとして挙げられます。

また、 YDN の推奨アカウント構成に近づけるためにも、入札価格調整機能は役立ちます。
推奨アカウント構造につきましては、こちらをご覧ください。
( Yahoo! JAPANマーケティングソリューション公式ブログ:担当者が語るYDNの「推奨アカウント構成」とは?
広告が YDN のシステムから適正な評価を受けるためには、十分なデータを集める必要があります。

入札価格調整機能を利用すると、ターゲティングごとに分けていた広告グループを集約することができるようになるため、データが集まりやすくなることが想定されます。
推奨アカウント構成にするだけで成果が向上することもございますので、是非利用していきたい機能となります。

おわりに

より広告効果を高めていくためには、必要以上にキャンペーンや広告グループを分けるのではなく、インプレッションを集めてその中で最適化をしていくことが重要です。
今回の入札価格調整機能は1つの広告グループで入札価格の調整できるようになるため、インプレッションが分散することがありません。
ただし、設定して終わりということではなく、その後成果を見ながらPDCAを回していくことが大切です。
その際にお困りごとがあれば、お気軽にご連絡ください。

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