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【Yahoo! ディスプレイ広告】動的ディスプレイ広告 「商品閲覧履歴のあるユーザーにのみ配信」の提供終了について

はじめに

2024年12月、 Yahoo! ディスプレイ広告で新たなアップデートの告知がありました。

2025年2月に動的ディスプレイ広告のオーディエンスリストターゲティングにおいて、「商品閲覧履歴のあるユーザーにのみ配信」の機能の提供を終了します。

本エントリでは、上記アップデートの概要について解説します。

目次

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動的ディスプレイ広告とは?

動的ディスプレイ広告( Dynamic Display Ads )は、ユーザーの過去の行動や閲覧履歴を元に、パーソナライズされた広告を表示する広告形式です。たとえば、ユーザーがある商品をウェブサイトで閲覧した後、他のサイトでもその商品や関連商品を含んだ広告が表示されることがあります。

これにより、ユーザーに対して関連性の高い広告を届けることができ、コンバージョン率を高める効果が期待されています。

今回のアップデートによる変更内容について

従来はオーディエンスリストの設定において「商品閲覧履歴のあるユーザーにのみ」指定して広告配信を行うことが可能でしたが、今後は「商品閲覧履歴のないユーザー」も含め、サイト訪問ユーザー全体が配信対象となり、オーディエンスリストでの定義付けを行う必要があります。

設定画面のイメージは以下の通りです。
項目として選択ができなくなるため、引き続き「商品閲覧履歴のあるユーザー」を指定して広告配信をしたい場合、新たにオーディエンスリストを用意する必要があります。

(参照:Yahoo! ディスプレイ広告 動的ディスプレイ広告 「商品閲覧履歴のあるユーザーにのみ配信」の提供終了について

配信の仕組み

商品の閲覧履歴があるユーザーは、実際に閲覧していた商品や関連商品をレコメンドする仕組みです。また、閲覧履歴がないユーザーには、ウェブサイト上での行動履歴やユーザー属性からレコメンド商品を選定します。商品閲覧履歴がないユーザーへのレコメンドの仕組みは、以下の順番にロジックが適用されます。


▼ロジックの優先順位
(1)行動履歴に基づいたレコメンド
 ┗類似商品を配信することで配信精度が向上し、成果が良くなる可能性が高い
(2)ユーザーの属性情報×商品リスト情報(フィード)の掛け合わせによるレコメンド
 ┗商品リスト内の情報をもとにレコメンドするため、リスト情報(商品名や商品説明)を充実させることが重要

※業種別配信ロジックについて
人材や不動産などの地域情報が重要となる一部の業種においては地域情報のシグナルを強化するなど、業種ごとに配信のロジックや仕組みは異なります。これらの業種でも、重要なのはフィード情報になるので、なるべく情報は充実させておくことをおススメします。

推奨運用方法

成果を出すための運用におけるポイントは、大きく「アカウント構造」「除外設定」の2点です。

アカウント構造

「商品閲覧ユーザー」「商品閲覧ユーザー以外」など、閲覧履歴の有無などの要素で効果に差分が生じると考えられるため、目的に応じてキャンペーン単位、もしくは広告グループ単位でセグメントを切り分けて運用することが重要です。

※注意事項
同一広告グループ内で商品閲覧履歴のあるユーザーとないユーザーに配信した場合、それぞれの実績を分けて確認することはできません。

除外設定

アカウント内でのターゲティング重複を防ぐため、除外設定を活用することも大切なポイントです。

例えば、「商品閲覧履歴のあるユーザー」を除外して「商品閲覧以外ユーザー」に広告配信をしたい場合は、オーディエンスリストから除外設定を行う必要があります。

(参照:Yahoo! ディスプレイ広告 動的ディスプレイ広告 「商品閲覧履歴のあるユーザーにのみ配信」の提供終了について

おわりに

本エントリでは、 Yahoo! ディスプレイ広告の動的ディスプレイ広告のアップデート詳細について解説しました。

商品点数が多い EC 関連や不動産、求人系のサービスではフィードを活用した動的ディスプレイ広告を行うケースも多いため、ぜひ本エントリを参考にご活用ください。

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この記事を書いた人

Glad Cube

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