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【特別対談・後半編】時価総額1,000億円を目指して。CEO金島 × CFO篠原が二人三脚で描く、グラッドキューブのエクイティストーリー

右:代表取締役CEO 金島弘樹
左:執行役員CFO 篠原直
こんにちは。コーポレート本部(広報・PR)の笠木です。
代表取締役CEOの金島と執行役員CFOの篠原の対談、後半編をお届けします。
これからのグラッドキューブが目指すのは、圧倒的な企業価値の向上です。
IPOを経て、株主の皆さま、そして従業員に報いるためにどのような成長戦略と資本戦略を描いているのか。AIやグローバル展開など無限の可能性を秘めた市場で、二人が見据えるワクワクするような展望を、対談形式でご紹介します。
■ CFOの役割は「会社のコネクター」
金島: IPOという一つの節目を経て、当社は次のフェーズに入っています。今後は成長の加速はもちろん、株主還元をどのように実現していくかが重要になると考えています。
業績については、2024年当時の状況から大幅に赤字を縮小することができました。
そこで、今年の自社テーマを「REVENGE(リベンジ)」と掲げ、さらなる利益創出とグローバル展開の加速について、新CFOの篠原と検討していきたいと考えています。
例えば、3年前に為替が1ドル=138円前後だった際、「円高のタイミングでドル建て資産を保有し、為替リスクのヘッジを図る」ことや、「米国の銀行に預けることで年5〜6%程度の利息収入を得る」といった提案を社内で行いました。しかし、当時のCFOがリスクを踏まえた慎重な意思決定を重ねたことで、代替案の検討に時間を要しました。その結果、実行に至らず、機会損失につながった点については強く反省しています。今振り返ると、私自身がより主体的に働きかけるべきであったと考えています。
その後、篠原さんと再会し、こうした話をした際に、目的や全体像を即座に理解していただけたことで、当社の今後の成長を財務面から伴走するパートナーとしてのイメージを具体的に持てたことを嬉しく感じました。
また、事前にリスクを踏まえた複数のプランを提示しても、代替案がないまま否定されてしまうケースもあります。
その点、篠原さんは複数の事業会社の経営に携わってきたことから、提案内容の背景を理解したうえで経営者目線で最善策を一緒に考えてくれるパートナーであると、対話を通じて、その姿勢が非常によく伝わってきました。
篠原: 一般的に、CFOの役割は、社長の想いや事業側の意図を整理し、投資家や資本市場に対して適切に伝えることだと考えています。同時に、投資家からの意見や期待を会社側にフィードバックする、いわば橋渡しの役割を担うことが重要です。株価が上昇し、投資家にリターンを提供する一方で、経営が独りよがりにならないようにバランスを取る。
そのための役割がCFOであると認識しています。
金島: 会社の中でそうした“コネクター”の存在は不可欠だと考えています。
株主の皆さまからの厳しいご意見にも真摯に向き合い、それを受け止めながら前進していく。
そうしたプロセスを共に経験しながら進んでいくことが、私たち二人の役割なのだと思います。

■ 目指すは時価総額1,000億円。EPSとPERを高める「成長戦略」
金島: 中長期経営計画については、より精緻に策定していく必要があると話していますよね。このあたりについて、CFOとしてはどのようにお考えですか?
篠原: 企業価値の向上という視点で考えると、重要なのは株価だと思います。
当社としては、まずは事業を成長させてしっかりと利益(EPS *1)を創出していくことが大前提ですが、株価に影響する指標としては、市場からの期待値である株価収益率(PER *2)が大きいと考えています。特にIT企業の場合、PERは20~30倍、場合によっては100倍程度になることもあります。
なぜそこまで高くなるのかというと、やはり会社の成長戦略に対する期待です。
現在は10億円の利益でも、数年後に20億、30億、さらに10年後に100億といった成長を描ける戦略があれば、市場からの期待も高まり株価に影響します。まずは、事業がしっかり成長していけるストーリーを描き、それを着実に実行していくことが最も重要だと考えています。
以前観たニュースに、伊藤忠商事さんの事務職の女性が持株会に加入したことで、退職時の資産が8億円規模になったという話がありました。企業価値(株価)を高めることが、結果として従業員の幸せにもつながることもあるのだと、改めて実感しました。
金島:サイバーエージェントが2000年に上場して以降、日本に時価総額1兆を超える新興企業がまだ十分に生まれていません。一方でアメリカでは、AI企業をはじめとする成長企業が次々と登場しています。
我々もそのような企業になるべきだという強い使命感を持っています。世界のスポーツベッティングやホースレース市場、スポーツ予想市場の合計は約200兆円規模といわれており、仮に1%のシェアを獲得できれば、2兆円規模の売上になります。非常に夢があり、ワクワクする挑戦ですし、ぜひ実現して、時価総額1,000億円に向けて挑戦していきたいと考えています。
ビジョンやミッションを継続しながら、新たなカルチャーも生まれていくはずです。
コーポレート本部としても、新しいカルチャーの醸成と、数字に強いチームづくりを目指してほしいと思います。私自身はビジネスサイドを中心にしながらも、投資家との接点を増やす活動も行い、会社全体の強化に取り組んでいきます。
また、今後の企業価値向上に向けて重要となる人脈形成や株主との関係構築については、CEOとCFOがそれぞれの強みを活かして連携し、適時適切なファイナンスを実行していきましょう。

■ 限界を決めず、共に「青春」を駆け抜ける
篠原: こうした価値観が社内で共有されていけば、企業価値向上という同じ方向に向かって会社全体で進んでいけると考えています。
資本政策や戦略を役員にわかりやすく伝え、それが従業員にも広がることで、全員のモチベーションが高まれば、非常に強い組織になるのではないでしょうか。
金島: 以前、友人が「起業家以外のサラリーマンは役に立たない」と言ったことがありました。
そのとき私は、「当社の社員は本当に優秀で、一緒に取り組んでくれる仲間がいるからこそ実現できることがたくさんある。決して一人で成し遂げているわけではない」と伝えました。
エンジニアをはじめ、努力家で優秀なメンバーが多く、非常に大きな可能性を感じています。
少し熱い表現かもしれませんが、会社として“青春”のような状態であり続けたいと思っています。
故・野村克也氏の言葉に「妥協・満足・限定」がありますが、当社ではそこに「惰性」を加え、行動原則としています。
自分の可能性に制限をかけてしまうと、成長は止まってしまいます。
妥協せず、現状に満足せず、常に前進し続けたいと考えています。
今後は常勤取締役の皆さんとともに、篠原さんとも二人三脚で取り組んでいきたいと思っています。
篠原: はい、愉しみながら進めていきましょう。

■ 最後に
全2回にわたり、代表の金島と執行役員CFOの篠原の特別対談をお届けしました。
監査法人時代からの長年の信頼関係をベースに、互いを深く理解し合っているからこそ描ける、リアルで力強いエクイティストーリー (*3) 。時価総額1,000億円という途方もない、しかし本気で目指す未来に向けて「二人三脚」で駆け抜けるお二人の熱量を感じていただけたのではないでしょうか。 限界を決めず、常に挑戦を続けるグラッドキューブの新たな「青春」の第2章に、ぜひ今後もご期待ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
*1:EPS(Earnings Per Share):「1株当たり純利益」のことで、企業が純利益を発行済株式数で割って算出する、収益力を示す重要な投資指標のこと。
*2:PER(Price Earnings Ratio):株価収益率。株価が1株当たり純利益(EPS)の何倍かを示す、企業の割安性を測る投資指標。計算式は「株価÷1株当たり利益」。
*3:エクイティストーリー(Equity Story):スタートアップや上場企業が投資家に対し、将来の成長性や企業価値向上の道筋を物語形式で説明するストーリーのこと。
(ご留意事項)
本記事は、情報提供のみを目的として作成しており有価証券の販売の勧誘や購入を勧めるものではございません。

