【記事の要約(ここだけでもポイントは掴めます)】
YouTube をテレビで見る人が急増しています。「YouTube はスマホで見るもの」という前提は、もはや崩れています。
- YouTube がテレビ画面で視聴される時間は、1日10億時間以上に達しています。YouTube の全フォーマットの中で最も速く成長しているのが、テレビ経由の視聴です
- 今回の大規模アップデートで、クリエイターの動画シリーズを「番組(Show)」として登録できるようになりました。視聴者はテレビドラマのように「次のエピソード」へ自然に進める形で視聴できます
- YouTube CTV(コネクテッドTV:インターネットにつながったテレビ)は、細かいターゲティングと効果測定ができながらテレビ画面に広告を届けられます。テレビ CM の代替候補として本格評価の段階に入りました
シリーズ型の動画コンテンツを持っているなら、ショー機能への対応を今すぐ検討してください。
YouTube がテレビで見られる時間はどのくらいになっているのか
CTV 視聴「1日10億時間」が示すものは何か
CTV(コネクテッドTV)とは、Netflix や YouTube などのインターネット動画をテレビ画面で視聴することを指します。スマートテレビや Fire TV Stick などのデバイスを使った視聴がこれにあたります。
YouTube の CTV 視聴は1日10億時間以上(全世界での利用時間)。ポッドキャストだけでも、2025年10月の時点で月7億時間以上がテレビ経由で視聴されています。
また、日本国内でも、テレビ画面上での1日平均視聴時間でYouTubeが50.4分と全媒体中1位となり、日本テレビ(47.3分)を上回っています(REVISIO「コネクテッドTV白書2026」、2026年3月)。

何が変わったのか: 広告主にとって YouTube は今や「スマホ向けの動画媒体」ではなく、「テレビ CM と同じ環境で届けられる媒体」になっています。「YouTube はデジタル広告」「テレビはテレビ局の番組」という区分けは実態と合わなくなりつつあります。
今回の Youtube アップデートで何が変わるのか
Youtube アップデート「ショー(Show)機能」とは何か
今回のアップデートで最も重要な変更は「ショー(Show)機能」です。
ショー(Show)機能とは: YouTube パートナープログラム(一定条件を満たしたクリエイターが参加できるプログラム)に参加しているチャンネルが、複数の動画をテレビドラマのようなエピソード形式でまとめて提供できる機能です。

- 専用のショー(番組)ページが作られる
- シーズン管理・エピソード順の再生ができる
- 視聴者は「次のエピソード」へ自然に進める
誰に影響があるか: 商品レビュー・業界解説・ハウツー系など、シリーズ型の動画を作っているクリエイターやブランドが最も影響を受けます。これまでプレイリストとしてまとめていたシリーズ動画を「ショー(番組)」として再登録することで、テレビ視聴者が連続視聴しやすくなります。
Youtube ショー(Show)機能 以外の主な変更点
| 変更内容 | 概要 |
|---|---|
| ショート動画の新アクセスポイント | テレビ画面から短尺動画にアクセスしやすくなった |
| ナビゲーションボタンの大型化 | 「前へ」「次へ」ボタンが大きくなり、連続視聴がしやすくなった |
| ミュージシャンページの新着シェルフ | 最新音楽コンテンツへのアクセスが改善された |
| アカウントロック機能 | 4桁コードで自分の視聴履歴を守れるようになった(家族共有のテレビで便利) |
| QR コードサインイン | スマホで QR を読み取ってテレビにサインインできるようになった |
YouTube CTV は広告・コンテンツ戦略にどう影響するのか
Youtube の視聴時間が地上波テレビを超え始めている今、Youtube CTV 広告のニーズが高まっています。
テレビCMと比較した場合、どのような違いがあるのでしょうか。
テレビ CM と YouTube CTV の比較
| テレビ CM | YouTube CTV | |
|---|---|---|
| リーチ | 広い | 絞れる |
| コスト | 高い | 抑えやすい |
| ターゲティング | 難しい | 細かく設定できる |
| 効果測定 | 難しい | 数値で把握できる |
| 視聴環境 | テレビ画面 | テレビ画面 |
テレビ CM は「圧倒的なリーチはあるが、予算がかかる」という課題があります。YouTube CTV は同じテレビ画面に届けながら、ターゲットを絞って費用を抑えられます。
一言でいえば「高精度なターゲティングができるテレビCM」です。
特に中堅・中小企業にとってのCTV広告: テレビ CM の予算が確保しにくい場合でも、YouTube CTV 広告は実用的な選択肢になります。
テレビ向けにコンテンツ設計を見直す必要がある理由
テレビ画面での視聴が増えると、スマホ向けに作ったコンテンツでは見づらくなるケースが出てきます。
基本テレビ用とスマホ用、それぞれコンテンツは最適化する必要があります。
以下、最低限おさえておく必要があるポイントです。

- サムネイル: 小さい文字はテレビ画面から離れると読めない
- テロップ: 文字サイズが小さいと視認性が落ちる
- 構成: テレビ視聴は「選んで長く見る」傾向があるため、途中離脱させない構成が重要
今すぐ取るべき3つのアクション

① シリーズ動画を「ショー」として登録する準備をする
自社チャンネルに複数の動画シリーズがある場合、ショー機能の要件(高品質・テーマの一貫性)を確認し、申請の準備をします。
早期に対応したチャンネルほど、視聴継続率と滞在時間の改善効果を先に得られます。
② テレビ画面向けにクリエイティブを見直す
サムネイル・テロップ・文字サイズなど、スマホ向けに最適化してきた要素を、テレビ画面で見たときの視認性を基準に見直します。
テレビから2〜3メートル離れた距離で見たときに読めるかどうかを確認してください。
③ YouTube CTV をメディアプランに加える
テレビ CM 予算が確保しにくい場合は、YouTube CTV 広告をメディアプランの選択肢として検討します。
テレビ画面に届けながらターゲティングと効果測定ができる点を活かし、テレビ CM との役割分担を設計してください。
まとめ:YouTube のテレビ主流化に今から備える
- YouTube CTV は1日10億時間視聴という規模で、「テレビ代替」から「テレビ主流」へと移行しつつある
- ショー機能でクリエイターとブランドはエピソード型の連続視聴を設計できる。シリーズ動画を持つチャンネルは早期対応を検討すべき
- テレビ画面での視聴が増えるほど、サムネイル・テロップなどスマホ向け最適化の前提を見直す必要がある
- YouTube CTV はターゲティングと測定ができながらテレビ画面で届けられる。テレビ CM の代替候補として本格評価の段階に入った
Youtube 番組(Show)化時代の YouTube 広告運用は、制作と運用を一体で考える
CTV 視聴が主流化し、プレイリストの「ショー化」まで進む中、YouTube 広告で成果を出すには「動画クリエイティブの質」と「広告運用の精度」を分けて考えることが難しくなっています。
テレビ画面で視聴されることを前提にした高品質な動画と、それを活かす広告設計は、どちらか一方だけでは機能しません。グラッドキューブは、ショートドラマ制作サービス Dra Vis(ドラビス)による動画制作と、YouTube 広告の運用代行を組み合わせて提供しています。制作から入稿・運用まで一気通貫で任せられる体制が、CTV 時代の YouTube 広告に必要な最初の一歩です。
▶ Dra Vis(ドラビス)の詳細はこちら :https://www.glad-cube.com/service/youtube.html
▶ YouTube 広告運用代行の詳細はこちら :https://www.glad-cube.com/service/ai-dravis
よくある質問
- Q. YouTube のテレビ向けアップデートの最大の変更点は何ですか?
- A. プレイリストを「ショー(Show)」として指定できるようになったことです。YouTube パートナープログラムに参加しているクリエイターは、シリーズ動画をテレビドラマのようなエピソード形式で提供できるようになりました。
- Q. YouTube の CTV 視聴はどのくらいの規模ですか?
- A. 1日10億時間以上に達しており、YouTube の全フォーマット中で最速の成長を続けています。ポッドキャストだけでも2025年10月時点で月間7億時間以上がテレビ経由で視聴されています。
- Q. ショー機能を使うにはどうすればよいですか?
- A. YouTube パートナープログラムへの参加が前提です。一貫したテーマを持つ複数の動画シリーズを持っており、高品質・テーマの一貫性などの要件を満たしたうえで申請します。
- Q. YouTube CTV はテレビ CM の代わりになりますか?
- A. 同じテレビ画面に届けながら、細かいターゲティングと効果測定ができる点がテレビ CM との大きな違いです。テレビ CM の予算が確保しにくい中堅・中小企業にとって、実用的な代替候補になり得ます。
関連記事
【INSIGHT CUBE をフォロー・登録する】
📬 INSIGHT CUBEの最新情報をいち早く受け取る
INSIGHT CUBEでは、当社一次情報によるコラムやエージェンティック・コマース、AI検索の最新動向など、デジタルマーケティング責任者が押さえておくべき最新情報を継続的にお届けしています。いち早く情報をキャッチアップし、限定のコンテンツを受け取りたい方はニュースレターへのご登録、SNSでのフォローを是非お願いいたします。
📩 ニュースレターに登録する | 𝕏 Xでフォローする | f Facebookでフォローする
参照・引用出典
- YouTube rolls out improvements for connected TV(Social Media Today / Andrew Hutchinson, 2026年8月18日):https://www.socialmediatoday.com/news/youtube-rolls-out-improvements-for-connected-tv/828218/
- People Watched 700 Million Hours of YouTube Podcasts on TV in October(Bloomberg, 2025年12月18日):https://www.bloomberg.com/news/articles/2025-12-18/people-watched-700-million-hours-of-youtube-podcasts-on-tv-in-october
- Q2’26 our latest improvements to the YouTube app on TVs(YouTube 公式サポート):https://support.google.com/youtube/thread/458858143/q2%E2%80%9926-our-latest-improvements-to-the-youtube-app-on-tvs?hl=en
- REVISIO「コネクテッドTV白書2026」(2026年3月6日発表):https://www.revisio.co.jp/









