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【超重要】誰も教えてくれないFacebook広告の運用ポイント

プロモーション事業部ソーシャルチームの光野です。
今回は実際にグラッドキューブであったFacebook広告の改善事例をご紹介いたします。

あるクライアント様からFacebook広告出稿を代理店に依頼しているが数値が悪く
何とか改善できないかとのことでご相談がありました。
今回は現在の状況を分析して改善をした結果をご紹介いたします。

■クライアント様の運用状況

クライアント様の目的:いいね!獲得
地域密着ビジネスを行っており、Facebookページで日々の活動やイベント情報を更新されていらっしゃいます。
目標としているいいね!獲得単価100円に対して250円という結果となっておりました。

(設定状況)
エリア設定:全国区配信
 →地域密着ビジネスですが全国区に配信がされておりました。
ターゲティング:ノンターゲティング全国
       いいね!ユーザーの類似
       サイトリターゲティングユーザー
テキスト文:全てのターゲティングで一つのテキスト文しか配信されておりませんでした。
予算配分:一つの広告セットあたり1日に200〜300円の上限予算

このように、クライアント様の設定はターゲティングの設定、広告のA/Bテストなど
広告として重要な設定ができていないことがわかりましたので
次に、改善案を考えるために4つのポイントで分析を行いました。

■分析した4つのポイント

今回のケースは以下の4つのポイントでアカウントを分析しました。
Facebook広告を分析した4つのポイント

<ユーザー視点>
いいね!獲得の場合、ユーザーが共感してくれる、反応したくなるテキスト文なのかが非常に重要です。
それでは、ユーザー目線で広告を見た時に「いいね!」したくなる時とは?

・そのページの情報を入手したい時
・友達がいいね!していた場合
・著名人がいいね!していた場合
・そのサービスが好きな場合
・投稿に共感した時

特にソーシャル広告の場合は検索広告とは異なり、友人やニュースサイトの情報などを
確認しようとして利用していますので、その点を踏まえてどのような広告だと
引き付けられるかを考えて画像やテキスト文を考えることが大切です。

<クライアントの強み>
先ほど記述したユーザー目線を考えるためにも、クライアントの強みを整理することが大切です。
クライアント様のサイトを確認して他社と異なる点、力を入れていると思われる点、
Faacebookページはどのような情報を発信しているのかという部分にも注目して確認していきます。

一通り情報を確認して、目につくポイント、キャッチーな文章をメモしていきましょう。
そうするとクライアントの強みポイントが見えてきます。
この強みを整理することにより、広告を配信するべきターゲット層、テキスト文、バナーを考えやすくなるのです。

<クライアントの最終目標>
今回のケースはいいね!獲得が目的なので、広告を利用してFacebookページのファンを増やしていきます。
Facebookページのファンを増やすために費用を掛けるのはどのような意図でしょうか?

それは、もちろん将来的な収益を上げるためです。
クライアント様目線で考えてみると、広告で集めたファンが将来的にはサービスの利用者となってもらえるのが理想だと思います。
なので、短期的な視点でのいいね!の獲得を考えるだけでは意味がないのです。
目的の先のことも考えて広告設計を考えるのがクライアント様にとって重要です。

クライアントの最終目標イメージ図

<広告の新鮮さ>
長い間同じテキスト文やクリエイティブだと、ユーザーに飽きられてしまいます。
飽きられてしまうことでクリックもされにくくなり、CPCが高くなるという悪循環になってしまいます。
よって、頻繁なテキスト文の変更やテキスト文とバナー画像のABテストが重要となります。
最初に設計した広告が反応が良かったとしても、そのまま放置状態ですと反応が悪くなってしまうので、
広告の改善が行われていたのかと言う点でも確認していきます。

■改善後の設定

下記の点を変更致しました。
・新しいオーディエンスを作成
・ターゲットに合わせてのテキスト文作成
 テキスト文は一つの広告セットに対して3パターン作成し、 ABテストを行う
・配信開始から数日後、結果が悪い広告セットがあれば、停止して新しいターゲティングで設定した広告セットを追加
・地域密着ビジネスなので、最初は会社位置から50キロ圏内に絞って配信
・すでにいいね!している人は除外
・予算に合わせたセグメント→細かく分けすぎない

(結果)
新しいテキスト文と新しいターゲティングを設定して
前月のいいね!単価250円が100円とお客様の目標としている結果にすることができ、大幅な改善ができました。
Facebook広告改善結果

■今回はなぜこのような設定にしたのか

<ターゲティング、テキスト文について>
今回のクライアント様の場合、大きく3つの強みがあることがわかりましたので
広告セットを3つ作成し、3つの強みにあった、ターゲット層、テキスト文を考えました。
テキスト文は「◯◯な方へ」という様にターゲットに合わせた見出しをつけることにより、ユーザーが共感しやすい
文章となり、クリック率が以前よりも高い結果となっております。

<エリアについて>
クライアント様の広告による最終的目標を考え、今まで全国配信にしていたのを
会社所在地から50キロ圏内への配信に地域を絞りました。
地域密着ビジネスの場合、全国にお店の名前が知れ渡るのももちろん良いことですが、
まずは地元エリアを固めるべきです。
そのエリアのお客様にファンになってもらえれば、将来お客様になる可能性も高まります。

<テキスト文のABテスト&細かくセグメントしないという点について>
今まではテキスト文は一つしかなく、広告セットのセグメントがこまかく分かれていましたが、
これでは広告配信の効果を把握するスピードが遅く、スピーディーに改善することができにくくなってしまいます。
インターネット広告の利点はアナログな広告に比べて数値での判断が可能で、素早く改善ができる点です。
最初は、大きいセグメントで広告を配信していき、その結果から良い反応のものを選び配信していきます。
このように、今後の改善しやすさという部分を考えて設定を行いました。

■今回のポイント

今回のポイントは広告運用の基本をしっかりと行えば、広告結果は改善できるということです。
では、広告運用の基本とはなんでしょう?

4つの流れです。
1.アカウント分析、商品分析
2.ターゲット設定
3.ターゲティングとマッチしたテキスト文
4.配信後、数値を把握してPDCAを繰り返す

Facebook広告でも根本はリスティング広告と一緒なのです。
このような広告運用のサイクルが実行できなければインターネット広告は成功しません。

■まとめ

今回はFacebook広告の中でもいいね!獲得広告に関する成果向上のための事例をもとに、
広告改善に関して重要なポイントをお伝えさせていただきました。

改めて基本的な内容を記載させていただきましたが、広告ではこの点が非常に重要です。

多く種類がある広告の中でも、インターネット広告はCPAやクリック数などの数値が明確にわかる点が利点となっております。

今回お伝えしたかったことは、広告の基本的知識はもちろんのこと、広告配信してから得られた数値をもとに
改善・テスト配信・また改善とコツコツと地道に改善していくプロセスがまさに重要ということです。
これにより、費用対効果を高めていくことが可能なのです。

私たちは数多くのアカウントを拝見する機会があります。
どのようなアカウントであっても状況の分析を行い、上手くいってない原因を把握し、
解決策を取り組むことで必ず改善へとつながっていくのです。

自社で分析を行ったが改善が上手くいかない場合はお力になれればと思います。
次回もよろしくお願い致します。

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