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【Microsoft 広告】設定時に注意しておきたいポイント

目次

はじめに

Microsoft 広告( Microsoft Advertising )を初めて利用する際に、各階層で様々な設定を行う必要があります。
本エントリでは、アカウント、キャンペーン、広告グループの3つの階層に分けて初期設定時の注意点をご紹介いたします。

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アカウント設定編

Microsoft 広告アカウントを作成する際には、基本的な情報と設定を最初に整えておくことが重要です。設定に不備がある場合、キャンペーンが正しく動作しないリスクがあるため、ここで紹介するポイントに従って慎重に設定を行いましょう。

広告主の本人確認

■ 会社の Web サイトドメイン
■ 会社のメールアドレス
■ 法人登録番号
■ 事業証明書類
■ Web サイトのドメインを証明する書類

事業証明書類には、事業許可証、設立または登録証明書、 Data Universal Numbering System ( DUNS ) 証明書、商業登記簿、納税証明書などが該当します。また、 Web サイトのドメインを証明する書類にはドメインの購入・更新の履歴が確認できる受信メールが該当します。


支払情報の紐づけ

Microsoft 広告で使用できる支払方法は以下の通りです。

(出典:Microsoft Advertising 支払い方法の選択

あらゆる支払方法が選択できますが、一部制約があるため注意が必要です。例えば、クレジットカード。デビットカードにおいて、使用できるブランドが限定されており、現在は American Express , MasterCard , VISA の3ブランドが使用できます。支払い情報に不備があると広告配信の開始ができないため、事前に利用可能な支払い方法かどうか確認しておくことが重要です。また、配信開始後も広告が予期せず停止するのを防ぐためにも、支払情報の確認を入念に行ってください。


タイムゾーン設定

Microsoft 広告アカウント作成時に、不具合によりタイムゾーンが「ヤクーツク」に自動変更されるケースが確認されています。配信開始日・終了日の設定をしている場合など、誤ったタイムゾーンが設定されていると、本来配信を終了すべき日に配信が続行されてしまうなどのトラブルにつながる可能性があるため、入念な確認が必要です。
タイムゾーンの変更は以下の手順で行うことができます。

[設定] > [アカウントの設定] > [アカウントの設定を編集] > [アカウントタイムゾーン] > [保存]


Google からの自動インポート設定

Microsoft 広告では、アカウント全体に自動生成アセットを設定することができます。自動生成アセットにより、広告文のバリエーションが増え、パフォーマンス向上につながる可能性もありますが、意図しない広告文が自動的に適用され、ユーザーに誤った情報を提供してしまうリスクもあります。初期設定時には、その点を十分に確認したうえで使用の有無を検討し、目的に合わせて設定してください。トラブルを防ぐため、基本的には[無効]に設定しておくのが良いでしょう。


キャンペーン設定編

アカウント設定が完了したら、次に各キャンペーンの細かい設定を行います。特につまずきやすい項目に絞ってご紹介いたします。


検索ネットワーク設定

Microsoft 広告では、検索ネットワークの設定により広告の表示範囲をカスタマイズできます。Microsoft の検索エンジンだけでなく、提携する検索パートナーサイトにも広告を表示させることが可能です。ネットワーク設定は、キャンペーンの目的に合わせて設定してください。


動的検索広告の有無

動的検索広告( Dynamic Search Ads )は、自動的に広告文を生成し、適切な検索クエリに基づいて表示される広告形式です。動的検索広告を利用することで、特定のキーワードに依存せず、幅広い検索に対応できる利点があります。
利用の有無を慎重に検討し、使用する場合はオンに、通常の検索広告のみを配信する場合はオフに設定してください。設定は以下の場所で行えます。

[キャンペーン] > [設定] > キャンペーンを選択する > [キャンペーンの設定]


「免責事項の表示」のチェック欄

免責事項の表示有無をキャンペーン階層で選択できます。法的理由などから追加の注意書きを必要とする商材を含むキャンペーンに関して、広告に免責事項を表示することができます。取り扱う商材によって表示の有無を判断し、適切な設定を行ってください。


広告グループ設定編

キャンペーン設定に続いて、広告グループの設定で注意が必要な項目をご紹介します。


年齢・性別などのユーザー属性設定

Microsoft 広告では、ユーザー属性を完全に除外することはできない仕様になっています。

Google 広告や Yahoo 広告では、入札単価調整を「-100%」に設定することで特定のユーザー属性への広告配信をしないように除外設定することが可能ですが、Microsoft 広告では最大「-90%」までとなります。例えば、65歳以上のユーザーへ広告を配信したくない場合、最大値「-90%」に設定することで表示される可能性を大幅に減らすことはできますが、完全に除外できないということです。


広告配信の設定

Microsoft 広告は下記の配信面で表示されます。

■ Bing
■ AOL
■ Yahoo
■ 検索パートナー サイト ( MSN.com や Bing.co.uk など)

Bing の検索結果画面だけでなく、その他のネットワークにも配信される可能性があるため注意が必要です。特定の Web サイトに配信したくない場合は、 以下の場所にて URL を除外設定することで、配信対象から除外することができます。


おわりに

Microsoft 広告の初期設定は、効果的な広告運用を行うための土台となります。正確に設定を行うことで、誤配信などのトラブルを防ぐことができ、ターゲットユーザーへの効率的なリーチが可能になります。

ぜひ今回のポイントを参考に、運用を開始する前に設定を見直してみてください。初期設定を確実に行うことで、Microsoft 広告のパフォーマンスを最大化させ、より高い成果を目指しましょう。

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この記事を書いた人

Glad Cube

グラッドキューブ ブログ編集部

株式会社グラッドキューブでWeb広告運用を行っているスタッフが、広告媒体の最新情報や運用ノウハウを発信。運営中のYouTubeチャンネル「GladCube TV」はチャンネル登録数1.4万人を突破。

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