ブログ

BLOG

2025.12.10 | 更新日 : 2025.12.10

バナーデザインは見た目だけではない。成果につながる“意図の作り方”をマーケター向けに解説


Web広告バナーやLP制作の現場では、「なんとなく良さそう」「見た目がイケてるから採用」といった判断が起こりがちです。しかし成果につながるクリエイティブは、偶然ではなく “意図”を持ったデザインプロセスから生まれます。

本エントリでは、デザインの基礎知識や、マーケターが押さえるべき「意図のつくり方」「デザイナーとのコミュニケーション方法」を解説します。

目次

こちらの記事をお読みの方にオススメ!

4大 SNS 広告の特徴を解説!

自社に合った媒体選びのポイントとクリエイティブ攻略方法


4大 SNS 広告の特徴や違いをご紹介し、自社に合った広告媒体の選び方について解説します。また、 SNS 広告で成果を出すにはどのようなクリエイティブを作ればよいのか、どうやって改善していけばよいのか等、知っておくべき成功ポイントをご紹介します。

なぜデザインの“意図”を説明できる必要があるのか?

マーケティングにおけるデザインは、アートとは異なり課題解決のための手段です。

例えばWeb広告であれば、

  • CVを増やす
  • Webサイトからの離脱を防ぐ
  • 商品の特徴を分かりやすく伝える
  • ブランドへの信頼感を醸成する

といった「達成したい目的」が存在し、デザインはその目的を支援する機能を担います。

つまり、デザインで重要になるのは“見た目の良し悪し”ではなく、目的をどう達成するか/課題をどう解決するかであり、それを言語化できることが成果につながります。

商業デザインは「課題を解決するもの」


マーケティングにおけるデザインは「商業デザイン」と呼ばれます。商業デザインには「課題を解決する」という明確な目的があります。

  • 目的をどう達成するか?
  • 課題をどう解決するか?

これらをデザインで表現する必要があります。つまり、商業デザインにおいては「考える」こと、すなわち「制作意図を持つ」ことが非常に重要になります。

これはマーケターの業務における「上流のビジネス課題から逆算してプランを組み立てる」というプロセスと同様です。同じように、デザインにおいても意図を踏まえた設計が求められます。

“意図を持ったデザイン”がメリットになる理由


実際の現場では、デザインに意図を持つことで以下のような効果があります。

  • 目的の理解が深まり、デザインの精度が上がる
  • 自然に情報整理ができ、作業スピードが向上する
  • マーケター・デザイナー間のコミュニケーションが円滑になる
  • 修正依頼が来ても、意図が明確だとすぐに改善できる
  • 結果として指名で依頼されるケースが増える

つまり、「意図の言語化」がアウトプットの質を大きく左右します。考え方は、提案資料を作るプロセスと近く、デザインでも次の順序で整理することが重要です。

  1. 狙いたい印象(コンセプト)
  2. それを実現する具体的な方法

この流れで考えることで、デザインの背景が明確になり、社内調整やクライアントへの説明もスムーズに進むようになります。

 デザイン意図はどのように言語化すると伝わるのか?


「デザインの意図を説明してください」と言われると難しく聞こえますが、ポイントは “順番” に沿って整理することです。マーケターがデザインをチェックしたり、チームで意図を共有したりする場面でも、この考え方を使うとコミュニケーションが格段にスムーズになります。

意図を説明する際は、以下の流れで整理すると相手に伝わりやすくなります。

  1. なぜその世界観(コンセプト)なのか?
    企画の目的から逆算して「世界観として何を選んだのか」を説明します。
    (例:信頼感を重視したい → 落ち着いたトーンで統一している)

  2. なぜそのレイアウト設計なのか?
    情報の優先順位や視線誘導の狙いなど、「読み手の行動をどう動かしたいか」を言語化します。

  3. なぜその色を選んだのか?
    色は感情への影響が大きいため、心理的効果やブランドとの整合性を説明します。

  4. なぜそのフォント・余白なのか?
    フォントは“印象”、余白は“読みやすさ・高級感”に直結するため、理由を添えると意図が明確になります。

  5. 狙った印象をどのように表現したのか?
    最終的に「どんな印象を与えるためにどう表現したか」をまとめると、デザイン全体の意図が伝わりやすくなります。

この順番で整理すると、相手は“デザインがどう見えるか”ではなく、“なぜその形になったのか”を理解しやすくなり、意思決定も早くなります。

マーケターが押さえておきたい「デザイン依頼のコツ」

デザイン依頼で多い失敗は、“意図を持たずに依頼してしまうこと” です。 「いい感じでお願いします」「いまっぽくしたいです」など曖昧な依頼は、修正回数が増え、成果物の精度も下がりがちです。

依頼の際に最低限伝えておきたいのは次の5つです。

  1. 目的(例:CV増加、認知の拡大など)
    「誰に・何を・どうしてほしいか」を明確にすることで、デザインの方向性が定まります。

  2. ターゲット(誰に伝えたいのか)
    「どんな属性・状況の人か」を伝えることで、世界観やトーンにブレがなくなります。

  3. 伝えたい印象・世界観
    「高級感」「親しみやすさ」「シンプルで誠実」など、抽象的でも良いので狙った印象を共有します。

  4. 譲れない要素(ロゴ・文言・ブランドカラーなど)
    固定要素がある場合は先に伝えておくと、作り直しが減り効率が上がります。

  5. 逆に“自由にして良い要素”
    デザイナーに自由度を持たせることで、より良い提案が出てきやすくなります。

これらを最初に共有するだけで、デザインの質・スピードは大きく改善します。 特に初心者マーケターほど「目的」と「印象」を言語化するだけで、依頼の上手さが一気に変わります。

マーケターができる「デザイン意図」の磨き方

ここからは、明日からすぐ実践できるTipsをご紹介します。デザインの専門知識がなくても、依頼やレビューの精度がぐっと上がる方法をまとめました。

  1. 先に「目的」と「課題」を一行で言語化する
  2. “狙う印象”を3つ以内で定義する
  3. 気になったクリエイティブの「どこが良いか」を構造で分析する
  4. デザインチェック時は「感想」ではなく“評価軸”で見る
  5. フィードバックは「代案」ではなく“目的”に立ち返る

先に「目的」と「課題」を一行で言語化する

最初の一行が明確だと、後工程の判断基準になります。

例:
・「LP経由の資料請求率を上げたい」
・「比較検討層に向けて安心感を強く打ち出したい」

“狙う印象”を3つ以内で定義する

デザインの印象を絞ることで、トンマナが安定します。

例:
・信頼できる
・スピード感がある
・専門性が高い

気になったクリエイティブの「どこが良いか」を構造で分析する

「なんとなく好き」ではなく、“何が良いか”を言語化することで学びが蓄積します。社内へのアウトプットに活用するのもおすすめです。

例:
・視線誘導がスムーズ
・情報の優先順位が明確
・メリットが最初に提示されている

デザインチェック時は「感想」ではなく“評価軸”で見る

以下のような評価軸があると、レビューのブレがなくなります。

例:
・読み手の視線がスムーズに動くか
・情報量は適切か
・伝えたい印象が表現されているか

読み手の視線を誘導する際のポイントは、こちらの記事でさらに詳しくまとめています。気になる方はぜひご覧ください。

フィードバックは「代案」ではなく“目的”に立ち返る

目的に紐づいたフィードバックは、デザイナーにとって理解もしやすく、改善の方向性も合いやすくなります。

例:
△ 文字を大きくしてください
◎ 重要な訴求が埋もれそうなので、視認性を上げてください

おわりに

バナー・LPデザインは、見た目よりも“課題をどう解決するか”が軸になります。とはいえ、マーケターの立場だと「デザインって何をどう見ればいいの?」と迷う場面も多いはずです。

だからこそ、“なぜそのデザインになったのか”を一緒に言語化していく姿勢がとても大切です。

当社でも、日々のクリエイティブ制作で「意図のあるデザイン」「目的に紐づいた表現」 を明確にすることを意識しています。マーケターとデザイナーが同じ言葉で会話できるようになる程、成果にもつながりやすくなります。

もし今、「デザイン依頼がうまく伝わらない」「レビューが苦手」と感じているなら、まずはこの記事の内容から一つだけ取り入れてみてください。きっと、コミュニケーションの精度や、制作物の完成度が着実に向上していくはずです。

SNS 広告の運用代行をお探しの方へ


グラッドキューブは、 SNS 広告の運用代行、動画制作・サイト制作、 LPO まで一気通貫の Web マーケティングを支援しています。

各種 SNS 広告の正規代理店パートナーとしても認定されており、多くのノウハウを元にした総合的な広告プランニングを行っています。


どの SNS 広告が自社に合うかわからない…
「ブランドやサービスの認知を拡大したい」
SNS 広告用のバナーや動画制作、 LP 制作も任せたい!


このようなお悩みをお持ちの方はぜひお気軽にご相談ください。専門スタッフが貴社の目標に合わせた最適な広告プランをご提案します。

Glad Cube

この記事を書いた人

グラッドキューブ ブログ編集部

株式会社グラッドキューブでWeb広告運用を行っているスタッフが、広告媒体の最新情報や運用ノウハウを発信。運営中のYouTubeチャンネル「GladCube TV」はチャンネル登録数1.4万人を突破。

他の記事を読む

自社開発SaaSサービス・メディア

トップ
サービス
資料請求
事例
ブログ
お問い合わせ
×