ブログ

BLOG

2025.12.16 | 更新日 : 2025.12.16

成果につながる広告クリエイティブの作り方 | Webマーケターが押さえるべき3つのポイント

広告運用を続けていると、次のような悩みに直面することは少なくありません。

  • バナーやLPの良し悪しを言語化できない
  • どのクリエイティブが成果に貢献したのか説明できない
  • CV数を伸ばしたいが、CPAはこれ以上上げられない
  • クリエイティブ改善の優先度が分からない

こうした悩みは、実は「どのようにクリエイティブを組み立てるか」という設計の部分に課題が潜んでいることがあります。

本エントリでは、成果につながる広告クリエイティブの考え方を、Web向けに体系化してお届けします。広告代理店や制作会社に依頼する立場でも、 社内でクリエイティブ改善を進める立場でも、すぐに実務で活かせる内容です。

目次

こちらの記事をお読みの方にオススメ!

4大 SNS 広告の特徴を解説!

自社に合った媒体選びのポイントとクリエイティブ攻略方法


4大 SNS 広告の特徴や違いをご紹介し、自社に合った広告媒体の選び方について解説します。また、 SNS 広告で成果を出すにはどのようなクリエイティブを作ればよいのか、どうやって改善していけばよいのか等、知っておくべき成功ポイントをご紹介します。

成果につながるクリエイティブとは

クリエイティブの改善を考える際、「誰に」「何を」「どのように」届けるかを整理しないまま進めてしまいがちです。 しかし、成果につながる広告は例外なく ターゲット・訴求・デザインの整合性がとれています。

ファネル全体を理解するところから始まる

ユーザーの関心度は、大きく以下の3つに分類できます。

  • 潜在層:課題を自覚していない、ニーズがまだ弱い
  • 準顕在層(ミドルファネル):検討を始めている、比較中
  • 顕在層:すぐに購入・問い合わせの可能性が高い

この中で、CPA効率を保ちながらCV数を増やしたいときに最も有効なのが「ミドルファネル」です。

顕在層は獲得しやすい一方、母数が少なく頭打ちが早くなります。 一方、ミドル層は

  • 母数が比較的大きい
  • まだ情報収集中のため適切な訴求で動く

という特徴があり、成果改善の余地が最も大きい層です。

ミドルファネルを動かすためのクリエイティブとは?

ミドル層のユーザーに刺さるクリエイティブの特徴は、次の3つです。

  • 「自分ごと化」できる具体的なベネフィット
  • 検討段階のユーザーが知りたい情報を提示(比較要素・メリット・根拠など)
  • 難しい情報を“瞬時に理解できる”デザイン
訴求内容とデザインが噛み合うことで、クリック率・CVRともに改善しやすくなります。

訴求軸をどう設計するか?

効果的なクリエイティブを作るためには、「どの要素を、どの順番で整理するか」という設計プロセスが非常に重要です。ここでは、当社のセミナーでも紹介した 4つのステップ に沿って、マーケターが押さえるべきポイントを解説します。

以下サービスを例にして考えていきます。

  • 商品:野菜ジュース
  • 性別:男女
  • 地域:日本全国
  • サービス特徴①:有機野菜使用
  • サービス特徴②:栄養量が他社のものより高い
  • サービス特徴③:初回80%オフ

STEP1:ターゲットをファネルごとに特定する

まず押さえたいのが、「自社の商品・サービスにおいてどの層がCVしやすいのか」を見極めることです。顕在層、準顕在層、潜在層の3つのファネルごとに、誰にリーチしたいのか、どこが最も効率的なターゲットなのかを整理することが、クリエイティブ設計の第一歩です。

各ファネルの「ユーザーの特徴」を言語化しておくことが効果的です。

  顕在層 準顕在層 潜在層
ユーザー特徴

・健康意識が高い(野菜不足を意識)

・有機食品や安全な食材を重視

・すでに他社商品を取り入れているが、より栄養価の高いものを欲している

・最近健康に気をつかいはじめた

・食事の偏りを意識しており、改善案を模索している

・野菜ジュースを飲んだことはあるが習慣化できていない

・健康にあまり関心がなく、野菜不足を自覚していない

・忙しくて食生活を考える時間がない

・野菜ジュースの存在は知っているが、必要性を感じていない

STEP2:ファネルに合ったユーザーニーズを特定する

ターゲットが明確になったら、次に「その層が抱えているニーズ・課題」を言語化します。
例えば──

  • 顕在層:商品の良さ・信頼性・実績など“比較の決め手”を求める
  • 準顕在層:手軽さ・価格感・ベネフィットなど“選ぶ理由”を探している
  • 潜在層:まず課題に気付くきっかけが必要

このように、ファネルによって必要な情報は大きく変わります。どの層に対して、どんな価値を届けるべきかを整理することで、後の訴求軸をぶれなく設計できます。

  顕在層 準顕在層 潜在層
ユーザー特徴

・健康意識が高い(野菜不足を意識)

・有機食品や安全な食材を重視

・すでに他社商品を取り入れているが、より栄養価の高いものを欲している

・最近健康に気をつかいはじめた

・食事の偏りを意識しており、改善案を 模索している

・野菜ジュースを飲んだことはあるが、習慣化できていない

・健康にあまり関心がなく、野菜不足を自覚していない

・忙しくて食生活を考える時間がない

・野菜ジュースの存在は知っているが、必要性を感じていない

ニーズ

・野菜不足を効率的に解消したい

有機野菜の安心感が欲しい

・栄養価が高く、健康維持・美容に効果的な飲み物を求めている

手軽に健康を意識した生活を始めたい

・試してみたいが、価格や味に不安

続けやすい商品を探している

・健康維持の簡単な方法を知りたい

・手軽に野菜を取り入れられる便利な選択肢

・試しやすい価格やきっかけ待ち

STEP3:ニーズを叶える訴求をキャッチコピーや素材に落とし込む

ユーザーニーズが明確になったら、それを「どのように表現すべきか」を設計します。

  • キャッチコピー(何を、どの言葉で伝えるか)
  • 使用する素材(人物・商品写真・イラストなど)
  • デザイン表現(色・レイアウト・トンマナ)

ここでのポイントは、“自社が提供できる価値(ベネフィット)を、ユーザーが求める情報に沿って言い換えること” です。

例えば、「導入が簡単」というベネフィットがあった場合、準顕在層には「わずか○分でスタート」、顕在層には「最速で明日から運用開始」など、表現を変えるとより刺さりやすくなります。

  顕在層 準顕在層 潜在層
ユーザー特徴

・健康意識が高い(野菜不足を意識)

・有機食品や安全な食材を重視

・すでに他社商品を取り入れているが、より栄養価の高いものを欲している

・最近健康に気をつかいはじめた

・食事の偏りを意識しており、改善案を模索している

・野菜ジュースを飲んだことはあるが、習慣化できていない

・健康にあまり関心がなく、野菜不足を自覚していない

・忙しくて食生活を考える時間がない

・野菜ジュースの存在は知っているが、必要性を感じていない

ニーズ

・野菜不足を効率的に解消したい

有機野菜の安心感が欲しい

・栄養価が高く、健康維持・美容に効果的な飲み物を求めている

手軽に健康を意識した生活を始めたい

・試してみたいが、価格や味に不安

続けやすい商品を探している

・健康維持の簡単な方法を知りたい

・手軽に野菜を取り入れられる便利な選択肢

・試しやすい価格やきっかけ待ち

キャッチコピー

①他社製品を試したあなたへ、有機×高栄養を80%OFFで!

品質に自信があるから初回80%OFF

有機野菜の違いを体験してください

①野菜不足を解消する簡単習慣

今なら80%OFFで始められます

②手軽に健康生活スタート!1日1本が80%OFFでお試し可能

①疲れやすいのは栄養不足かも?80%OFFで手軽に始める健康対策

②あなたの野菜不足に気づいていますか?有機野菜ジュースが80%OFF!

STEP4:目標CPAやマーケティングフェーズに合わせて、狙うべきファネルを決定する

最後に、運用面に最も直結する「どのファネルを優先して狙うか」を決めます。

  • 目標CPA
  • 現状の成果状況
  • 事業の目的(短期CVなのか、母数拡大なのか)

これらを踏まえて、 「今回は準顕在層を広げていくべきなのか」 「すでにCVが安定している顕在層を強化すべきなのか」 といった判断を行います。

ここが明確になると、成果を出すためのクリエイティブの方向性が揃い、再現性のある運用へとつながります。

訴求軸(検証軸)をどう分けて考えるか

次に「訴求」(コピー)と「デザイン」(見せ方)を分けて整理する方法を解説します。

訴求軸:ユーザーのニーズに応える内容

訴求軸とは、

  • どんなニーズに応えるのか
  • どの価値を伝えるのか
  • どの角度でベネフィットを表現するのか

といった“メッセージの方向性”です。同じ商品でも、どの角度で語るかによって反応は変わります。

例えば──

  • 「導入コストの安さ」を訴求するのか
  • 「成果改善のスピード」を訴求するのか
  • 「サポート体制の手厚さ」を訴求するのか

どれが成果につながるかは、実際に配信して検証する必要があります。

デザイン軸:情報を受け取りやすくする構造

一方のデザイン軸は、次のような“視覚的レイヤー”を指します。

  • トンマナ(世界観)
  • レイアウト
  • 写真や素材
  • 色(特にCTA)
  • タイポグラフィ

訴求内容とデザインが一致していないと成果は伸びにくく、「言っていることは良いけどデザインが弱くて伝わらない」、「ビジュアルは強いが、何を言いたいか分からない」という状態が発生します。

検証スケジュールの設計

広告効果を伸ばすためには、「作る → 出す → 振り返る → 改善する」というPDCAが欠かせません。ただ、現場ではつい作業が積み上がり、 “配信して終わり”になってしまうケースが多いのが実態です。

そこで効果的なのが、検証スケジュールを「仕組み化」することです。

スケジュールに組み込むべきポイント

  1. 評価タイミングの固定化
     例:毎月10日と25日に「勝ちクリエイティブ」を選定
  2. 評価指標の統一
     CTR、CVR、配信面ごとの差分など
  3. 横展開のルール化
     勝った訴求は動画・静止画の両方に展開、勝った色・CTAは他バナーにも共通反映

こうした仕組みがあるだけで、 ムダな試行錯誤を減らしながら、成果改善のスピードを上げられます。

効果を最大化するための広告設定とクリエイティブ更新のポイント

これまで「成果につながるクリエイティブの考え方」や「訴求軸の整理方法」を解説してきましたが、実務では クリエイティブ単体では最適化が完結しない ことがほとんどです。


広告運用の成果を最大化するためには、ターゲティングやマーケティングフェーズ、さらには市場環境の変化と掛け合わせて運用することが欠かせません。ここでは、クリエイティブをより戦略的に活用し、継続的に成果を高めていくためのポイントを整理します。

STEP1:ターゲティングとの掛け合わせで最適化する

クリエイティブの効果は、「誰に届けるか」で大きく変わります。同じ内容でも、ユーザーの検討段階(ファネル)が異なれば刺さり方が変わるため、“ファネルに合ったターゲティング × 訴求” のセットで考えることが重要です。

ターゲティングの最適化の例は以下の通りです。

■ 顕在層(比較・購入を検討している層)

  • CV類似ターゲティング
    既存顧客データから似た特徴を持つユーザーに配信し、効率よく成果につなげる。
  • リマーケティング
    過去の訪問者や購入者に再アプローチし、取りこぼしを防ぐ。

■ 準顕在層(情報収集や比較を始めている層)

  • 興味関心ターゲティング
    行動履歴や視聴コンテンツなどを元に一定の興味がある層に配信。
    「手軽」「時短」「コスパ」など具体的なベネフィット訴求が効果を発揮しやすい。

■ 潜在層(課題に気づいていない層)

  • ブロードターゲティング
    性別・地域・年齢といった基本属性のみに絞って配信するアプローチ。
    広く接触できる一方で、初期費用が増える可能性があるため、慎重な試験設計が必要です。

■ その他

  • 例:Meta広告のASC(Advantage+ショッピングキャンペーン)
    EC商材など商品点数が多い場合に、特に効率的にCVを獲得しやすい自動化配信。

STEP2:トレンドや需要に合わせてクリエイティブを更新する

どれだけ成果の良い“勝ちクリエイティブ”があっても、市場やユーザー行動は常に変化します。そのため、クリエイティブは「更新前提」で運用することが長期的な成果の維持に欠かせません。

特に以下の観点での更新が効果的です。

  • 季節性に合わせた変更
    商材によっては、春夏秋冬で反応が変わるため、季節感を取り入れたデザインにアップデートすることで成果が向上します。
  • 需要期・イベント時の訴求最適化
    受験シーズン、決算期、繁忙期、セール時期など、外部環境に合わせたキーメッセージに変更することでCPAの改善が期待できます。
  • トレンドを踏まえたクリエイティブ刷新
    SNSトレンドを軽く取り入れた表現(ミーム系、流行フォーマットなど)が高い反応率につながるケースも増加しています。

「成果を出し続けるには、外部変化にあわせてクリエイティブを更新する必要がある」 という運用スタンスが重要になります。

総まとめ:成果につながるクリエイティブの共通点

本記事の要点をあらためて整理すると、成果につながるクリエイティブには次の3つの共通項があります。どの業種・サービスでも応用しやすい再現性の高い型です。

  1. ターゲット・訴求が明確で、ミドルファネルを適切に狙えていること
  2. 訴求軸とデザイン軸を分離しながら仮説検証を続けていること
  3. ルールと期日を設けたスケジュール運用で、PDCAが止まらない状態を作れていること

おわりに

クリエイティブ改善は、属人的なセンスではなく、再現性のあるプロセスを押さえることで着実に成果につなげられます。当社でもこの型をベースに改善を進め、CV向上・広告効率改善を支援しています。

もし現在、

  • どのファネルを優先すべきか判断に迷っている
  • 検証の順番や進め方に不安がある
  • クリエイティブ改善の打ち手が頭打ちになっている

こうした課題をお持ちでしたら、ぜひ一度ご相談ください。現状の整理から、最適なファネル設計、訴求の方向性、具体的なクリエイティブ改善施策まで、貴社の状況に応じて伴走しながら支援いたします。

SNS 広告の運用代行をお探しの方へ


グラッドキューブは、 SNS 広告の運用代行、動画制作・サイト制作、 LPO まで一気通貫の Web マーケティングを支援しています。

各種 SNS 広告の正規代理店パートナーとしても認定されており、多くのノウハウを元にした総合的な広告プランニングを行っています。


どの SNS 広告が自社に合うかわからない…
「ブランドやサービスの認知を拡大したい」
SNS 広告用のバナーや動画制作、 LP 制作も任せたい!


このようなお悩みをお持ちの方はぜひお気軽にご相談ください。専門スタッフが貴社の目標に合わせた最適な広告プランをご提案します。

Glad Cube

この記事を書いた人

グラッドキューブ ブログ編集部

株式会社グラッドキューブでWeb広告運用を行っているスタッフが、広告媒体の最新情報や運用ノウハウを発信。運営中のYouTubeチャンネル「GladCube TV」はチャンネル登録数1.4万人を突破。

他の記事を読む

自社開発SaaSサービス・メディア

トップ
サービス
資料請求
事例
ブログ
お問い合わせ
×