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タグマネジメントって何?から、導入メリット、注意点までを網羅!

数回に渡り、Yahoo!タグマネージャーの導入についてや、設定方法についての記事を書いてきました。

今回は、そもそもタグマネジメントは何なのかというお話から
タグマネジメントをするためのツールである、タグマネージャー(タグマネジメントツール)を活用するメリット、注意点などを
今さらではありますが、お話しておくべきだと思いましたので、執筆致します。

タグマネジメントとは何か

タグマネジメントを簡単に説明すると、複数のタグやそれらのタグを作動させるページなどを
1つの管理ツール内で一元管理するものです。

例えば、Web広告でプロモーションを行っている場合、各媒体のコンバージョンタグやリターゲティングタグを
プロモーションを行うサイトに設置していることと思います。

また、サイトの解析ツールを活用している場合には、その解析タグや
その他様々なタグが存在しています。

使用する広告媒体、解析ツールなどが増えてくると、その分サイトに設置するタグも増えますし、
このタグはこのページのみに設置する…などというルールがあろうものなら
タグとそれを設置するページの情報管理が煩雑になります。

この煩雑なタグ管理で悩むサイト管理者や制作会社、広告代理店は少なくないでしょう。

タグマネージャーでタグマネジメントを行うメリット

タグの設置や管理にタグマネージャーを活用することで、
タグをサイトに直接設置する場合と比較して様々なメリットがあります。

以下、タグマネージャーを使用する場合としない場合を比較してみます。

メリット図

また、タグマネージャーを活用することで、
付随して享受できるメリットもあります。

本来、タグは設置ページにユーザーがアクセスした時に作動しますが、
例えば下記のようなタイミングでタグを作動させるということができます。

  • ・一定の時間、サイト(ページ)に滞在したユーザーにのみタグを作動させる
  • ・一定のスクロール率を達成したユーザーにのみタグを作動させる
  • ・特定のボタンがクリックされた時にだけタグを作動させる
  • ・特定の流入元(Google・Yahoo・Facebookなど)から来たユーザーにのみタグを作動させる

このように、タグを作動させるのに様々な条件やタイミングを指定できることで
リターゲティングの対象ユーザーの絞り込み、セグメントがより細かくできますね。

さらに、多数のタグを直接サイトに設置することで
読み込み速度が遅くなってユーザーに不快感を与え直帰率が高くなってしまうことや、
HTML上で上部に設置されているタグのエラーにより、
下部のタグが動かないなどの悪影響を与えることもなくなります。

タグマネージャー活用の際の注意事項

ここまで読んでいただくと、タグマネージャーで管理するのはいいことばっかり
と思われるかもしれませんが、導入障壁やデメリットなどもあります。

したがって、導入を始める前にしっかりと理解して考えておかないと、
タグ管理を効率化して工数削減できるはずができなかったり、
予期せぬ急な調査や対応に迫られたり、タグが動いてない、なぜなぜという事態に陥ってしまうこともあります。

例えば、下記のような注意点があります。

  • ・タグマネージャーで管理するには、サイト構造をしっかりと理解し
     あらかじめどのページにはどのタグを設置するのかを整理しておく必要がある。
  • ・タグマネージャーのタグ設置と合わせて、サイト内に直接設置されているタグを削除する必要がある。
     (削除せずにタグマネージャーでも作動させてしまうと、重複して作動してしまう。)
  • ・メリットに記載したような特定の条件・タイミングのもとでタグを作動させる場合、
     エンジニア的素養が必要なケースもある。
  • ・使用するタグマネージャーによって、できることできないこと、
     実現するために必要な知識や手間に差がある。
  • ・タグマネージャー自体に不具合(バグやサーバーのダウンなど)があると、タグが作動しない。
     (タグマネージャー毎にSLA(サービス品質保証)なども確認しておいたほうが良い場合もある。)

これからタグマネージャーを活用される方へのアドバイス

タグマネージャー導入には注意すべき点があるとは言え、
Webサイトを持ち、Web上でビジネスを展開、継続、拡大していく上では
是非導入はしていただいた方が良いと思います。

そこで、まさにこれからタグマネージャーを使ってタグマネジメントを行おうとされている方々に
僭越ながら、2つだけアドバイスをさせていただきたいと思います。

・必ずタグマネジメントの管理者、責任者を決める

これまでサイトに直接設置していたタグをタグマネージャーで一元管理するというのは
タグやページの量にもよりますが、決して小さなことではありません。

何か問題があった時や、何かについて最終的な判断を仰ぐ時など、
責任の所在を明らかにすることは重要です。

・タグマネージャー上でタグの登録や変更、ページとの紐づけの変更などを行う際のルールを決めておく。
 (登録するタグの名前、ページの名前、この類のタグはこのページに紐づける等)
 ※使用するタグマネージャーによって、機能、仕様、設定項目などは異なります

ルールがなければ、せっかく便利なツールを用いて管理を行っても
情報は煩雑になりタグマネジメントを行うメリットを享受できません。

予め決めたルールに従って、活用しましょう。

本日のまとめ

本記事ではタグマネジメントの基本的な考え方、タグマネジメントが必要になった背景、そしてタグマネージャーを使うことのメリット・デメリットについて書きました。
ただ単に、タグマネージャーを導入すれば必ずメリットがあるというわけではなく、サイトやタグを必要とする使用しているツールによって、しっかりとタグマネジメントの設計が必要になります。設定が困難な動的サイトにおいては、高度な知識のあるものがいない場合など、タグマネージャーで管理するよりもサイトに直接設置する方が、正常に作動しないなどの問題が起こりにくいケースもあるので、しっかりと考えて計画を練った上で進めましょう。

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