【初心者必見】GTM ( Google タグマネージャー)で Microsoft 広告のタグを設定する方法
はじめに
デジタルマーケティングの世界では、正確なデータ収集が成功への鍵です。その中でも、タグ管理は非常に重要な役割を果たします。
本エントリでは、 GTM を使って Microsoft 広告のタグを どのように設定するかについて、初心者向けにわかりやすく解説します。
※ Google タグマネージャーの基本設定は下記の記事をご覧ください。
【入門】Google タグマネージャー( GTM )とは?基本設定など分かりやすく解説 | 株式会社グラッドキューブ
https://www.glad-cube.com/blog/?p=52598
目次
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Microsoft 広告のタグの種類
Microsoft 広告には、主に以下の2つのタグが存在します。それぞれの役割を理解することが、効率的なタグ管理の第一歩です。
UET タグ( Universal Event Tracking タグ)
UET タグは、ユーザーの行動を追跡するためのタグです。このタグをサイトに設置することで、どのようなページが閲覧されたのか、どのボタンがクリックされたのかといった詳細な情報を収集できます。また、このデータが最適化の判断材料となり、広告キャンペーンの効果が測定されます。
カスタムイベントタグ
カスタムイベントタグは、より細かいユーザーの行動をトラッキングしたい場合に設定します。具体的には、フォームの部分入力や特定の動画再生ボタンのクリックなど、一般的なトラッキングではカバーされない細かなイベントです。
カスタムイベントタグを使うことで、ビジネスにおいて重要な特定の行動をトラッキングし、広告運用やサイト改善に役立てることができます。
GTM で UET タグを設定する手順
Microsoft 広告の UET タグを Google タグマネージャー( GTM )に設定するためには以下の手順が必要です。
UET タグの作成
(1)Microsoft 広告にログインします。
(2)画面左のサイドバーの「コンバージョン」>「 UET タグ」を選択します。
(3)「 UET タグを作成する」ボタンをクリックし、新しいタグを作成します。
(4)名前を付けて、任意でメモを追加したら、「保存」をクリックします。
これで、 UET タグが生成されました。生成したUETタグのトラッキングコードが、 GTM に設定する際に必要になります。
UET タグを GTM に設定
(1)GTM にログインし、ワークスペースで新しいタグを作成します。
(2)「タグの設定」ボタンをクリックし、タグタイプとして「カスタム HTML 」を選択します。
(3)Microsoft 広告の管理画面で生成された UET タグのコードをコピーし、 GTM のカスタム HTML タグに貼り付けます。
(4)「トリガーを選択」をクリックし、「 All Pages 」を選択して、すべてのページにこのタグが発火するように設定します。
(5)タグの名前を付けて「保存」し、変更を公開します。
これで、すべてのページで UET タグが正しく作動するようになりました。
カスタムイベントタグを設定する手順
次に、特定のコンバージョンやイベントをトラッキングするためのカスタムイベントタグの設定方法を見ていきます。
コンバージョン目標の作成方法
カスタムイベントタグを設定する前に、 Microsoft 広告の管理画面でコンバージョン目標を作成しておく必要があります。
(1)Microsoft 広告にログインし、画面左のサイドバーの「コンバージョン」>「コンバージョン目標」を選択します。
(2)「作成」をクリックし、目標タイプを選択します(例:購入、フォーム送信など)。
(3)イベントのトリガーを設定し、具体的なアクションを追跡します。
ここで、ページの URL やクリックしたボタンの情報などを基に設定します。設定が完了したら「保存」し、コンバージョン目標が作成されます。
HTML 情報は GTM 設定の際に必要になるので、メモとして控えておいてください。
カスタムイベントタグを GTM に設定
次に、 GTM でカスタムイベントタグを設定する手順を説明します。
(1)GTM のダッシュボードで新しいタグを作成します。
(2)タグタイプとして「カスタム HTML 」を選択します。
(3)Microsoft 広告で作成したイベントトリガーに対応するカスタムイベントコードを GTM のカスタム HTML タグに貼り付けます。
(4)「トリガーを選択」をクリックし、イベントに対応するトリガーを選択します(例:特定のボタンがクリックされた場合など)。
(5)タグの名前を付けて「保存」し、公開します。
この手順を実行することで、特定のユーザーアクションに基づいたカスタムイベントタグが正しく動作します。
タグ発火確認方法( GTM 公開後)
最後に、 GTM でタグを公開した後のタグ発火確認方法について説明します。
Microsoft 広告では、「 UET Tag Helper 」というブラウザの拡張機能を使って、 UET タグが発火しているかを確認することができます。
(1)Chrome ウェブストアから「 UET Tag Helper 」をインストールします。
(参照:UET Tag Helper)
(2)Chrome ブラウザの右上にある拡張機能アイコン(パズルピースの形)をクリックし、「 Microsoft UET Tag Helper 」を有効にします。
(3)Microsoft 広告管理画面のコンバージョン目標の一覧で、テストしたいコンバージョン目標のトラッキングステータスにマウスオーバーし「この目標をテストする」をクリックします。
(4)Landing page URL にテストしたいタグが設置されている Web ページ URL を入力し、「 Start test 」ボタンをクリックします。
(5)Web ページにアクセス後、画面右下の「 View Report 」をクリックします。
(6)Conversion found と表記されていれば、正常にコンバージョンが計測されています。
おわりに
本エントリでは、 Microsoft 広告の UET タグとカスタムイベントタグを Google タグマネージャー( GTM )を使って設定する方法について詳しく説明しました。
これらのタグを活用することで、ユーザーの行動を詳細にトラッキングし、広告のパフォーマンスを最適化できます。設定を行う際は、ぜひ本記事を参考にしてください。
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