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2026.6.8 | 更新日 : 2026.6.8

【Google広告】広告予算の配信ペースの仕様変更について解説

2026年6月1日より、 Google 広告 の予算使用に関する仕様が大きく変更されます。

これまでは広告のスケジュール機能を利用して、特定の曜日(土日など)の配信を停止している場合、配信予算を日数で割りながら予算設定を行うことができました。しかし6月1日以降は、従来の運用方法のままでは想定以上に予算を使用してしまうリスクがあります。

本エントリでは、今回アップデートが行われたGoogle 広告 の配信ペースの仕様変更の詳細と、予算オーバーを防ぐための具体的な対策についてお話しいたします。

目次

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予算の配信ペースのアップデート内容

今回のアップデートは、Google広告においてスケジュール設定が可能なキャンペーンタイプに適用されます。アプリ広告・スマートアシストキャンペーンを除き、検索広告やディスプレイ広告など主要なタイプが対象です。

キャンペーンタイプ検索ネットワークディスプレイ ネットワークショッピングディスプレイ動画YouTubeアプリスマート アシストP-MAXデマンドジェネレーションホテル旅行
広告のスケジュール設定


(引用:Google 広告 ヘルプ 広告のスケジュール設定における Google 広告の予算消化ペースに関する変更

予算の配信ペースのアップデート内容

2026年6月1日以降、広告のスケジュール設定で特定の曜日を除外した日数が減っている場合でも、システムは「月間の利用限度額(1日の平均予算×30.4日分)」の最大化を目指して予算の使用ペースを上げるようになります。

1か月の費用の上限は従来通り、1日の平均予算の30.4倍ですが、これまでは配信しない曜日の分の予算はそのまま配信されずに終了することが一般的でした。 しかし今回の仕様変更では、配信がオンになっている稼働日にペースを早めて、1か月の費用の上限まで使い切ろうとする動きに変わります。

(引用:Google 広告 ヘルプ 広告のスケジュール設定における Google 広告の予算消化ペースに関する変更

2026年5月以前との変更点

具体的な数字で比較してみましょう。 例えば、1日の予算を10,000円に設定し、広告スケジュールで平日の20日間のみ配信するキャンペーンがあるとします。

2026年5月以前の仕様では、【1日の予算10,000円×20日=200,000円】でした。しかし新しい仕様では、【1日の予算10,000円×30.4日=304,000円】という「月間の利用限度額」に向けてシステムが配信ペースを自動的に調整します。

そのため、設定を変えなくても配信日(平日)の1日あたりの配信費用が増加し、最終的な費用が大幅に上がってしまう恐れがあります。

(参照:Google 広告 ヘルプ 広告のスケジュール設定における Google 広告の予算消化ペースに関する変更

アップデートで変更されない仕様について

今回のアップデートにおいて、以下の3つのポイントは変更されず従来通り維持されます。

■ 1日の予算の2倍を超える請求は発生しない(1日の費用上限)
■ 1か月の予算上限(1日の予算×30.4日)を超える請求は発生しない
■ 広告のスケジュール設定で、配信をオフにした日に広告が配信されることはない

また、今回の仕様変更は「特定の曜日」を停止しているスケジュールにのみ影響します。 1日の中で「特定の時間帯のみ停止」している場合は、この変更の影響を受けません。

(参照:Google 広告 ヘルプ 広告のスケジュール設定における Google 広告の予算消化ペースに関する変更

予算の配信ペースの変更ケース

仕様変更の影響は、1か月のうち何日間広告を配信するかによって異なります。 ここでは、運用の際によくある3つのケースに分けて、システムがどのように予算を計算するのかを解説いたします。

(1)土日を含む、1か月の日数すべてを配信する場合

曜日を停止せず、毎日広告を配信しているキャンペーンにおいては、今回の仕様変更による大きな影響はありません。これまで通り、システムは1日の予算×30.4日分の月間利用限度額を上限として、日々のトラフィックに応じて予算の消化ペースを最適化します。

(2)土日を除いた、平日のみを配信する場合(配信日数が16日以上)

最も注意すべきなのが、土日祝日の配信を停止し、平日(月に約20~22日)のみ配信を行うケースです。

Google 広告 の仕様では、1か月のうち「16日以上」配信するスケジュールが組まれている場合、システムは「1日の予算×30.4」を月間の最大支出額として計算します。 よって、そのため、平日の稼働日だけで本来30日かけて使うはずだった予算を消化しようとするため、1日あたりの費用が高騰しやすくなります

(3)15日以内の期間限定で配信を行う場合(要注意)

セミナーの告知や期間限定のやキャンペーンなどで、「1か月のうち15日以下」の短い期間だけ広告を配信する場合も計算方法が変わります。

15日以下の配信スケジュールが組まれている場合、月間の最大支出額は「(1日の予算×2)×稼働日数」で計算されます。 例えば、1日の予算が10,000円で10日間のみ配信する場合、最大で「(10,000円×2)×10日=200,000円」まで消化される可能性があります。 これは、1日の費用上限である「平均日予算の2倍」が、稼働日すべてで適用された状態を想定しているためです。

(参照:Google 広告 ヘルプ 広告のスケジュール設定における Google 広告の予算消化ペースに関する変更

6月1日以降の予算設定の場合の注意点

新しい仕様に合わせて適切に予算をコントロールするためには、どのような設定を行えばよいのでしょうか。 ケース別の具体的な対策を解説いたします。

【ケース共通】1か月の上限予算をオーバーしないための基本的な対策

すべてのケースにおいて共通する対策は、意図した月間予算から逆算して「1日の平均予算」を再設定することです。月の配信費用を100万円に収めたい場合は、「1,000,000円÷30.4=32,894円」が1日の予算となるため、この金額を超えないように1日の予算を設定しましょう。

また、月半ばで予算を変更する場合の挙動にも注意が必要です。 月の途中で1日の予算を変更すると、システムは「それまでの配信費用+(新しい1日の予算×その月の残り日数)」を新しい1か月の上限予算として再計算します。

例えば、あるキャンペーンで1日の予算を5,000円に設定し運用していたとします。 月末まで残り7日となった時点で、それまでの配信費用が103,000円であり、残りの日数の1日予算を10,000円に引き上げたとします。 この場合、その月の新しい最大支出額は「103,000円+(10,000円×7日間)=173,000円」として再計算されます。

意図しない再学習や予算超過を防ぐためにも、月の途中の予算変更は残り日数とこれまでの配信費用を必ず確認してから行うことをおすすめします。

【ケース別】土日を配信しない場合の設定方法

平日の20日間のみ配信して、月の配信費用を200,000円に抑えたい場合を考えてみましょう。

これまでは1日の予算を10,000円に設定しましたが、6月1日以降は「200,000円÷30.4日=6,578円」の計算から、6,578円以下に1日の予算を設定する必要があります。 これにより、システムが30.4日分に向けて予算を最大化しようとしても、月間の上限額が200,000円以内に収まります。

【ケース別】土日を配信しない場合の設定方法

一方、10日間限定で合計450,000円を配信したい場合は、「450,000円 ÷ 稼働日数(10日)÷2=22,500円」を1日の予算に設定します。 このように、配信する日数が16日以上か、15日以下かによって逆算の計算式が異なるため、必ず設定前に確認しましょう。

また、短期間だけ配信を行う場合は、1日の平均予算ではなく「キャンペーンの合計予算」を設定するのも有効な選択肢です。 キャンペーンの合計予算は、指定した期間全体での固定予算を設定する機能であり、設定した金額を超えることはありません。

ただし既に配信中のキャンペーンを途中から合計予算に切り替えることはできず、新規で作成する必要がある点に注意してください。

(参照:Google 広告 ヘルプ キャンペーンの合計予算額について

まとめ

本エントリでは、2026年6月1日に実施される Google 広告 の予算消化ペースの仕様変更について解説いたしました。

システムが予算の最大化を目指すようになるため、土日を停止しているアカウントは想定以上の費用が発生するリスクがあります。 新しい計算ロジックを正しく理解し、自社の配信スケジュールに合わせて1日の予算を再設計しましょう。定期的なモニタリングと適切なコントロールが、広告運用の成果を左右します。

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この記事を書いた人

グラッドキューブ ブログ編集部

株式会社グラッドキューブでWeb広告運用を行っているスタッフが、広告媒体の最新情報や運用ノウハウを発信。運営中のYouTubeチャンネル「GladCube TV」はチャンネル登録数1.4万人を突破。

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