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2026.8.7 | 更新日 : 2026.8.7

【Google広告】AI最大化設定(AI Max for Search)への自動アップグレードについて解説!

本記事のポイント
■ 2026年9月1日より、自動作成アセット(ACA)やキャンペーン単位とインテントマッチを使用しているキャンペーンは「検索キャンペーン向けAI最大化設定(AI Max for Search)」へ自動的にアップグレードされます

■ 自動アップグレード後は、ACA使用キャンペーンでは検索語句マッチングとテキストカスタマイズ、インテントマッチ使用キャンペーンでは検索語句マッチングがデフォルトで有効になります

■ 予算制限キャンペーンでの効率低下や、トラッキングテンプレートによる404エラーなど、事前に把握して対応すべき重要な注意点があります

目次

はじめに

Google広告において、自動作成アセット(以下:ACA)やキャンペーン単位のインテントマッチ機能を使用している広告主に対して、非常に重要なアップデートが発表されました。

2026年9月1日より、これらの機能を使用している検索キャンペーンは、新しい「AI最大化設定(AI Max for Search)」へと自動的にアップグレードされます。

この自動アップグレードは、広告のクリエイティブ表現だけでなく、キーワードのマッチング精度やターゲット層へのリーチ方法など、今後の広告運用に大きな影響を与える可能性があります。

本エントリでは、AI最大化設定への自動移行に伴う変更点や詳細な仕様、運用のメリット、および広告主が事前に対応しておくべき注意点について詳しく解説します。

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アップデート情報の概要

2026年8月5日、多くの広告主の受信トレイにGoogle広告チームから直接通知メールが届きました。この通知は、以前からアナウンスされていた自動移行の具体的な適用スケジュールを確定するものです。

これまでACAやキャンペーン単位のインテントマッチの設定を活用して広告成果の向上を図ってきたキャンペーンが、今回の自動アップグレードの対象に含まれます。

アップデート前との変更点

自動アップグレードが適用されると、広告キャンペーンの動作モードがAI最大化設定へと移行します。具体的には、ACAを有効にしていたキャンペーンでは、検索語句とのマッチングおよびテキストのカスタマイズがデフォルトで自動的に有効化されます。

一方で、キャンペーン単位のインテントマッチを使用していたキャンペーンでは、検索語句とのマッチングのみがデフォルトで有効になります。

これにより、これまでのクリエイティブ作成の自動化に加えて、検索クエリの網羅性や広告テキストの個別生成が1つのシステムに統合されます。

変更されない点

アップグレード後も、従来の広告キャンペーンの設定内容は厳密に反映するように構成されます。例えば、キャンペーン単位のインテントマッチのみを使用していたキャンペーンでは、テキストのカスタマイズがデフォルトで有効になることはありません。

そのため、最終URLの拡張(別の関連性の高いランディングページへの転送)や、AIによるテキスト自動生成の範囲は勝手に広がることはなく、広告運用担当者が手動で設定したレスポンシブ検索広告のピン留め設定などもそのまま維持されます。

アップデート情報の詳細

検索キャンペーン向けAI最大化設定(以下:AI Max)における詳細な仕組みついて解説します。

詳細な仕様①:テキストカスタマイズと最終URL拡張の依存関係

テキストのカスタマイズは、従来のACAを生成AI技術に基づいて大幅に進化させた機能です。

広告主のウェブサイトやランディングページのタイトル、メタタグなどの情報を自動で読み込み、最新のモデルが検索クエリと予測パフォーマンスに基づいて広告見出しを生成します。

このテキストのカスタマイズが有効になっている場合にのみ、最終URLの拡張機能が有効に動作します。これにより、クエリに応じたより親和性の高いページへの転送と、それに適したクリエイティブテキストの自動書き換えがセットで機能する仕組みが成立しています。

詳細な仕様②:延期された動的検索広告(DSA)

もともと今回の自動アップグレードは、動的検索広告(以下:DSA)を含む3つの設定を同時に移行させるスケジュールとして発表されていました。しかし、広告主の年末商戦期における運用のリスクを考慮し、DSAのAI Maxへの自動移行は2027年2月まで延期されることが決まりました。

それに対し、ACAとインテントマッチに関しては予定通り2026年9月1日に実施されます。

(参照 Google広告ブログ ダイナミック検索広告をAI Maxにアップグレードします

アップデートによるメリット・デメリット

AIによる自動化の導入はメリットがある一方で、従来の配信スタイルから変わるためデメリットも存在します。客観的な視点からそれぞれを比較します。

メリット:検索クエリの拡張による機会損失の防止

AI Maxへアップグレードされることで、機械学習モデルがユーザーの検索意図(インテント)を高度に推測し、関連する検索クエリへの広告露出を逃さずに配信します。

自社で網羅しきれなかった新たなキーワードでのコンバージョンが期待できるほか、ユーザーごとのコンバージョン可能性に応じて、配信するテキストを高度に組み合わせる作業を自動化できるため、機会損失の防止につながります。

メリット:コンバージョン数と広告運用の効率化

AI最大化設定は、検索語句とのマッチングやクリエイティブの個別生成を最適化することで、全体的なコンバージョン数やコンバージョン値の増加に寄与します。

また、キーワード設定や広告コピー作成にかかる工数を削減できるため、広告運用のさらなる効率化を追求できます。

デメリット:配信の均質化と意図しないマッチングによる費用対効果の悪化

複数の競合他社が同じAIモデルやランディングページ情報を参照して広告アセットを生成するため、配信される広告テキストが似通ってしまい、ブランド間の差別化が難しくなるリスクがあります。

また、検索語句マッチングが広範囲に拡張される結果、競合他社のブランド名にマッチしてしまったり、検索パートナーネットワークへの意図しない拡張により、費用対効果(ROAS)が低下したりする可能性について、複数の第三者検証にて指摘されています。

アップデート適用後の注意点

自動アップグレード後に広告パフォーマンスの悪化や技術的なエラーを発生させないために、あらかじめ知っておくべき注意点について解説します。

(1)予算に制限があるキャンペーンでの運用の不適合

AI Maxにおける検索語句とのマッチングは、キャンペーン内の予算枠を最大限に活用してリーチを広げようとします。

そのため、日予算が極めて厳しく制限されているキャンペーンでは、クエリプールの拡大に対応しきれず、元々パフォーマンスの良かった中心的なクエリへの予算配分が削られてしまい、全体的な配信効率が低下する可能性があります。

予算に余裕がない場合は、自動移行の前に設定を見直す必要があります。

(2)トラッキングテンプレート使用時の404エラー発生リスク

最終URLの拡張が有効化された場合、注意すべきなのがトラッキングパラメータの仕様です。

lpurlタグを含まない静的なトラッキングテンプレートを設定している場合、最終URLが拡張される際に不正なURLが生成され、ユーザーが遷移した際に404エラー(ページ未検出)が発生する原因になります。

自動移行が適用される前に、自社のトラッキングURLの構成が新しい動的拡張に対応しているかを必ず確認してください。

(参考:PPCLAND Google広告AI Maxの自動アップグレードが9月1日に開始されます

よくある質問(FAQ)

自動アップグレードに向けた準備を整えるために、運用担当者からよく寄せられる質問とその回答をまとめました。

質問①:自動アップグレードを無効化(オプトアウト)することはできますか?

自動アップグレード自体を拒否する直接的なオプトアウトボタンは提供されていません

自動アップグレードを実質的に無効化するには、アップグレードの適用前にキャンペーンでACA(自動作成アセット)を無効化する、もしくはキャンペーン単位のインテントマッチをオフにする必要があります。

質問②:レスポンシブ検索広告(RSA)のピン留め設定は解除されますか?

キャンペーン単位のインテントマッチを使用しているキャンペーンにおいては、自動アップグレードが完了した後も、レスポンシブ検索広告(RSA)で設定していたピン留め設定(特定の見出しや説明文を表示位置に固定する設定)は厳密に尊重され、維持されます。

法的な表現規制や薬機法の遵守、あるいはブランドイメージの統一の観点から固定のクリエイティブを配信し続ける必要がある広告主でも、設定が勝手に変更される懸念はありません。

まとめ

2026年9月1日より、Google広告の自動作成アセット(ACA)およびキャンペーン単位のインテントマッチは、検索キャンペーン向けAI最大化設定へと順次自動アップグレードされます。

この変更は検索キーワードのマッチングロジックや、AIによるコピー作成を加速させる一方、予算制限下での効率低下やトラッキング設定の不具合といった予期せぬトラブルを引き起こすリスクも含んでいます。

自動適用が開始される前に、当社などの運用実績が豊富な専門チームへ相談し、キャンペーン設定の最適化や運用の事前見直しを進めることをおすすめします。

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