ブログ
BLOG
Web広告からの売上、停滞していませんか?成果が落ちる3つの要因と6つの対策

本記事のポイント
■ Web 広告の成果が年々落ちる3つの構造的要因(CPC 上昇・クエリ拡張・ノンクリック増加)を解説
■ 各要因に対して見直すべき6つの運用・マーケティング対策とセルフチェックの視点を提供
■ 実例:士業・BtoBシステム販売における「CPC 2倍・競合ドメイン3倍」の現状と改善アプローチを公開
広告費は変えていないのに、獲得件数が減り CPA が上がっている。そんな実感をお持ちの広告担当者の方も多いのではないでしょうか?
じつはこの成果の悪化は、特定の企業や特定の代理店だけで起きているものではありません。Web 広告市場全体で進む構造変化が背景にあり、多くの広告主が同じ壁に直面しています。
本エントリでは、Web 広告の成果が落ち込む3つの要因と、成果停滞を抜け出すために見直すべきポイントを解説します。今の運用体制で対応できているか、セルフチェックしながらお読みいただければと思います。
目次
こちらの記事をお読みの方にオススメ!
インターネット広告運用代行 支援事例集

当社が実際に支援したインターネット広告運用の事例をまとめています。
業種や課題にごとに、どのような改善施策を行い、どのような成果につながったのかを具体的にご紹介しています。
自社の課題整理や、今後の広告戦略のヒントとしてご活用いただける内容です。
目次
成果が落ちているのは自社だけ?いいえ、市場全体で起きています

結論から言えば、成果の悪化は自社の運用だけが原因ではありません。市場の構造そのものが変わっているため、多くの広告主が同じ壁に直面しています。
実際、当社グラッドキューブで支援させていただいているお客様の運用環境でも、これまでにないスピードで激変が起きています。
【実例】士業系・BtoBシステム販売における変化
- わずか2年前と比較して CPC(クリック単価)が約2倍に高騰
- 同じキーワード群に出稿する競合判定ドメイン数が約3倍に急増
このように、市場への新規参入と自動入札の加速によって、従来の出稿枠を確保・維持するだけでも膨大なコストがかかる環境へ変化しているのです。
「去年と同じように運用しているのに、なぜか数字が悪い」。そう感じているなら、その実感はおそらく正しいものです。原因が「自社の運用ミス」ではなく「市場環境の変化」にある以上、小手先の調整ではなく変化に合わせた運用の再設計が必要になります。
Web 広告の成果が落ち込む3つの要因とは?
成果の停滞には、大きく分けて3つの構造的な要因があります。順に見ていきます。
要因1:自動入札による CPC 相場の上昇と、競合の出稿増加

Google 広告や Yahoo!広告では、P-MAX をはじめとする自動入札メニューが主流になりました。これらは成果を最大化するために、より高い単価でも積極的に入札します。
わかりやすく言えば、参加者全員が「多少高くても取りにいく」ようになった結果、入札単価の相場そのものが押し上げられている状態です。さらに、先述の通りWeb 広告に参入する競合企業が急激に増えていることも、この激化に拍車をかけています。
その結果、同じキーワードで同じ枠を取るためのコストが跳ね上がっています。つまり、過去と同じ CPC を前提にした計画では、目標 CPA に届かなくなっていきます。
要因2:検索クエリの拡張幅の拡大

自動入札やインテントマッチ(部分一致)の普及により、広告が配信されるキーワードの範囲は運用者が想定した以上に広がっています。
これは「関連性の高いユーザーにも届く」というメリットがある一方で、コンバージョンに結びつかないクエリにも配信され、無駄なクリックが増えるというデメリットと表裏一体です。
「配信は回っているのに CV が増えない」という状態は、拡張されたクエリに予算が流れていることが原因かもしれません。つまり、どのクエリが成果に貢献しているかを見極める運用が、これまで以上に重要になっています。
要因3:AI Overview などによるノンクリックの増加と、広告の忌避

検索結果の最上部に AI が回答を表示する AI Overview(AIO) が広がり、ユーザーが検索結果ページ内で疑問を解決してしまう場面が増えました。その結果、広告はもちろん、検索結果そのものがクリックされない「ゼロクリック」が増加しています。
加えて、ユーザーの側にも「広告は避けたい」という意識が定着しつつあります。
表示回数(インプレッション)は出ていても、クリックに至る割合が構造的に下がっています。つまり、クリックを前提とした従来の広告設計だけでは、リーチできる母数が縮んでいく可能性があります。
今の運用・代理店は、これらの変化に対応できていますか?
ここまでの3つの要因は、どれも「担当者の努力」だけで解決できるものではありません。変化を前提にした運用の仕組みがあるかどうかが、成果を分けます。
いちど、現在の運用体制を振り返ってみてください。
運用体制のセルフチェック
- 成果につながるクエリと、そうでないクエリを定期的に見極めているか
- 自動入札に「学習させるデータ」が、正しく設計・蓄積されているか
- クリックされにくくなった環境を前提に、潜在層へのアプローチまで設計できているか
- AIO や GEO、LLMO といった AI 時代の検索変化を見据えた施策を考慮しているか
- ChatGPT 等の会話型AIに向けた「ChatGPT 広告」などの新しい露出枠を検証しているか
- 高騰した CPC でも成果を合わせるための LPO・EFO などの着地点最適化ができているか
これらに「はい」と即答できない場合、成果の停滞は運用体制の見直しで改善できる余地があります。
成果停滞を抜け出すために見直すべき6つの対策
市場の変化に伴う成果の落ち込みに対して、打つべき手は次の6つに集約されます。
対策1:適切な学習データの蓄積

自動入札の精度は、何を「成果」として学習させるかで決まります。単なるフォーム送信ではなく、実際の受注や商談につながった質の高いコンバージョンを学習データとして与えることで、自動入札は本当に価値のあるユーザーを狙うようになります。
つまり、成果地点の設計と質の高いデータの蓄積が、CPC 上昇時代の入札効率を左右します。
対策2:ターゲットに合わせたパーソナライズ戦略

拡張されたクエリの中から成果に貢献する層を見極め、その層に合わせた訴求・クリエイティブ・ランディングページを用意することが重要です。「誰にでも同じ広告」では、限られた予算の中で成果を出しきれません。
配信面が広がった今こそ、届けたい相手を絞り込み、メッセージを最適化する設計が効いてきます。
対策3:潜在層へのリーチ

検索広告のクリックが減っている以上、今すぐ検索する顕在層だけを追い続ける戦略には限界があります。ディスプレイ広告や動画広告、SNS 広告などを組み合わせ、まだ課題に気づいていない潜在層に早い段階で接触しておくことが、将来のコンバージョンにつながります。
顕在層の獲得コストが上がるほど、潜在層を早く押さえておく戦略の価値が高まります。
対策4:次世代の検索に対応するAI対策(AIO・GEO・LLMO)

AI Overview(AIO)の普及をはじめ、ChatGPT や Gemini などの生成 AI で直接疑問を解決するユーザーが急増しています。これからは従来の SEO だけでなく、生成 AI 検索最適化である GEO(Generative Engine Optimization) や、大規模言語モデル最適化である LLMO(Large Language Model Optimization) を捉えたアプローチが不可欠です。
AI の回答内で自社ブランドが引用・推薦される状態を作るためには、AI 検索上での自社の露出状況や参照されている情報源を正確に可視化し、適切なコンテンツ設計を行う必要があります。
当社グラッドキューブでは、ChatGPT や Google AIO 等における自社・競合の露出状況を分析できる自社ツールを活用し、AI 検索時代における新たな獲得経路の構築を支援しています。
👉 LLMO / AIO 対策プラットフォーム「LLMOA(エルモア)」詳細はこちら
対策5:新たな顧客接点としての「ChatGPT 広告」の活用

ユーザー行動がキーワード検索から「AI との対話」へ移行する中、新たな獲得チャネルとして注目を集めているのが ChatGPT 広告 です。
検索キーワードを絞り込んで出稿する従来の検索広告とは異なり、ChatGPT 広告はユーザーと AI の「会話文脈(コンテキスト)」に応じて表示されます。まだ具体的な検索キーワードに落ちていない「比較・検討・相談」の段階でアプローチできるため、高騰する従来の検索枠を回避し、確度の高い潜在〜顕在層へ直接アプローチできる強みを持っています。
当社グラッドキューブでは、先述の「LLMOA」で分析した AI の会話文脈データと累計1,000億円以上の広告運用ノウハウを掛け合わせ、データドリブンな ChatGPT 広告の出稿・運用支援を提供しています。
👉 グラッドキューブの「ChatGPT 広告運用代行サービス」詳細はこちら
対策6:LPO(LP最適化)とEFO(入力フォーム最適化)の徹底

CPC が2倍近く高騰している現代のWeb広告市場では、1クリックの価値が従来とは比較にならないほど高くなっています。どれだけ広告運用を最適化しても、訪問した LP(ランディングページ)や入力フォーム(EFO)の離脱率が高いままでは、CPA の改善は望めません。
ユーザーの流入目的に合わせた LP の動線設計(LPO)や、入力負荷を最小限に抑える EFO を徹底し、「1クリックあたりの転換率(CVR)」を底上げすることが、高騰するコストを吸収する最も強力な打開策となります。
実際、前述した士業やBtoBシステム販売などの厳しい競合環境下においても、当社ではこれら6つの対策(データの蓄積・パーソナライズ・潜在層アプローチ・AIO/LLMOA・ChatGPT広告・LPO/EFO)を包括的に実施・検証することで、CPC 高騰の波を乗り越え、獲得件数の大幅向上や CPA 維持・改善を達成しています。
Web 広告の成果停滞に関するよくある質問
Q. なぜ広告費を変えていないのに CPA が悪化するのですか?
A. 主な要因は3つです。自動入札の普及と競合増加による CPC 相場の上昇、検索クエリの自動拡張による無駄クリックの増加、そして AI Overview などによるクリック数そのものの減少です。市場全体で進む構造変化であり、特に参入企業が増えた領域では2年前と比べて CPC が2倍に膨らむケースも珍しくありません。
Q. 代理店を変えれば成果は改善しますか?
A. 代理店の変更そのものが目的ではありません。重要なのは、市場の変化を前提にした運用ができているかです。「学習データの蓄積」「パーソナライズ戦略」「潜在層へのリーチ」に加え、「LLMOAを用いたAI検索対策」「ChatGPT広告等の新チャネル」「LPO・EFO」まで包括的に対応できている運用体制であれば、成果改善の余地は大きくなります。
Q. AI Overview や ChatGPT の普及で既存の検索広告はもう効果がないのですか?
A. 効果がなくなるわけではありませんが、従来の検索広告だけに頼るのはリスクがあります。検索広告に加えて、生成AIでの露出度を高めるLLMO対策や、ChatGPT 広告のような新しい枠への展開、さらに LPO/EFO で離脱を防ぐ総合的なアプローチへ切り替えることが成功の鍵となります。
おわりに
本エントリでは、Web 広告の成果が落ち込む3つの要因(CPC 上昇・クエリ拡張・ノンクリック増加)と、見直すべき6つの対策(学習データ・パーソナライズ・潜在層リーチ・AI対策/LLMOA・ChatGPT広告・LPO/EFO)をご紹介しました。
成果が落ちているのは、運用者個人のスキル不足だけではなく、市場そのものが激変しているからです。この変化を正しく捉え、最新のAI施策やサイト最適化までを一気通貫で見直すことが、停滞を抜け出す第一歩になります。
関連する媒体や施策については、別の記事でも解説しています。あわせてご覧ください。
Web 広告の運用代行をお探しの方へ
グラッドキューブは、Web 広告の運用代行から、動画制作・サイト制作、LPO、さらにはLLMOAを活用したAI検索対策やChatGPT広告まで一気通貫の Web マーケティングを支援しています。
Google Premier Partner をはじめ、各種広告媒体の正規代理店・パートナーとして認定されており、多くのノウハウを元にした総合的な広告プランニングを行っています。
「広告の成果が年々落ちている気がする…」
「今の運用や代理店が市場変化に対応できているか不安」
「LLMO/AIO対策やChatGPT広告まで含めて、総合的に獲得成果を底上げしたい!」
このようなお悩みをお持ちの方はぜひお気軽にご相談ください。専門スタッフが貴社の目標に合わせた最適な広告・マーケティングプランをご提案します。





