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AI MAX 活用事例|サプリの検索広告で獲得件数を15.8%底上げ

本記事のポイント
■ 特定のキャンペーンにおいて、従来30件前後の獲得に対し、約20%の底上げに相当するCVを AI MAX 経由で獲得
■ 30日間の実績では、AI MAX が対象キャンペーン全体38件の15.8%を獲得
■ 検索語句の精査と配信区分別の評価で、獲得件数と効率を管理
検索広告で一定の成果は出ているものの、獲得件数が横ばいになっていませんか。既存の配信を続けながら、さらに件数を積み上げる方法を探している方も多いのではないでしょうか。
グラッドキューブが支援するサプリメント商材では、獲得件数の拡大を目指し、Google 広告の検索キャンペーンに AI MAX を導入しました。特定のキャンペーンにおいて、従来の30件前後に対して約20%の底上げに相当するCV(実績では32件のデータに対して6件)のコンバージョンを、AI MAX 経由で獲得しています。
本記事では、導入の背景、活用した機能、配信結果、運用のポイントを紹介します。顧客名・商品名は非公開とし、当社の運用データと運用記録をもとに解説します。
目次
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AI MAX 導入の背景|30件前後の獲得から次の伸びを目指す
既存の検索広告を活かし、獲得機会を広げたい
本案件の課題は、一定の獲得を維持しながら件数を積み上げることでした。導入前は特定のキャンペーンにおいて、30件前後のペースで推移しており、中長期で獲得件数が伸びる状態を目指していました。(参照:当社運用記録)
すでに Google 広告や Yahoo! 広告などの主要な検索広告を活用していました。そこで、既存の配信に加えて検索語句とのマッチングを広げる施策として、AI MAX を導入しました。
単に表示回数を増やすのではなく、拡張した配信から実際にコンバージョンを獲得できるかが、今回の検証の焦点です。以降、コンバージョンを CV、1件あたりの獲得費用を CPA と表記します。
8月上旬に導入し、導入直後から CV が発生
AI MAX の導入は2026年8月上旬で、導入直後から CV が発生しました。今回の記事では、2026年8月8日〜9月6日の30日間のレポートを用いて、その獲得状況を確認しています。(参照:当社運用記録および当社運用データ)
導入後の早い段階で獲得が発生した点は、配信を継続して検証する材料になります。ただし、すべての案件で同じ期間内に成果が出ることを示すものではありません。
今回活用した AI MAX の検索語句拡張とは
登録キーワードを起点に、関連する検索への配信を拡張
AI MAX は、Google 広告の検索キャンペーンで利用できる AI 最大化設定です。検索語句とのマッチングでは、キーワードや広告、URL の情報を活用し、既存のキーワード設定から配信対象を広げることができます。
Google は、インテント マッチとキーワードレスの技術を使い、関連する検索語句を見つける仕組みと説明しています。今回確認できた配信実績は、この検索語句の拡張に関するものです。(参照:Google 広告ヘルプ「検索キャンペーン向け AI 最大化設定の仕組み」)
AI MAX には広告文や遷移先ページに関する最適化機能もあります。ただし、本案件ではそれらの設定状況を確認できていないため、確認できた検索語句の拡張に絞って評価しています。
今回の CV はすべて「キーワード拡張」から獲得
今回のレポートでは、「キーワード拡張」と「キーワード以外の拡張」の両方に配信実績がありました。うち、6件の CV はすべてキーワード拡張から発生しています。(参照:当社運用データ、2026年8月8日〜9月6日)
| AI MAX の配信区分 | 表示回数 | クリック数 | CV |
|---|---|---|---|
| キーワード拡張 | 7,949回 | 405回 | 6件 |
| キーワード以外の拡張 | 24回 | 1回 | 0件 |
| AI MAX 合計 | 7,973回 | 406回 | 6件 |
出典:当社運用データ、2026年8月8日〜9月6日。今回の獲得を支えたのはキーワード拡張でした。キーワード以外の拡張は配信量が少なく、この結果だけで有効性を判断することはできません。
AI MAX 活用事例の成果|全体 CV の15.8%を獲得
通常キーワード32件と AI MAX 6件で、全体38件を獲得

対象キャンペーンの30日間の実績は、通常キーワード配信が32件、AI MAX 経由が6件、全体で38件でした。AI MAX は全体 CV の15.8%を担いました。(参照:当社運用データ、2026年8月8日〜9月6日)
| 指標 | 通常キーワード配信 | AI MAX 合計 | キャンペーン全体 |
|---|---|---|---|
| 表示回数 | 8,945回 | 7,973回 | 16,918回 |
| クリック数 | 673回 | 406回 | 1,079回 |
| 費用 | 175,804円 | 55,382円 | 231,187円 |
| CV | 32件 | 6件 | 38件 |
| CPA | 約5,494円 | 約9,230円 | 約6,084円 |
| CV 構成比 | 84.2% | 15.8% | 100% |
出典:当社運用データ、2026年8月8日〜9月6日。CPA は費用÷ CV で再計算し、円単位で四捨五入しています。費用は元レポートの記載額です。区分別費用の合計とキャンペーン全体には1円の差があり、元の値を保持しています。
通常キーワード配信に加え、拡張配信も獲得を担う経路となりました。なお、ここでの CV は Google 広告の「コンバージョン」列の値であり、購入人数や新規顧客数を示すものではありません。
従来比約120%の規模感。ただし、純増効果とは区別する
従来の30件前後を基準にすると、今回 AI MAX が獲得した6件は約20%の底上げに相当します。30件に6件を積み上げると従来比約120%となり、件数の拡大を目指した施策の規模感が分かります。(参照:当社運用記録および同期間の当社運用データ)
この「約20%」は概数に基づく目安です。導入前後を同じ期間・予算で比較した増加率ではありません。また、AI MAX を導入しなかった場合の実績は分からないため、6件すべてが純増したとは断定できません。
本事例から確認できるのは、対象期間に AI MAX 経由で6件を獲得したという事実です。施策による純増を詳しく評価するには、予算や入札、需要の変化も含めた比較が必要になります。
CPA は約9,230円。次の課題は獲得効率の改善
AI MAX の CPA は約9,230円で、通常キーワード配信の約5,494円より高い結果でした。今回の成果は獲得経路を広げられたことであり、獲得効率には改善の余地が残っています。(参照:当社運用データ、2026年8月8日〜9月6日)
AI MAX 合計には、CV が発生しなかったキーワード以外の拡張の費用68円も含めています。拡張配信全体の費用で評価することが重要です。
目標 CPA が不明なため、事業上の採算が合っているかは判断できません。今後は許容できる獲得単価と照らし合わせ、件数を伸ばすためにどこまで費用をかけられるかを確認する必要があります。
運用で重視したこと|拡張後の検索語句を精査する
配信範囲が広がる分、検索意図とのずれを確認する

運用で重視したのは、拡張された検索語句を適宜確認することです。AI MAX では想定より拡張幅の大きい検索語句を拾うこともあるため、クエリ精査のメンテナンスを行う必要があります。(参照:当社運用記録)
ここでいうクエリとは、ユーザーが実際に検索した語句です。配信先が増えたときには、その検索意図と商材が合っているかを見る必要があります。クリックや CV の有無とあわせて確認することで、改善すべき配信を探せます。
今後は、関連性の低い検索語句の除外などを通じて、獲得効率を高めていく方針です。今回の資料では具体的な除外語句や実施履歴までは確認できないため、特定の除外施策が成果を生んだとは位置づけていません。
通常配信と拡張配信を分け、件数と費用を確認する
運用の判断には、全体の成果と AI MAX 単独の成果の両方が必要です。全体の CV が増えていても、どの配信が件数を担い、どの程度の費用を使っているかが分からなければ、次の改善につながりません。
本事例では、通常キーワード配信と AI MAX を分けたことで、拡張配信が全体の15.8%を獲得していることと、通常配信より CPA が高いことを確認できました。件数への寄与と効率面の課題を併せて把握できる集計が役立ちます。(参照:当社運用データ、2026年8月8日〜9月6日)
今後の検証では、同じ集計条件で推移を追い、検索語句の見直し前後で変化を確認することが考えられます。予算や入札を変更した場合も記録し、AI MAX 以外の要因と切り分けて評価します。
AI MAX の設定方法|既存の検索キャンペーンで始める手順
ここからは、自社で導入を検討する際の一般的な設定手順を紹介します。以下の設定例は本案件の設定を再現したものではありません。画面の名称や初期設定は変更される場合があるため、保存前に選択内容を確認してください。
キャンペーンで有効化し、広告グループのマッチングを確認

既存の検索キャンペーンでは、[設定]→[AI 最大化設定]から有効化します。有効化後は、広告グループ単位で検索語句とのマッチングのオン・オフを調整できます。
| 手順 | 管理画面で行う操作 |
|---|---|
| 1 | [キャンペーン]→[設定]を開き、対象の検索キャンペーンを選択 |
| 2 | [AI 最大化設定]を開き、有効に切り替える |
| 3 | 使用する機能と[アセットの最適化]の設定を確認して保存 |
| 4 | 対象の[広告グループ]で[検索語句とのマッチング]がオンになっているか確認 |
| 5 | 必要に応じてブランドの登録・除外などを設定し、保存 |
キャンペーンで AI MAX を有効にすると、検索語句とのマッチングも有効になります。拡張を行わない広告グループがある場合は、個別にオフへ変更します。(参照:Google 広告ヘルプ「検索キャンペーン向け AI 最大化設定をセットアップする」)
コンバージョン計測と自動入札を確認する
配信を始める前に、最適化に使う CV が正しく計測されているかを確認します。購入を増やしたいのか、問い合わせを増やしたいのかによって、入札で重視するコンバージョン目標も変わります。
Google は、AI MAX の各機能を効果的に利用するには、コンバージョンベースのスマート自動入札が必要としています。「コンバージョン数の最大化」「コンバージョン値の最大化」など、目的に合う入札戦略と目標値を確認してください。(参照:Google 広告ヘルプ「検索キャンペーン向け AI 最大化設定をセットアップする」)
AI MAX 導入時の注意点|拡張する機能と評価基準を決める
広告文と遷移先の自動変更も初期設定を確認する
AI MAX の有効化時は、検索語句の拡張に加え、テキストのカスタマイズと最終ページ URL の拡張も初期設定で有効になります。広告文や遷移先を自動で変更してよいかを確認してから保存しましょう。
例えば、承認済みの広告文と既存 LP を使って検索語句の拡張を検証する場合は、以下の設定が考えられます。全案件に共通する推奨値ではなく、検証目的に応じた一例です。
| 設定項目 | 検索語句の拡張を中心に検証する設定例 |
|---|---|
| AI 最大化設定 | オン |
| 検索語句とのマッチング | 検証対象の広告グループでオン |
| テキストのカスタマイズ | 承認済み広告文で検証する場合はオフ |
| 最終ページ URL の拡張 | 既存 LP に遷移先を固定したい場合はオフ |
| URL の登録 | 既存 RSA の遷移先だけで検証する場合は追加しない |
| ブランドの登録・除外 | 自社・競合ブランドを配信対象に含めるか、目的に応じて判断 |
テキストのカスタマイズをオフにすると、最終ページ URL の拡張もオフになります。また、URL 拡張や URL の登録を使用する場合は、RSA の固定アセットが使われないことがあります。必須の文言を固定している広告は設定を確認してください。(参照:Google 広告ヘルプ「検索キャンペーン向け AI 最大化設定をセットアップする」)
検証対象・許容 CPA・比較条件を決めてから配信する
導入前には、検証対象と許容 CPA を先に決めることが大切です。一部のキャンペーンや広告グループから検証する場合も、どの成果を見て継続・調整を判断するかを整理しておきます。
配信開始日、費用、CV、CPA に加え、予算や入札の変更も記録します。導入前後で条件が大きく変わると、成果の変化が AI MAX によるものかを判断しにくくなります。
配信後は、検索語句レポートのマッチタイプやソースを使い、AI MAX 経由の検索語句を確認できます。検索意図・費用・CV を組み合わせて評価し、関連性の低い検索語句の除外や設定の見直しにつなげます。(参照:Google 広告ヘルプ「検索キャンペーン向け AI 最大化設定の仕組み」)
AI MAX に関してよくある質問(FAQ)
最後に、AI MAX の運用と本事例の数値について、補足となる疑問に回答します。
AI MAX の検索語句は、どのくらいの頻度で確認すべきですか?
一律の頻度ではなく、配信量や費用の増え方に応じて決めます。本事例でも、検索語句を適宜精査する運用を重視しています。
特に導入直後や費用が急に増えたときは、商材と合わない検索に広がっていないかを確認します。確認頻度は、費用と配信内容の変化に合わせることが実務上の目安です。
記事の CV 6件は、新規購入者6人という意味ですか?
新規購入者6人を意味するものではありません。今回の CV は、Google 広告のレポートに記載されたコンバージョン数です。
購入や新規顧客との対応は、計測設定によって異なります。本事例を自社の判断に活かす際も、CV の定義をそろえて比較することが必要です。
おわりに
本事例では、AI MAX 経由で30日間に6件の CV を獲得しました。従来30件前後に対して約20%の底上げに相当し、対象期間の全体38件のうち15.8%を担っています。(参照:当社運用記録および2026年8月8日〜9月6日の当社運用データ)
獲得件数の拡大を目指す際は、検索語句を精査し、件数と CPA を併せて評価することが大切です。自社の配信状況や許容 CPA を整理したうえで、AI MAX の検証を検討してみてください。
検索広告の獲得件数を伸ばしたい方へ
グラッドキューブは、Web 広告の運用代行から動画制作・サイト制作、LPO、さらに LLMOA(エルモア) を活用した AI 検索対策や ChatGPT 広告まで、一気通貫で Web マーケティングを支援しています。
Google 広告の運用支援については、Google 広告運用代行サービスをご覧ください。
「検索広告の獲得件数が横ばいで、次の施策を探している」
「AI MAX を試したいが、配信の広がりや CPA が不安」
「AI 検索対策や ChatGPT 広告も含めて、集客を見直したい」
このようなお悩みをお持ちの方は、お気軽にご相談ください。貴社の目標と配信状況に合わせて、検証すべき施策をご提案します。




