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【Google広告】AIの学習を強化!ファーストパーティデータ活用を後押しする新機能について解説

本記事のポイント
■ 2026年9月10日に、Google広告をはじめとする測定ツールで「データ強度リフト指標」などの新機能がリリースされました。
■ ファーストパーティデータの統合が強化され、AIを活用したビジネスの成長をより正確に測定できるようになります。
■ 新しい Meridian GeoX が世界中で一般提供開始され、マーケティング効果の証明が容易になりました。
近年、プライバシー保護の観点からサードパーティCookieの利用が制限されるなか、自社が保有するファーストパーティデータの重要性が高まっています。読者の皆様のなかにも、複数のプラットフォームに散らばるデータをどのように統合し、広告の成果向上につなげるべきかお悩みの方が多いのではないでしょうか。
2026年9月10日に、Googleはデータ基盤を強化し、広告の投資対効果を証明するための新しいデータ測定ツールと「データ強度リフト指標」を追加しました。
本記事では、Google広告や関連する測定ツールのアップデートの概要から、得られるメリットや注意点について詳しく解説します。
※本記事は、公式が発信する情報をもとに作成しています。仕様や提供状況は変更される場合があるため、最新かつ正確な情報は必ず公式のお知らせ・ヘルプをご確認ください。
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アップデート情報の概要
本章では、2026年9月10日に発表されたデータ測定ツールのアップデートについて、主な変更点と変わらない点をそれぞれ解説します。
広告のパフォーマンス向上に直結する重要な仕様変更が含まれているため、しっかりと概要を把握しておきましょう。
変更点
今回のアップデートにより、Googleアナリティクス(GA)やディスプレイ&ビデオ360(DV360)において、データマネージャーが直接統合されるようになりました。これにより、複数のプラットフォームに点在していたファーストパーティデータを一元管理し、よりシームレスに活用できるようになります(参照:Drive profitable growth with new data and measurement tools)。
また、Google広告の管理画面内には、ファーストパーティデータの設定によって回収された追加のコンバージョン数を算出する「データ強度リフト指標(Data Strength Uplift Metric)」が新たに導入されたことが大きな変更点です。
変わらない点
ファーストパーティデータを統合するためのAPIやデータ収集の基盤となる仕組みそのものは従来通り利用可能であり、既存のキャンペーン設定が即座に無効になるわけではありません。
あくまでより高度なデータ統合と効果の可視化をサポートする機能が追加された形となります。したがって、現在稼働しているGoogleタグやデータパイプラインの基本設定はそのまま維持しつつ、新しい指標や機能を段階的に取り入れていくことが可能です。
アップデート情報の詳細
ここでは、新しく追加された機能の具体的な仕様や、オープンソースのマーケティングミックスモデリング(MMM)である「Meridian」のアップデート内容について、実際の広告運用にどのような影響を与えるのか詳しく解説します。
詳細な仕様①:データ強度リフト指標の追加
Google広告に新たに導入された「データ強度リフト指標」は、ファーストパーティデータの設定によってコンバージョンがどの程度増加したかを定量化する機能です。
この指標により、追加で回収されたコンバージョン数を画面上で確認できるようになります。公式の発表によると、Googleタグなどを活用してデータ強度を高めた広告主は、コンバージョン数が平均14%増加するなどの成果をあげており、データの拡充がどれほど業績に寄与しているかを可視化する強力なツールとなります。
詳細な仕様②:Meridian GeoXの一般提供開始
オープンソースのマーケティングミックスモデリング(MMM)である「Meridian」も大幅にアップグレードされました。特に注目すべきは、これまでベータ版だった「Meridian GeoX」が世界中で一般提供開始となった点です。
あらゆる広告プラットフォームを横断して因果関係のある地域別テスト(Geo-experiments)を実行できるようになり、より精度の高い投資対効果の測定が可能になりました。さらに、ブランド検索ボリュームなどのブランドシグナルを直接モデルに組み込めるようになっています。
設定方法
新たなデータ管理機能を利用するための基本的なデータマネージャーへのデータ接続や設定手順は以下の通りです。IAB Tech LabのECAPI標準に基づくユニバーサルなAPIにより、安全かつシンプルな構築が可能になっています。
- Googleアナリティクス(GA)またはディスプレイ&ビデオ360(DV360)の管理画面からデータマネージャーを開く。
- 自社が保有するファーストパーティデータ(オフラインデータやアプリデータなど)の接続先を選択し、マッピングを行う。
- 内蔵された診断機能を利用して、キャンペーンに影響が出る前にデータのエラーや問題を特定・修正する。
メリット・デメリット
今回のアップデートは、広告主にとってより高度なデータ活用を可能にする一方で、導入にあたって考慮すべき点もあります。
ここでは、新しい測定ツールを活用する際の代表的なメリットとデメリットをそれぞれ整理してご紹介します。
メリット:AIを活用したビジネス成長の加速
最大のメリットは、分断されていたデータを統合することで、AIがより正確に学習し、広告パフォーマンスの向上に貢献する点です。
オフラインデータやアプリデータをデータマネージャーに接続した広告主は、広告費用の回収率(ROAS)が平均26%向上した事例もあります。また、新しい指標によってデータ活用の効果が明確に数値化されるため、社内でのマーケティング予算の獲得や施策の説得力向上にもつながります。
デメリット:初期設定の専門知識が必要
一方で、新たなツールの恩恵を最大限に受けるためには、データマネージャーやAPIを介したデータ統合の設定が必要となります。
社内にデータを扱う技術的なノウハウがない場合は、導入ハードルが高く感じる可能性がある点がデメリットです。万が一データ連携に不備があると、モデルの学習精度が低下する恐れもあるため、導入初期は専門知識を持った担当者や代理店のサポートを受けることが推奨されます。
適用後の注意点
新しいデータ基盤や測定ツールを導入した後に、広告効果を正確に維持・改善していくための注意点について解説します。データを繋ぎこんだ後も定期的なメンテナンスが不可欠です。
(1)診断機能によるエラーの定期確認
データマネージャーには、キャンペーンのパフォーマンスに影響を与える前にデータの問題を自動的に特定する診断機能が組み込まれています。しかし、これを放置しては意味がありません。
データの欠損や連携エラーが発生していないか、管理画面のアラートを定期的に確認する体制を整えておくことが重要です。正しいデータが継続的に送信されてこそ、AIの学習精度が維持されます。
(2)ビジネス全体の成果との照らし合わせ
「データ強度リフト指標」などで可視化された追加のコンバージョンは、あくまでモデルに基づいた算出結果です。ツール上の数値が向上していても、実際の売上やビジネス全体の利益(ROAS)と整合性が取れているかを常に検証することを忘れないようにしましょう。Meridian GeoXなどのMMMツールも併用し、実社会における因果関係の証明を並行して行うことが推奨されます。
よくある質問(FAQ)
今回のGoogleのデータ測定ツールのアップデートに関して、広告運用者から多く寄せられる疑問点と回答をまとめました。
Q. データマネージャーAPIは特定のプラットフォーム専用ですか?
いいえ、特定のプラットフォーム専用ではありません。IAB Tech Labの標準に基づいたユニバーサルな仕様となっており、主要な広告プラットフォームを横断して安全に利用可能です。
Q. 新しい「データ強度リフト指標」はどこで確認できますか?
こちらの指標は、Google広告の管理画面内(UIの右上付近の専用ボックスなど)から確認できるようになっています。データ統合による追加の成果を素早く把握することが可能です。
Q. Meridian GeoX は日本のアカウントでも利用できますか?
はい、これまでのベータ版からアップデートされ、現在はグローバルに一般提供(GA)されているため、世界中のアカウントで利用可能となっています。
まとめ
本記事では、2026年9月10日に発表されたGoogle広告やGoogleアナリティクスにおけるデータ測定機能のアップデートについて解説しました。データマネージャーの統合やデータ強度リフト指標の導入により、自社のファーストパーティデータを活用した成果の可視化がこれまで以上に容易になります。
サードパーティCookieへの依存から脱却し、今後のAI時代においてプロモーションを成功させるためには、強固なデータ基盤の構築が欠かせません。新しい指標やMeridianを活用して、広告投資の本当の価値を証明していくことが重要です。
設定方法に不安がある場合や、統合したデータをどのように広告配信に活かせばよいか迷う場合は、専門の代理店へのご相談もぜひご検討ください。
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