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スマートフォン広告の成果を最大化するポイントとは

みなさま、こんにちは。
グラッドキューブ プロモーション事業部の柿木です。

2016年は、前年比130%と拡大をみせた「スマートフォン広告(以下:スマホ広告)市場」は、2017年も約124%(前年比)を見込んでいます。
スマホ広告市場が拡大を続け、消費者からのニーズも高まっています。

また下記のようなデータもあります。
「スマホとパソコンでは検索クエリが異なる」※1
「日本での全オンラインショッピンの内49%以上がスマホ経由」※2
「95%のサイト訪問者は初回訪問時にコンバージョンしないまま離脱する」※3
「49%のサイト訪問者はコンバージョンに至るまで2-4回再訪問する」※3
「ランディングページのボタンの形状を変化させてCVRが2倍以上に」※4

※1データ出典元:当社調べ
※2データ出典元: CNET Japan MARKETERS ニュース記事
※3データ出典元: Google AdWords 公式ブログ
※4データ出典元: Findstar GROUPブログ

市場が拡大を続けるスマホ広告の成果を最大化するには、上記のようなデータを踏まえた上で設定を改善していく必要があります。

今回のエントリでは、「スマホ広告」の成果を最大化する際のポイントを「キーワード設定・広告設定・ランディングページ」といったフェーズに沿ってご紹介いたします。

キーワード設定

サジェストキーワードを設定する

サジェストキーワードとは、検索窓にキーワードを入力している際にキーワードを予測して、表示してくれる機能の事です。
サジェスト
検索クエリ上位のキーワードには、このサジェストキーワードが多く含まれる傾向があります。
当社で運用する広告アカウント内のクエリデータを見ても、サジェストキーワード含むクエリが多く検索されていました。

サジェストキーワードの仕組みは公開されておりませんが、特徴として「デバイスごとに異なる」「利用する地域ごとに異なる」という点が挙げられます。
決してサジェストキーワードが「検索ボリュームが多いキーワード」ということではありませんが、入力途中に表示されることで実際の検索量は多くなっています。

リーチを最大化する上で、重要なポイントとなります。

デバイスごとにキーワードの成果を把握する

キーワード・クエリの成果を把握する際に、デバイスごとに行います。
Google AdWords ・ Yahoo! スポンサードサーチにおいて、それぞれレポートを作成する際に「分割」にてデバイスを選択することで、デバイスごとの成果を把握することができます。
分割
先述したようにデバイスによって検索クエリは異なるため、成果もデバイスごとに差が現れます。
キーワードの単価調整を行う際は、デバイスごとの成果を踏まえた上で調整することが重要です。

動的検索広告を利用する

「日々検索されるキーワードの内、全体の15%がこれまで検索されたことのないキーワード」であるというデータがあります。

このような場合、ユーザーが入力するキーワードに応じて広告を表示する検索広告では、広告を表示することができません。
しかし動的検索広告(以下: DSA )を利用すると、新たな組み合わせのキーワードにも広告を表示することが可能となります。

DSAを利用する際に必要となる設定は、以下の3点です。
●広告がクリックされた際に表示したいページ。
●入札単価
●広告の説明文(汎用性の高い広告文40字)

このようにして設定された DSA は、設定したページとユーザーが検索したキーワードの関連性が高い際に表示されます。
またその際、タイトル部分は自動的に生成されます。(設定したページとユーザーが検索したキーワードに関連性が高くなるように生成されます。)
参考: Google AdWords ヘルプ 動的検索広告 
DSA

スマート自動入札を利用する

スマート自動入札は Google AdWords 自動入札戦略の一部で、機械学習を使用して個々のオークションのコンバージョン数やコンバージョン値の最適化を行うことができる機能です。

キーワードの単価調整を行う際、クリック率やコンバージョン率、コンバージョン単価など様々な要素を元に調整を行います。
スマート自動入札を利用すれば、上記の項目に加え「端末・所在地・曜日と時間帯・広告の特性・ブラウザ・OS」など18個以上の要素を元に調整を加えることができます。
参考: Google AdWords ヘルプ スマート自動入札

広告設定

リマーケティングの設定

先程「95%のサイト訪問者は初回訪問時にコンバージョンしないまま離脱する」「49%のサイト訪問者はコンバージョンに至るまで2-4回再訪問する」というデータをご紹介いたしました。

上記のような状況に対応するためには「リマーケティング」の機能を利用することが重要となります。
リマーケティングは「一度トップページを訪問したユーザー」「情報入力ページに訪問したユーザー」など条件に該当したユーザーをターゲティングする機能です。
離脱したユーザーをターゲットとして、再訪問を促すことができます。

リマーケティングは検索、ディスプレイネットワーク双方にて利用することができます。
リーセンシー(一定のページに訪れてからの期間)を細かく設定することで、更に詳細なデータを把握することが可能となります。
参考: Google AdWords ヘルプ リマーケティング

動的リマーケティング

動的リマーケティングでは、ユーザーが過去にサイトで閲覧した商品やサービス広告内容に含むことが可能となります。

動的リマーケティングを利用する際に必要となるのは以下の3点です。
●商品やサービスのフィード
●カスタムパラメータを設定したタグの発行と全ページへの設置
●動的広告

ユーザーごとにカスタマイズされた広告文を表示して過去サイトに訪問したユーザーを呼び戻すことで、見込み顧客の獲得が見込めます。
参考: Google AdWords ヘルプ 動的リマーケティング 

広告表示オプション

設定可能な広告表示オプションは全て設定するようにします。
広告が表示された際、可能な限り掲載範囲を拡大し、視認性を向上させることでクリック率の向上を見込めます。

また広告表示オプションに関しては8個以上設定を行うことで、広告ランクの向上を望むことができます。
※ただ設定数を増やしてしまうと、かえってクリック率を低下させる結果となることもあります。
参考: Google AdWords ヘルプ 広告表示オプション
広告表示オプション

インフィード広告の設定

Yahoo! ディスプレイネットワークでは「インフィード広告」を設定します。

インフィード広告とは、タイムライン型のページに特化して配信する広告のことを指します。
圧倒的なリーチを誇る Yahoo! JAPAN のトップページ上で記事に広告を溶け込ませ、ユーザーにストレスを与えずに情報を届けることができます。

インフィード広告を旧トップページのYahoo! ディスプレイネットワーク広告と比較すると、コンバージョン率では約1.2倍、クリック率は約2.0倍という結果が出ています。
参考:Yahoo! マーケティングソリューションヘルプ インフィード広告
   当社ブログ「YDNインフィード広告で効果を出すためのチェックポイント5つ」
インフィード広告

IF 関数

IF 関数を使用して、条件が満たされた場合にテキスト広告内に特定のメッセージを挿入し、それ以外の場合にデフォルトのテキストを挿入することができます。

{=IF(device=mobile, 簡単なモバイル予約):最低価格保証}のようなテキストを用いて、条件と表示される文言を指定することができます。
この場合「ユーザーが利用している端末がモバイルであった場合、簡単なモバイル予約」と表示され、「それ以外の端末で合った場合、最低価格保証」と表示されます。

モバイル端末のみ利用できる電話での問い合わせ、予約を促す際に効果的な手段です。
参考: Google AdWords ヘルプ IF 関数

ランディングページ最適化

スマホ広告の成果を最大化させるには、広告の施策だけでは不十分です。
広告はあくまで特定のページまで誘導することしかできないためです。

成果を最大化するには広告の最適化に加えて、ランディングページを改善する必要があります。
スマホ用に最適化する際には、以下の点を考慮する必要があります。
●アクセス速度を向上させる。
●テキストは少なく。
●ファーストスクロールイチオシの情報を届ける。
●コンテンツは縦に配置する。
●内容が多い場合はメインとサブのページを設ける。
●電話番号表示を行い、タップ可能にする。
●ボタンの形状は丸型に。
●ユーザーの選択内容を保存して、異なるデバイス・ページを閉じた際にも再度表示ができるように。
●項目は最小限にする。

上げている項目はほんの一部になりますが、これらを改善するだけでも成果の改善を見込めます。
冒頭でもご紹介させていただいたとおり「ランディングページのボタンの形状を変化させてCVRが2倍以上に」というデータもございます。

また Google ではコンバージョンを促すモバイルサイト設計の 25 の指針にて改善のポイントを提示しております。
これらの情報を参考にランディングページをスマホ用に最適化することが、成果の最大化につながります。

おわりに

多種多様な広告がある中、今回の記事では「 Google AdWords 」「 Yahoo! スポンサードサーチ」の「リスティング広告」「ディスプレイ広告」に注目してご紹介いたしました。
他に「動画広告」「ソーシャル広告」における施策も、スマホ広告の成果を最大化する上では重要なポイントとなります。

今回ご紹介させていただいたポイントはあくまで施策の一部ですが、どれも重要なものばかりです。
スマホ広告の施策にお困りの際に、ぜひご活用下さい

また弊社では、「リスティング広告」「ディスプレイ広告」「ソーシャル広告」「 DSP 広告」など多くのサービスを取り扱っております。
スマホ広告に限らず、広告運用の面でお困りの際はお気軽お問い合わせ下さい。

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