ChatGPTの情報源はReddit・Wikipediaから一次情報へ|日本でも同様の傾向を確認【LLMOA(エルモア)検証レポート】

ChatGPTの情報源はReddit・Wikipediaから一次情報へ|日本でも同様の傾向を確認【LLMOA(エルモア)検証レポート】

【記事の要約(ここだけでもポイントは掴めます)】

ChatGPT が回答の情報源として引用するサイトが、Reddit や Wikipedia から、公的機関や企業の公式サイトといった、情報を最初に発信する側のサイトに移っています。米国の大規模調査で示されたこの変化に近い動きが、日本語の回答でも見られるかを、LLMOA (エルモア) の実測データで確かめました。

  • 米国では Reddit・Wikipedia の引用が急減: ChatGPT の回答のうち Reddit を引用した割合は19.1%から2.3%、Wikipedia は14.1%から2.9%に下がりました(Ahrefs 調べ、2026年3月→9月)
  • 日本語の回答でも、Wikipedia はほぼ引用されない: ChatGPT の回答のうち Wikipedia を引用したのは0.09%でした(1時点の水準で、減少を示すデータではありません)
  • ChatGPT は公的機関とニュースの割合が5モデルで最も高い: 割合はそれぞれ3%台と小さいものの、5つの AI モデルの中で最も高い結果でした
  • 同じサービスの4か月の推移では、企業サイトの製品ページへの引用が増加: 企業サイトの割合は45.4%から61.8%に増え、比較・情報メディアは7.9%から1.4%に減りました。ただし、増えたのは主に他社のサイトで、自社サイトは1%前後のままでした

ChatGPT に自社の情報を届けるには、他サイトのまとめ記事に頼るより、自社にしか書けない一次情報のページを整えることが最初の一歩です。ただし、それだけで引用が増えるとは限らないことも、今回のデータは示しています。


AI 検索の時代に SEO の何が変わったのかは「AI時代のSEOとは|「SEOは終わった」は誤解、変わったのは評価のルール」で整理しています。引用率などの指標の定義と計測の手順は「AI引用率の計測方法|生成AIの言及率を自社で測る4ステップ」をご覧ください。

本記事は、2026年10月12日に Ahrefs が公開した調査(Search Engine Journal の同日の記事で紹介)と、株式会社グラッドキューブが提供する AIO・LLMO 対策プラットフォーム LLMOA(エルモア)で計測した21サービスの回答データ(2026年3〜9月計測、ChatGPT の回答5,318回)に基づいています。Ahrefs の調査は2つのデータでできています。引用元の分析は、米国の ChatGPT の回答を集めた Ahrefs Brand Radar のデータです。検索の分析は、全世界の、ログインしていない無料版の ChatGPT の回答です。LLMOA の ChatGPT は API 経由(gpt-4o-mini)で計測しており、どちらとも計測の条件が異なります。LLMOA のデータは個別企業を対象とした匿名化データで、各業界全体の傾向を代表するものではありません。

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目次 非表示

結論:ChatGPTの引用元は、Reddit・Wikipediaから一次情報に移っている

米国:Redditは19.1%→2.3%、Wikipediaは14.1%→2.9%(Ahrefs調べ)

SEO ツールを提供する Ahrefs は2026年10月12日、ChatGPT が米国の回答で引用したサイトの変化をまとめた調査を公開しました。同社のツール Brand Radar で集めた、2026年3月(回答240万件)と9月(回答380万件)の ChatGPT の回答を比べたものです。

ChatGPT の回答のうち、各サイトを引用した回答の割合は次のように変わりました。

サイト2026年3月2026年9月
Reddit19.1%2.3%
Wikipedia14.1%2.9%
※Ahrefs 調べ(Brand Radar のデータ)。米国の ChatGPT の回答のうち、そのサイトを引用した回答の割合。

引用の多いサイトの順位も入れ替わりました。米国の医学論文データベースの PubMed は64位から4位に上がり、健康情報をわかりやすく解説するサイトの WebMD は18位から79位に下がっています。百科事典の Britannica、金融用語の解説サイトの Investopedia などは、引用の多い上位200サイトから外れました。

順位を上げたのは、政府の保健・研究機関、規制当局、実際に製品を試して評価するサイト、Google や Microsoft のサポートページなどです。Ahrefs は、3月と9月の両方にあった約2万5,000の同じ質問だけで比べても、同じ方向に動いていたことを確かめています。そのうえで、ChatGPT が「他のサイトをまとめたページより、元の情報源を優先しているようだ」と表現しています。

日本語の回答:ChatGPTのWikipedia引用は0.09%、公的機関とニュースの割合は5モデルで最多

では、日本語の回答ではどうでしょうか。LLMOA で計測した21サービスの回答データで、ChatGPT と他の4つの AI モデルを比べました。

まず、Ahrefs と同じ「そのサイトを引用した回答の割合」で見ると、次のとおりです。

AI モデルReddit を引用した回答Wikipedia を引用した回答
ChatGPT3.23%0.09%
Google AI Overviews9.44%0.47%
Google AI モード4.36%0.18%
Gemini1.24%0.46%
Perplexity0.48%1.32%
※LLMOA(エルモア)2026年3〜9月計測データ調べ。21サービスそれぞれで割合を出し、平均した値。Ahrefs の数値は全回答をまとめて出した割合のため、集計の方法も異なります。

日本語の回答では、ChatGPT が Wikipedia を引用した回答は0.09%で、5つのモデルで最も少ない結果でした。Reddit を引用した回答は3.23%です。

ただし、計測の条件も集計の方法も異なるため、米国の数値と直接的には比較はできません。あくまで参考値としてご覧ください。

また、先行記事「AIの引用元ランキング」では、日本語の回答で Wikipedia が少ないのは、比較・検討の質問が多いからだと説明しました。これは5つのモデルすべてに当てはまる理由です。しかし、今回の比較では、5つのモデルに同じ質問をしています。質問の条件が同じでも、その中で ChatGPT が最も少なかったので、この差は質問の種類ではなく、ChatGPT 自体の傾向と考えられます。(※なお、先行記事の「Wikipedia 0.07%」は引用全体に占める割合で、ここでの「引用した回答の割合」とは指標が異なります。)

次に、引用元を発信元の種類ごとに分けると、ChatGPT は5つのモデルで公的機関・業界団体(3.7%)とニュース・プレスリリース(3.1%)の割合が最も高く、UGC・SNS・動画の割合(2.0%)が最も低い結果でした。

発信元の種類ChatGPT他の4モデル(最小〜最大)
公的機関・業界団体・百科事典3.7%1.3〜1.5%
ニュース・プレスリリース3.1%1.2〜1.8%
UGC・SNS・動画2.0%4.5〜11.3%
比較・情報メディア/口コミ・予約ポータル11.9%14.4〜21.5%
※LLMOA(エルモア) 調べ。引用全体に占める割合。21サービスそれぞれで割合を出し、平均した値。表にない残りは、企業サイトと、種類を分けていない小規模サイトです。

ChatGPT は日本語の回答でも、掲示板や動画、比較サイトの割合が低く、公的機関やニュース・プレスリリースの割合が高い傾向が5つのモデルの中で最も強いということです。

ただし、割合そのものは小さく、合わせても6.8%です。ChatGPT の引用で最も多いのは、引用回数の少ない小規模サイト(50.4%)でした。また、ニュースは情報を最初に発信する側ではなく、それを伝える報道です。

LLMOA(エルモア)のデータで見る、ChatGPTの引用元の変化

同じサービスの4か月で、企業サイトへの引用が45.4%から61.8%に

5月からの推移とともに、引用元がどう変わったかも確かめました。2026年5〜8月の4か月にわたって同じ質問を計測し続けていた1つのサービス(BtoB)に絞って、ChatGPT の引用元の推移を確認しました。

発信元の種類5月6月7月8月
企業サイト(自社・他社)45.4%48.1%62.3%61.8%
比較・情報メディア/ポータル7.9%5.0%4.1%1.4%
UGC・SNS・動画1.9%1.1%1.2%0.8%
小規模サイト(引用回数の少ないサイト)42.4%41.7%28.9%32.9%
Reddit を引用した回答6.7%2.7%0.0%0.9%
※LLMOA 調べ。ChatGPT の引用全体に占める割合(Reddit のみ、回答のうち引用した回答の割合)。5月は計測開始直後のため回答数が45回と少なく、参考値です。

4か月の間に、ChatGPT の引用に占める企業サイトの割合は45.4%から61.8%に増え、比較・情報メディアは7.9%から1.4%に減りました。Reddit を引用した回答も、5月の6.7%から7〜8月は1%未満になっています。

なお、小規模サイトは種類を分けていないため、その中にも企業サイトが含まれます。小規模サイトが減った分だけ、企業サイトが増えて見えている面もあります。ただ、企業サイトと小規模サイトを合わせても、5月の87.8%から8月の94.7%に増えています。比較・情報メディアの減少は、小規模サイトの扱いとは関係なく発生していると考えられます。

増えたのは企業サイトの「製品ページ」、コラム記事は減っていた

ここでの企業サイトには、企業が運営するオウンドメディアの解説記事や比較記事も含まれます。そこで、企業サイトへの引用を、ページの種類ごとに分けました。

企業サイトへの引用の内訳5月6月7月8月
商品・サービスのページ14.4%25.9%30.9%40.2%
解説・コラム記事66.7%57.9%55.6%40.6%
ランキング・比較・口コミ11.9%6.2%5.9%4.7%
FAQ・サポート1.6%2.1%3.2%5.5%
ニュース・お知らせ1.2%3.8%2.9%6.5%
※LLMOA 調べ。ChatGPT の引用のうち、企業サイトへの引用に占める割合。ページの種類は URL とページのタイトルから判定。トップページなど、割合の小さい種類は省略しています。

企業サイトの中でも、商品・サービスのページは14.4%から40.2%に増加し、解説・コラム記事は66.7%から40.6%に減少しました。増えたのはオウンドメディアの記事ではなく、企業が自社の製品について発信するページです。

米国の調査が示した「まとめるサイトから、元の情報源へ」という変化に近い動きが、日本語で計測したこのサービスの回答でも見られました。

ただし、増えたのは「他社」の企業サイトだった

この増加が、計測している「自社サービス」の引用につながったわけではありません。

同じサービスで、自社サイトへの引用は5月の0.6%から8月は1.2%で、ほとんど変わっていません。増えたのは、主に計測対象の競合以外の、他社の企業サイトでした(27.9%→45.1%)。

先行記事「AIの回答根拠、自社サイトは平均8.7%だけ」で示したとおり、AI の回答の根拠に占める自社サイトの割合はもともと小さく、根拠の多くは第三者のサイトです。ChatGPT が企業サイトを引用するようになっても、それがそのまま自社の引用の増加になるとは限らないということです。

Google AI Overviewsは、逆にUGCの引用が増えていた

同じサービスで他の AI モデルの推移も見ると、異なる動きがありました。Google AI Overviews では、UGC・SNS・動画の割合が5月の7.0%から8月には14.2%に増えていました。

ChatGPT の引用が企業サイトの製品ページに寄っていく一方で、Google AI Overviews は YouTube や Q&A サイトなどの引用を増やしています。AI モデルによって、引用元の変化の方向は同じではないということです。AI モデルごとの引用元の違いは「AIの引用元ランキング」でも解説しています。

なお、この推移は1つのサービスのデータです。すべての業種で同じ変化が起きているとは限りません。

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ChatGPTは何を「一次情報」として引用しているのか

米国では、規制当局、検証サイト、製品のサポートページが順位を上げた

Ahrefs の調査で引用の順位を上げたサイトは、主に次の3種類です。

  • 公的機関・規制当局: PubMed、米国食品医薬品局(FDA)、消費者金融保護局(CFPB)、連邦取引委員会(FTC)など
  • 実際に試して評価するサイト: 家電を実機で検証するレビューサイトの RTINGS など
  • 企業の公式ページ: Google や Microsoft のサポートページなど

逆に順位を下げたのは、WebMD、Healthline、Investopedia のように、他の情報をわかりやすくまとめた解説サイトでした。

ChatGPTは、検索するときに企業の公式サイトを狙って調べることがある

Ahrefs は、ChatGPT が回答の前に行う検索(ファンアウトクエリ)も調べています。こちらは引用のデータとは別のデータで、2026年8〜9月の、全世界の、ログインしていない無料版の ChatGPT(GPT-5.6 Luna)の回答6,660万件が対象です。

まず、Web 検索を行った回答は14.4%だけでした。約7回に6回は、検索せずに ChatGPT がもともと持っている知識で答えています。Ahrefs は、多くの質問では「ChatGPT が自社のブランドをすでにどれだけ知っているか」で、回答に登場できるかが決まると指摘しています。

検索した場合、検索のうち6.8%は、特定のサイトに絞って調べる「site:」検索でした。site: 検索が多かった上位約160サイトに限ると、75.9%は企業の公式サイト(apple.com や ikea.com など)が対象でした。また、英語の検索語に「official(公式)」が含まれる割合は、8月の10.1%から9月には13.1%に増えています。

ただし、質問の種類によって違いがあります。Ahrefs が米国の2万件の質問で別に調べたところ、料金や製品の機能など事実を尋ねる質問では84.4%の回答が公式サイトを1つ以上引用していました。一方、「A と B ではどちらがよいか」のような比較の質問では68.3%に下がっています。

つまり、ChatGPT は検索する場合の一部で、企業の公式サイトに直接情報を取りに行っているということです。比べて選ぶ質問では、公式サイト以外のサイトも多く使われています。

ChatGPTに引用されるために、今すぐできる3つのこと

① 自社にしか書けない一次情報のページを整える

Ahrefs は対策として、自社にしか作れないページ、たとえば独自の調査、実際に試した検証、自社の製品情報に力を入れることを勧めています。

自社の商品・サービスページに、仕様、料金、対応範囲、導入事例など、他のサイトでは手に入らない正確な情報がそろっているかを確認してください。ChatGPT が検索して自社サイトを調べたときに、答えが自社サイトにあることが重要です。

ただし、今回の LLMOA のデータでは、企業サイトの製品ページへの引用が増えても、計測していたサービス自身の引用はほとんど増えていませんでした。また、ChatGPT は多くの質問に検索せずに答えています。

自社サイトを整えることに加えて、比較記事や業界メディアなど、第三者のサイトで自社がどう書かれているかも必ず確認してください。

② 「まとめ記事」に頼った集客を見直す

他のサイトの情報をまとめただけの解説記事は、米国の調査で引用の順位を大きく下げていました。日本語の回答でも、ChatGPT は比較・情報メディアの割合が5つのモデルで最も低く、4か月の推移では企業サイトの中でも解説・コラム記事の割合が減っていました。

オウンドメディアで解説記事を中心に集客している場合は、記事に自社の独自データや実際の検証結果を加えられないかを検討してください。

③ 自社のテーマで、ChatGPTが何を引用しているかを確かめる

この変化が自社のテーマでも起きているかは、自社で確かめる必要があります。自社の顧客が ChatGPT にしそうな質問について、どのサイトが引用されているか、自社サイトは引用されているかを確認してください。

ChatGPT はモデルの更新のたびに、引用の傾向が変わる可能性があります。Ahrefs も、次のモデルの更新でまた変わりうるとして、自社の表示状況を見続けるよう勧めています。

LLMOA で、ChatGPT が自社のテーマで何を引用しているかを確かめる

ChatGPT の引用元は、モデルの更新とともに変わります。自社のテーマでどのサイトが引用されているかを把握するには、質問ごと・AI モデルごとに、回答と引用された URL を記録し続ける必要があります。

グラッドキューブの LLMOA(エルモア)では、ChatGPT を含む主要5つの AI モデルの回答を自動で計測し、回答の根拠として引用されたドメインや URL を AI モデル別に確認できます。自社サイトが引用されているか、代わりにどのサイトが引用されているかを確かめる起点として活用できます。

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調査の概要と注意点

Ahrefsの調査とLLMOAの計測は、条件が異なる

項目Ahrefs:引用の分析Ahrefs:検索(ファンアウト)の分析LLMOA の計測
データAhrefs Brand Radarログインしていない無料版の ChatGPT(GPT-5.6 Luna)API 経由の ChatGPT(gpt-4o-mini)
対象米国の ChatGPT の回答(3月240万件・9月380万件)全世界の ChatGPT の回答6,660万件日本の21サービスの計測用の質問(ChatGPT の回答5,318回)
期間2026年3月と9月の比較2026年8〜9月2026年3〜9月(サービスごとに約30〜90日間)
指標引用の多いサイトの順位、そのサイトを引用した回答の割合検索した回答の割合、検索語の内容発信元の種類別の割合、そのサイトを引用した回答の割合

API 経由の計測について: シンガポール国立大学と西安交通大学の研究者による論文(未査読のプレプリント、2026年10月11日公開)は、Google の検索結果と OpenAI の API を合わせても、実際の ChatGPT が引用したページの約26〜28%しか見つからなかったと報告しています。サイト単位では約49〜50%でした。検証されたのは GPT-5.6 より前の ChatGPT の設定で、LLMOA が使う gpt-4o-mini は検証の対象外です。LLMOA の分析はドメイン(サイト)単位で、論文でもページ単位よりサイト単位の方が一致していましたが、LLMOA の ChatGPT の数値は、一般向けの ChatGPT の画面の結果と同じではない可能性があります。

発信元の分類について: 引用回数の多い上位500ドメインは編集部が1件ずつ分類しました。それ以外の引用回数の少ないサイトは「小規模サイト」としてまとめ、種類は分けていません。企業サイトには、企業が運営するオウンドメディアの記事も含みます。ニュース・プレスリリースは、報道機関の記事と企業の発表をまとめた区分です。

月別の推移について: 4か月の推移は、1つのサービスのデータです。すべての業種に当てはまるとは限りません。

まとめ:ChatGPTに選ばれるのは、まとめではなく「元の情報源」

  • 米国では、ChatGPT の回答のうち Reddit を引用した割合が19.1%から2.3%、Wikipedia が14.1%から2.9%に下がった(Ahrefs 調べ)
  • 日本語の回答でも、ChatGPT が Wikipedia を引用した回答は0.09%。公的機関とニュースの割合は5つのモデルで最も高く、UGC・比較メディアは最も低かった
  • 同じサービスの4か月の推移では、ChatGPT の引用に占める企業サイトの割合が45.4%から61.8%に増え、中でも製品ページが増えた。ただし、増えたのは主に他社のサイトだった。Google AI Overviews は逆に UGC の引用が増えていた
  • ChatGPT の回答の約7回に6回は検索なし。検索する場合の一部では、企業の公式サイトを狙って調べており、「official」を含む検索も増えている

ChatGPT に自社の情報を届けるには、自社にしか書けない一次情報を自社サイトに正確に載せておくことが出発点です。そのうえで、第三者のサイトでの自社の書かれ方もあわせて確かめることが欠かせません。

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よくある質問(FAQ)

Q. ChatGPTはどんなサイトを情報源にしていますか? 
A. 情報を最初に発信する側のサイトを引用する傾向が強まっています。Ahrefs の米国の調査では、ChatGPT が Reddit を引用した回答は19.1%から2.3%、Wikipedia は14.1%から2.9%に下がり、公的機関や企業の公式ページの順位が上がりました。LLMOA の日本語の計測でも、ChatGPT は公的機関とニュースの割合が5つの AI モデルで最も高い結果でした(割合はそれぞれ3%台)。
Q. ChatGPTはWikipediaを引用しなくなったのですか? 
A. 米国では大きく減っています。Ahrefs の調査では、ChatGPT が Wikipedia を引用した回答は2026年3月の14.1%から9月には2.9%に下がりました。LLMOA で計測した日本語の回答では0.09%と、ほとんど引用されていませんでした。ただし、日本語の回答で減ったかどうかは、比べる基準の値がないためわかっていません。
Q. ChatGPTに自社サイトを引用されるには、何をすればよいですか? 
A. まず、自社にしか書けない一次情報のページを整えることです。Ahrefs の調査では、ChatGPT が特定のサイトに絞って検索する場合、よく調べられたサイトの75.9%が企業の公式サイトでした。ただし、ChatGPT の回答の約7回に6回は検索をしていません。LLMOA のデータでも、企業サイトへの引用が増えたのは主に他社のサイトでした。自社サイトに加えて、第三者のサイトでの自社の書かれ方も確認することが重要です。
Q. Google AI OverviewsもChatGPTと同じ傾向ですか? 
A. 同じではありません。LLMOA で4か月計測した1つのサービスでは、ChatGPT の引用は企業サイトに寄っていった一方、Google AI Overviews は UGC・SNS・動画の割合が7.0%から14.2%に増えていました。AI モデルごとに引用元の確認が必要です。

参照・引用出典

一次情報(株式会社グラッドキューブ 自社調査)

本記事の LLMOA のデータは、株式会社グラッドキューブが提供する AIO・LLMO 対策プラットフォーム「LLMOA(エルモア)」で計測した自社調査の結果です(2026年3〜9月計測時点)。サービス名は匿名化しており、個別の測定条件は非開示です。発信元の種類とページの種類は編集部が分類しました。

  • グラッドキューブ調べ(LLMOA 計測):21サービス・5 AI モデルの回答データ(ChatGPT の回答5,318回)。Reddit・Wikipedia を引用した回答の割合(ChatGPT 3.23%・0.09%)、AI モデル別の発信元の種類の割合
  • グラッドキューブ調べ(LLMOA 計測):2026年5〜8月に継続して計測した1サービス(BtoB)の、ChatGPT と Google AI Overviews の引用元の月別推移、ChatGPT の企業サイトへの引用のページの種類別・自社と他社別の内訳

外部情報源