Google 広告、スマートショッピングキャンペーンとは
みなさま、こんにちは。
グラッドキューブ マーケティングソリューション事業部の瀬戸山です。
Google 広告が提供するショッピング広告は、Google Merchant Center に登録された個々の商品画像や商品名、価格といった情報を、eコマースに特化した広告フォーマットで表示することができる広告です。
本エントリでは、 Google Marketing Live 2018 にて紹介されたショッピング広告の新機能「スマートショッピングキャンペーン」についてご紹介致します。
※ショッピング広告については以下を参照ください。
参考:Google AdWords のショッピング広告をおさらい
スマートショッピングキャンペーンとは
スマートショッピングキャンペーンは、ショッピング広告とディスプレイ広告(ディスプレイリマーケティングを含む)の特徴を兼ね備え、「コンバージョン数の最大化」や「目標費用対効果(ROAS)」など指定した目標を基準にパフォーマンスを最適化できる、新しいタイプのショッピングキャンペーンです。このキャンペーンは、手動で管理を行ったり、個々の商品に入札単価を設定するのではなく、機械学習による高度な最適化により自動化が行われます。
メリット
なお、 さまざまな単位(アセットの選択、色の抽出、自動調整など)で機械学習を活用し、テキスト、デスクトップ、モバイル端末画像、ネイティブ等、全ての広告にわたり、ユーザーに適切な広告が生成されます。また、ユーザーの興味関心や位置情報、季節に応じた需要の推移や価格設定など無数のシグナルを最適化の判断材料とし、指定された予算の範囲内でコンバージョン値が最大化するようプレースメントと入札単価を自動的に調整します。
さらに、これから数ヶ月以内に機能改良され、従来の「コンバージョン値の最大化」に加えて、「来店数」や「新規顧客の数」を目標値として指定できるようになります。
スマートショッピングキャンペーンの要件
スマート ショッピング キャンペーンを設定するには以下の要件を満たす必要があります。
参考:Google 広告ヘルプ ショッピングキャンペーンの要件
参考:Google Merchant Center ヘルプ ショッピング広告のポリシー
スマートショッピングキャンペーンの掲載先
スマートショッピングキャンペーンは、 Google 検索ネットワーク、ディスプレイネットワーク、 YouTube や Gmail などの Google ネットワークに掲載されます。
なお、自動作成された広告に対してプレースメントが最適化されるので、広告はユーザーとの関連性の高い掲載先の広告スペースに表示されます。
例えば、Google 検索ではユーザーの検索語句と予測される購入意向に基づいて、表示されるフィードの商品が決まります。また、ディスプレイネットワークではウェブサイトでのユーザー行動に基づいてカスタマイズされた広告が表示されます。
さらに、動的リマーケティングの配信も実施できるので、過去に商品ページやウェブサイトを訪問したことがあるユーザーに適した広告をパーソナライズして表示することができます。
スマートショッピングキャンペーンの事例
海外では数々のブランドがすでにスマートショッピングキャンペーンを導入しており、 eBay 傘下の GittiGidiyor の事例をご紹介致します。
GittiGidiyorは2017年11月にスマートショッピングキャンペーンのテストを開始しました。
評価を公平なものにするために、通常のショッピングキャンペーンとスマートショッピングキャンペーンを同じ配信量で同時に配信を実施し、次のような結果を得ています。
おわりに
情報やメディアが多種多様化し、商品購入を検討するユーザーの行動はどんどん複雑になる中、広告プロダクトの進化によってユーザーの購入経路に応じ貢献度を割り当てし、自動で最適化配信することが可能になってきました。
新しく提供されるスマートショッピングキャンペーンでは、ユーザーの様々な接点を正確に捉え、ユーザーの検討段階に応じて適切な広告配信をすることができます。
また、さらなる改良も予定されおり、ECサイトの運営においては必須の手法になると思われます。
この機会にぜひスマートショッピングキャンペーンの導入をご検討されてみてはいかがでしょうか。
グラッドキューブでは、お客様に合わせて最適な運用方法をご提案させていただきます。ご興味がある方は、是非お気軽にご連絡くださいませ。
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