新しくなったキーワードプランナーとは?新機能と運用ポイントを解説!
みなさま、こんにちは。
グラッドキューブ ネット広告事業部の井上です。
リスティング広告の運用において、キーワードの調整は非常に重要な要素の一つです。
現在、キーワードの調整や設定をする上で便利なツールが多数用意されていますが、特に Google 広告を出稿するときに欠かせないツールといえば、キーワードプランナーです。
2018年ごろ キーワードプランナーはリニューアルを行い、2019年の5月に旧バージョンのサポートは終了、リニューアルが完了しました。
そこで、今回はリニューアル後の機能(2019年7月10日現在)について、運用ポイントや類似ツールと併せてご紹介します。
キーワードプランナーについて
キーワードプランナーとは、 Google が Google 広告の広告主に向けて提供しているリサーチツールのことを指します。
キーワードプランナーは、キーワードの選定を行うだけでなく、 SEO 対策やブログの集客にも活用ができます。
中でも本エントリではリスティング広告への運用に焦点を当ててお伝えします。
キーワードプランナーには大きく分けて2つの使い方があります。
1つは検索のボリュームと予測のデータを確認すること、もう1つは新しいキーワードを見つけることです。
実際のアカウント画面では、目的に合わせてどちらを行うか選択することができます。
「検索のボリュームと予測のデータを確認する」では、入力したキーワードを基に広告グループを作成した場合、いくらの入札単価で表示回数やクリック数、コンバージョン数がどのくらい得られるか、が予測されます。
これらの機能を使うことにより、どのようなキーワードを入稿すれば良いかだけでなく、実際に入稿したときのインパクトなども把握することができます。
「新しいキーワードを見つける」をクリックすると、見つけたい商品やサービスに関連する語句や URL を最大10個まで記入することができます。
キーワードや URL を入力すると、下記画像①のように関連性の高い順に新たなキーワードの候補が表示されます。
それ以外にも②のように、キーワードの月間平均検索ボリューム、競合性、広告インプレッションシェア、そのキーワードで表示される広告が上部に掲載されるときの入札単価(低額、高額)が一緒に表示されます。
キーワードプランナーの新機能
冒頭でキーワードプランナーは5月にリニューアルが完了したとお伝えいたしました。
リニューアルにより、可能になった操作は以下の通りです。
これらの新機能により、データの取得が簡単になったほか、地域や言語を指定することで実数値に近いデータを得ることができるようになりました。
キーワードプランナーの運用への活かし方
キーワードプランナーの新しい機能を利用すると、効率的な運用が可能になります。
「検索のボリュームと予測のデータを確認する」と「新しいキーワードを見つける」の2項目に分け、それぞれの変更点と運用に活かせるポイントについてご説明します。
検索のボリュームと予測のデータを確認する
「検索のボリュームと予測のデータを確認する」では、キーワードを入稿したときの予測値を確認することができ、広告効果の試算に活用することが可能です。
「新しいキーワードを見つける」を選択した場合は、最大10個しかキーワードや URL は入力できませんが、「検索のボリュームと予測のデータを確認する」ではキーワードの個数に制限はありません。
「検索ボリュームと予測のデータを確認する」では、仮想のアカウント構成をキーワードプランナーで作成することができ、広告グループ単位やキーワード単位での予測データを確認することができます。
広告グループは自由に作成できます。
実際の配信構成にあわせて、広告グループを分類することでより正確な見積りを確認しましょう。
作成した広告グループに、入稿したいキーワードを入力することで、下記のように全体、広告グループごとのシミュレーションが表示されます。
地域や言語、検索ネットワークも指定できますので、ご自身の商材に合わせたターゲティングに設定した後行うことが推奨されています。
さらに右上の「キャンペーンを作成」をクリックすると、作成した広告グループとキーワードを含むキャンペーンを実際に作成することができます。
キーワードに関しては、2015年6月からの過去データを確認することも可能です。
しかし、予測データとは違い、過去データでは設定した入札単価や予算、季節性などは考慮されませんので、あくまで参考程度にするのが良いと思われます。
新しいキーワードを見つける
「新しいキーワードを見つける」では、入稿予定のキーワードの配信ボリュームや競合性が確認できるほか、関連する語句が表示され新しいキーワードを見つけ出すことに活用ができます。
ただし、中には関連性の低い一般的なキーワードも含まれることもあり、しっかりと精査を行いアカウントに追加することが成果向上のためには必要となります。
キーワードを選ぶときに重視されるのは、ユーザー目線とキーワードの具体性・一般性です。
一般的なキーワードを選ぶことでリーチを広げることができますが、一般的すぎると商品やサービスに関連のないキーワードで検索されたときにも広告が表示されます。
競合他社が選びやすい一般的なキーワードは入札価格も高騰しやすいので、商材やサービスに関連した、2語以上の具体的なキーワードを選ぶことが重要です。
以下のように「新しいキーワードを見つける」の機能を活用することで、効率的に具体的なキーワードを新たに見つけることができるほか、低単価でのアプローチが可能です。
「新しいキーワードを見つける」では1度に10個のキーワードしか入力ができませんが、関連するキーワードの候補は約500個前後表示されます。
関連性の高い順や検索ボリューム順に並び替えることも可能ですが、候補の中には関連性の低いものも含まれており、1つずつ精査するのには非常に手間がかかります。
そのようなときは、新しく導入された「分類済みの候補」という項目を使うと効率的にキーワードを見つけることが可能です。
「分類済みの候補」をクリックすると、自動でキーワードを分類して関連性の高い順に表示されます。
大カテゴリをクリックすると、分類されたキーワードが個別で表示され、それぞれの検索ボリュームや競合性を把握することができます。
リニューアルしたキーワードプランナーでは、キーワードのトレンドデータも把握することができます。
トレンドデータは、月やデバイス、地域単位でキーワードの需要が高いところを見つけられるため、事前に調整することが可能です。
表示されたキーワードやトレンドデータは全てダウンロードできますので、クライアントに提案する際の具体的な年間スケジュールやシミュレーション作成に役立ちます。
類似ツール・サービス
キーワードプランナーと別のツールと組み合わせることにより、更にキーワードの設定が便利になります。
例えばキーワードサジェストツール、 good keyword を利用すると、関連する掛け合わせのキーワードが表示されます。
表示された掛け合わせのキーワードを「検索ボリュームと予測のデータを確認する」に入力すると、その場で精査、入稿まで行うことができます。
またキーワードプランナーは、Google 広告で広告費を使用していない方でも利用することが可能ですが、具体的な数値を把握できないなど利用を制限されることがあります。
そのような方は、下記ツールの利用も検討してみてください。
Yahoo! 広告主向け: Yahoo! キーワードアドバイスツール
無料キーワードアドバイスツール: NEILPATEL
おわりに
キーワードはリスティング広告において非常に重要な要素の1つです。
今回ご紹介したツールを利用することで、より効果的にユーザーにアプローチすることが可能です。
グラッドキューブでは、商品やサービスに合わせたキーワードを選ぶことで、最適な広告の配信を行っております。
どのようなキーワードを選べばよいかわからない、成果に伸び悩んでいるなど、広告運用でお悩みのお客様は是非当社へご連絡ください。
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