運用工数の削減! Google 自動入札戦略における手動での調整についてご紹介
みなさま、こんにちは。
グラッドキューブ ネット広告事業部の松本です。
前回のエントリでは、Google の自動入札戦略の種類と基本的な調整方法についてご紹介しました。
参考: 運用工数の削減! Google 自動入札戦略の種類と基本的な考え方についてご紹介
自動入札戦略を使用すれば、機械学習によって自動的に各指標が調整されるため、細かい調整の手間が省けるようになります。
しかし、自動入札戦略を使用すると操作できる指標が少なくなり、調整しづらいと感じる方もいらっしゃるかもしれません。
そこで、本エントリでは自動入札戦略を使用している際に、手動で調整することができる指標についてお話しいたします。
手動で調整できる指標や方法について
自動入札戦略を使用する上で前提となる基本的考え方については、前回のエントリをご覧ください。
ここからは自動入札戦略を使用している際に、手動で調整することができる指標についてご紹介します。
- ■ 入札単価調整
- ■ 目標値の調整
- ■ オーディエンスの変更
- ■ キーワードや広告の変更
以下でそれぞれの詳細ついてご説明します。
入札単価調整
選択する入札戦略によって、使用できる入札単価調整が異なります。
詳細は下記にまとめております。
※上記は2019年10月時点のものです。今後変更になる可能性がございます。
地域ごと、配信スケジュールごとに入札単価調整が行えない戦略を用いていたとしても、各地域や時間ごとに予算を割り振りたい場合があります。
そのような際は、下記のように初めからキャンペーンを分けて配信されることをおすすめします。
入札単価調整における注意点
自動入札戦略における入札単価調整に関して、注意すべき点があります。
アカウント画面上では調整比率の変更が可能ですが、実際はGoogleの不具合により、上記の図に記載している以外の設定は変更しても配信には影響しません。
例えば、-100%の調整しかできない指標(目標費用対効果やコンバージョン数の最大化における端末の入札単価調整など)においても-100%以外の数値も自由に設定することが可能ですが、実際には配信に影響しません。
入札単価調整を設定する前に、使用している戦略及び指標で調整が可能か、確認してから設定する必要があります。
配信の目標数値調整
日予算、コンバージョン単価の目標金額、広告費用対効果の目標数値などは変更して設定し直すことが可能です。
配信の途中で目標数値が変更になった際も、変更を加えることができます。
ですが、変更直後は学習期間に入るため、成果が不安定になる可能性もあることを頭にいれておく必要があります。
オーディエンスの変更
オーディエンス情報も変更することが可能です。
リターゲティング、商材に合わせた興味関心を持つユーザーへの配信など、手動入札戦略の際と同じようにオーディエンスの追加/停止/除外を行う必要があります。
キーワードや広告の変更
キーワードや広告などの追加/停止/除外も行うことが可能です。
こちらも手動入札戦略で配信を行っているアカウントと同じように調整を行うことができます。
CVを獲得できた検索クエリのキーワード追加、クリック率の悪いバナー画像の停止、新しいキーワードの追加、新しい広告文の追加、などです。
上記でご紹介した調整方法は、影響の多少はありますがいずれも自動入札戦略の機械学習に影響を与えると考えられます。
慎重に調整されることをおすすめします。
おわりに
2回にわたって自動入札戦略に関する記事をご紹介してきました。
自動入札戦略を用いたキャンペーンでは、経過を観察するだけになってしまいがちですが、正しく自動化が働くように適宜調整することも必要です。
今後ますます使用機会が増えることが予測されるので、詳細をよく理解して使いこなせるようになりたいですね。
グラッドキューブでは、Google の推奨設計に基づき、自動入札戦略も活用しつつ広告の運用を行なっております。
インターネット広告の運用でお困りの際は、是非当社までご相談ください。
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