【企業向け TikTok 】初心者でもわかる活用方法を徹底解説! TikTok を用いてビジネスを拡大しよう
幅広い年齢層で利用者が増加している TikTok 。ビジネスへの影響も大きく、ブランドの認知や潜在顧客へのリーチ拡大、採用活動など様々な目的で TikTok を活用する企業が増えています。
本エントリでは、 TikTok アカウントの運用を検討中の方に向けて、 TikTok 活用のメリットや成功事例についてご紹介します。
目次
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TikTok とは
TikTok をユーザー層やビジネスの観点などから解説します。
TikTok のユーザー層
TikTok は、世界中で急速に人気を集めている SNS アプリです。ユーザー層は、主に10代後半から20代前半の若者が中心ですが、最近では30代以上の世代の利用者も増加しています。
(参照: 令和3年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査 報告書 )
(参照: MarkeZine 「2021年に活用を始めないと乗り遅れる」電通天野氏に聞く TikTok 活用の今 )
TikTok の特徴
TikTok では独自の動画フォーマット・エフェクト・フィルターなどが使用できます。それらを利用することで特徴的な動画の制作が可能です。
(参考:エフェクト TikTok ヘルプセンター)
ビジネスの側面も持ち合わせた TikTok
また、ビジネス向けのコンテンツも拡大しています。広告機能やハッシュタグチャレンジ、ビジネス向けセミナーの開催など、ビジネス活用の支援も進んでいます。
(出典: TikTok for Business )
TikTok の調査によると、92%のユーザーが TikTok 視聴後に何かしらの行動を起こし、25%のユーザーが動画視聴後に商品を実際に購入したり調べたりしています。
ただ幅広いユーザーにリーチできるだけではなく、行動の促進や購買意欲の向上にも効果的です。
TikTok のビジネスへの影響力
TikTok は様々な面でビジネスに影響を与えます。どのような影響を与えているのかについて解説します。
企業にとっての活用メリットとは?
TikTok をビジネスとして活用している企業が増えている中、活用メリットはどのようなものがあるのかご紹介します。
- 若年層へのリーチが可能
- おすすめに載ることで認知拡大
- 動画の作成が簡単
若年層へのリーチが可能
TikTok は世代を超えて幅広いユーザー層に人気がありますが、特に若年層の利用が多い点が特徴です。若い世代をターゲットにしたブランドや製品を宣伝するのに有効な手段です。
おすすめに載ることで認知拡大
TikTok は機械学習によるレコメンド(おすすめ)機能の強さが特徴で、「 TikTok 売れ」と呼ばれる爆発的なヒットを生み出す要因となっています。
Instagram や Twitter ではフォローしているアカウントの投稿が最初に表示されますが、 TikTok の場合は「おすすめ」フィードが表示されます。
「おすすめ」には、ユーザーの動画視聴履歴や TikTok 内での行動、デバイス情報、動画のジャンルやテーマ、再生回数やいいねの数、ハッシュタグや音楽の使用など、様々な要素が考慮され、ユーザーが興味を持ちやすい動画が自動で表示される仕組みになっています。
この機能により、フォロワーが少ないアカウントでも動画の内容が良ければ多くのユーザーにリーチでき、認知を拡大することができます。
動画の作成が簡単
簡単な動画であれば、 TikTok アプリ内で撮影・編集・投稿まで完結できます。画像のみであれば、フォトモーション機能を使い、テンプレートに当てることができるので、写真を選ぶだけで動画の作成が可能です。
高額な機材やスタジオが無くてもスマートフォン1つで簡単に動画を作成できるため、アカウント運用の初期費用を抑えられます。
企業の TikTok 活用事例
実際に企業が TikTok を活用して認知拡大に成功した事例を紹介します。
- 味の素「 Cook Do 香味ペースト」
- UQ mobile「 UQ 親子応援割」
- 夜間美容シャンプー「 YOLU 」
- 番外編:当社 グラッドキューブ
味の素の TikTok 広告が1,000万インプレッションを超え話題に
味の素「 Cook Do 香味ペースト」の TikTok 広告で「 Spark Ads 」を活用したことで、1,024万インプレッションを超える結果になりました。
「 Spark Ads 」とは一般ユーザーの投稿を広告として配信する機能です。テレビ CM との相乗効果もあり、商品の出荷数が伸長しました。
(参照: 味の素の TikTok 広告が1000万 imp 超え TikTok クリエイターとの共創の秘訣書 )
UQ mobile が TikTok のトレンドハッシュタグに協賛し、認知拡大に成功
TikTok には、 TikTok のトレンドに乗りやすくなる「 TikTok トレンドハッシュタグパッケージ」というサービスがあります。
KDDI 株式会社はこのサービスを利用し、ハッシュタグ「#ショートドラマ」に協賛することで、 UQ mobile の「 UQ 親子応援割」と Popteen のコラボ企画であるショートドラマの認知拡大を行いました。
関連動画の総再生回数は、配信後約1ヶ月で広告も含め3,373万回を突破しました。
(参考: UQ mobile が TikTok のトレンドハッシュタグ「#ショートドラマ」に協賛、 Popteen とのオリジナルドラマの認知拡大を図る )
完全視聴率が2倍以上、インフィード広告活用事例 I-ne
夜間美容シャンプー「 YOLU 」が「ハッシュタグターゲティング」機能を利用し、ブランド広告を配信した結果、 CTR が+41%リフト、6秒視聴率が1.9倍、完全視聴率が2.1倍となりました。
「ハッシュタグターゲティング」機能とは、TikTok上でユーザーがエンゲージしたハッシュタグに基づいてユーザーにリーチできる機能で、特定の商品、トピック、トレンド、コンテンツなどに興味のある潜在顧客にアプローチが可能です。
(参考: 完全視聴率が2倍以上、ブランド認知にも貢献! TikTok のインフィード広告で利用可能なターゲティング機能「ハッシュタグターゲティング」を活用 )
番外編:当社 グラッドキューブ
当社では TikTok を採用活動で使用しています。実際に TikTok を見た応募者も多く、当社の雰囲気や社員の人柄を伝える媒体として効果を感じています。
視聴回数は3ヶ月で9倍という結果になりました。
また、 TikTok の動画は YouTube ショートにも投稿しています。通常の動画に比べ新規ユーザーへのリーチが多く、チャンネルの認知拡大に貢献しています。
他の SNS を運用している場合はショート動画枠に TikTok の動画を投稿することで、各メディアで再生数を伸ばせませす。
TikTok 運用の際のポイント
TikTokを活用している企業に共通する運用ポイントは2つあります。
- 硬すぎない動画内容・コンテンツ
- ハッシュタグやフィルターなど TikTok の機能を活用した
企業のイメージやブランディングを崩さないに徹底しながらも、ユーザーにとって「面白い」・「シェアしたい」と思ってもらえるような、硬すぎないコンテンツを提供しています。
また、動画作成の際も流行りのフィルターやハッシュタグを使用するなどの工夫により、ユーザーへの露出増加が期待できます。
TikTok の使い方
TikTok に備わっている機能についてご説明します。
TikTok の投稿方法
①ホーム画面下のプラスマークをタップで投稿できます。
②画像・動画の選択画面に移動します。
既に撮影していたもののアプロードや音楽を流しながらその場で撮影も可能です。
③撮影した動画を簡単に編集することができます。
使用できる機能をいくつかご紹介します。
- トリミング
- 音楽の選択
- テキストの挿入
④最後に投稿準備を行います。
設定できる項目は以下のようなものがあります。
- 投稿文の編集
- ハッシュタグ・メンションの選択
- カバー画像の選択
動画を見たユーザーの反応がわかる「いいね」や「コメント」
ユーザーは動画を見たのち、様々なアクションが可能です。
■ いいね機能
ハートマークボタンを押すと「いいね」が可能です。この数が多くなると「バズっている」という判断になります
■ コメント機能
動画に対してコメントを記載できます。投稿主側でコメントをできないように設定することも可能です。
■ シェア
矢印ボタンを押すと共有が可能です。自分が気に入った動画などを LINE やリンクなどを添付して共有が可能です。
TikTok ビジネスアカウントの活用方法
TikTok では動画の投稿やハッシュタグ・広告機能を活用したマーケティングが可能です。それに加え、動画投稿から得た指標の分析を行うことでさらなるマーケティング効果の向上が見込めます。
この分析を行う上で、必要になるのがビジネスアカウントです。
ビジネスアカウントで可能になること
ビジネスアカウントの作成により、以下機能の使用が可能になります。
- インサイト分析でマーケティング分析
- プロフィールの追加で自社サービスをアピール
- TikTok 広告でリーチを拡大
インサイト分析でマーケティング分析
TikTok ビジネスのビジネスアカウントには、自分が投稿した動画のパフォーマンスを一元管理することができます。投稿された動画の閲覧数、いいね数、視聴完了率などのデータを確認できます。
プロフィールの追加で自社サービスをアピール
通常アカウントにはない、公式 Web サイトのリンクや連絡先情報を記載することができます。
(参考: TikTok for Business 【公式】TikTokのビジネス(企業)アカウントとは?概要と作成方法をスクショ付きで解説)
TikTok 広告でリーチを拡大
TikTok では広告の出稿が可能です。前述の通り TikTok はフォロワーが少ない状態でも再生数を伸ばしやすい媒体ですが、すぐに数万回以上の再生数を得るのは中々難しいのも事実です。
すぐにリーチを広げたい場合は TikTok 広告が活用できます。例として、当社が配信した TikTok 広告の事例をご紹介します。
商材:スポーツ用品
広告の表示回数:約350,000回(1か月)
広告1タップあたりの費用:平均2円
TikTok 広告について詳しくはこちらの記事で解説しています。
https://www.glad-cube.com/blog/?p=37780
ビジネスアカウントの設定方法
① TikTok アカウントを作成
アプリをダウンロードし、アカウント登録を行います。登録には電話番号かメールアドレスが必要です。
②ビジネスアカウントへの切り替え
マイページの右上にある「≡」ボタンから「設定とプライバシー」を選択します。
「アカウント」から「ビジネスアカウントに切り替える」を選択します。
アカウントの種類で「ビジネス」を選択し、カテゴリーを選択します。カテゴリーの選択を行うと、その商材に合ったコンテンツやイベントが使用可能になります。
TikTok 企業アカウント運用の注意点
TikTok をビジネスに活用する際の注意点を3つご紹介します。
- 配信コンテンツの内容要注意!
- 社内チームの体制をしっかり整える
- 興味を引く編集を目指そう
配信コンテンツの内容に要注意!
企業の良さや業務内容を撮影することは、企業の良さをアピールする上で大切です。しかし、情報流出になる可能性のあるものの映り込みは、会社の信用に関わります。必ず投稿前には入念なチェックを行うよう徹底しましょう。
また、楽曲を使用する際にも注意が必要です。歌詞などの意味によっては企業のイメージを悪くしてしまう可能性もあります。
社内チームの体制をしっかり整える
統括・企画・撮影・出演・編集など業務が多岐にわたります。また、毎日投稿となるとかなりのリソースが必要になります。そこで、メンバーの選出や社内管理の体制を整えることが、スムーズに運用する上で重要です。
興味を引く編集を目指そう
動画を制作する際は企業のイメージカラーなどに沿い、会社の特徴を打ち出しましょう。
また、音声なしでも楽しんでいただけるようテロップを入れるのも効果的です。テロップを入れる際は視認性に注意し、文量や早さを意識しましょう。
おわりに
本エントリでは、企業の TikTok 活用事例やビジネスアカウントの設定方法についてご紹介しました。自社の商材やターゲット層・マーケティング目的に応じて TikTok をご活用ください。
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