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2024.8.29 | 更新日 : 2025.9.22

越境 EC とは?導入のメリット、デメリットや立ち上げに必要な準備や注意点を徹底解説

インターネットの普及とともに、世界中の消費者に直接アクセスできる越境 EC は、近年ますます注目を集めています。

本エントリでは、越境 EC について、基礎知識からメリット・デメリット、さらには市場規模や導入に際しての注意点や準備までを網羅的に解説します。

目次

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越境 EC とは?

越境 EC とは、国内市場に限定せず、海外市場に向けて商品を販売する E コマース( EC )の形態のことを指します。

越境 EC を利用することで、企業は海外の市場に直接アプローチでき、新しい顧客の獲得チャンスを得ることができます。

越境 EC の主な手法

越境 EC はビジネスの方法によって、以下の4つのタイプに分かれます。

自社で運営する越境 EC

自社のウェブサイトを通じて直接海外の顧客に商品を販売する方法です。

この方法では、商品の在庫管理、決済システム、物流などを自社で一貫して管理する必要があります。そのため、企業にとっては高い運営能力が求められますが、その分、ブランドのコントロールや利益率の向上が期待できます。

海外の EC モールに出店

海外の EC モールに出店する方法です。

この方法では、既存のプラットフォームを活用するため、初期費用や集客の負担が軽減される一方、モール側に支払う手数料や競争が激化するリスクがあります。

有名な例としては、 Amazon や Alibaba などの大手プラットフォームが挙げられます。

保税区を活用した越境 EC

特に中国市場を対象とした越境 EC で用いられる方法です。

この方法では、商品を保税区に一時的に保管し購入が確定した時点で消費者に配送する仕組みです。税関手続きが簡略化されるため商品の配送速度が向上します。特に関税が高い国での販売において有利とされています。

代行販売型越境 EC

海外の代行業者が商品の販売や配送を行う方法です。

この方法では、初めて越境 EC に挑戦する企業にとって、物流やカスタマーサポートを代行してもらえるため、リスクを軽減できる点が魅力です。しかし、代行業者に依存することで、自社ブランドのコントロールが難しくなる場合もあります。

越境 EC のメリット

越境 EC を導入することで得られるメリットは多数あります。主なメリットをいくつかご紹介いたします。

新規市場の開拓

越境 EC の最大のメリットは、新規市場を開拓できることです。国内市場が成熟している場合でも、海外市場に目を向けることで、全く異なる消費者層にアプローチすることが可能になります。

そのため、売上の拡大や新たなビジネスチャンスを見出すことができます。

ブランドのグローバル化

越境 EC により、企業は自社ブランドをグローバルに展開できます。海外市場での認知度を高めることで、ブランドの価値を向上させ、長期的な成長を目指すことが可能です。

また、世界中の消費者からフィードバックを得ることで、製品やサービスの改善にも役立てることができます。

為替差益の獲得

越境 EC において、為替レートの変動を利用して利益を得ることも可能です。例えば、円高時に日本で仕入れた商品を円安時に海外で販売することで、為替差益を享受することができます。

そのため商品の利益率を向上させることが可能です。

越境 EC のデメリット

一方で、越境 EC にはデメリットも存在します。これらのデメリットを理解し、対策を講じることが、成功するためには欠かせません。

言語や文化の壁

越境 EC を展開する際、言語や文化の違いが大きな障壁となることがあります。消費者が理解しやすいように商品説明や広告を作成する必要があるため、専門的な翻訳やローカライゼーションが求められます。

また、文化的な背景を理解しないまま販売を行うと、消費者からの共感を得られず、売上に悪影響を及ぼす可能性があります。

複雑な物流と税関手続き

海外へ商品を配送するためには、物流や税関手続きが必要となります。これらのプロセスは国内配送と比べて非常に複雑であり、配送時間が長くなる場合もあります。

また、関税や輸入税などのコストが加算されるため、商品価格が高騰するリスクも考慮しなければなりません。

返品やカスタマーサポートの難しさ

越境 EC では、返品や交換、カスタマーサポートにおいても課題があります。海外からの商品返品は、送料や手続きが煩雑になることが多く、消費者からの不満が生じる可能性があります。

また、時差や言語の壁があるため、迅速な対応が難しくなることも考えられます。

越境 EC の市場規模

越境 EC の市場規模は年々拡大しており、今後も成長が期待されています。

経済産業省が公表した「令和4年度電子商取引に関する市場調査」によると、2021年の世界の越境 EC 市場規模は、推計値で7,850億 US ドルです。2030年までには7兆9,380億 US ドルに達すると予想されています。その間の年平均成長率は、約26.2%です。

このことからも、越境 EC の将来性が予想できます。

(出典: 経済産業省 令和4年度電子商取引に関する市場調査

さらに市場規模の大きい中国、米国間との市場規模は、経済産業省が取りまとめた「2022年日本・米国・中国3ヵ国間の越境 EC の市場規模」によると、いずれの国でも増加しています。

(出典: 経済産業省 令和4年度電子商取引に関する市場調査

日本の越境 EC 市場規模は、中国の10分の1、米国の5分の1程度に留まっています。
日本市場には越境 EC の大きな潜在力があるものの、そのポテンシャルはまだ十分に発揮されていない状況です。

だからこそ、今から越境 EC に取り組むことで、大きな利益を得るチャンスがあると言えるでしょう。
(参照: 経済産業省 令和4年度電子商取引に関する市場調査)

越境 EC を始める前の注意点

越境 EC を始める前に、いくつかの重要な注意点があります。これらをしっかりと理解し、事前に対策を講じることで、リスクを最小限に抑え、成功へと導くことができます。

現地の法規制の確認

各国には異なる法規制が存在しており、越境 EC を展開する際にはこれらの規制を遵守する必要があります。特に、輸入に関する規制や、消費者保護に関する法律を確認し、違反しないように注意することが重要です。

また、特定の国では、製品の成分や表示に関する規制が厳しいため、事前に調査を行い、適切な対応を行うことが求められます。

ローカライゼーションの徹底

越境 EC では、商品の説明や広告を現地の言語に翻訳するだけでなく、文化的背景や消費者の嗜好に合わせたローカライゼーションが必要です。これにより、現地の消費者に対してより親しみやすい印象を与えることができ、販売促進につながります。

また、現地の支払い方法や配送方法に対応することも、消費者の利便性を高めるために重要です。

競争環境の把握

越境 EC 市場に参入する前に、現地の競争環境を把握することが不可欠です。競合他社の動向や価格設定、マーケティング戦略を分析することで、自社の強みを活かした差別化戦略を立てることができます。

また、現地の消費者が求める商品やサービスを提供することで、競争優位を築くことが可能です。

越境 EC を始める準備

越境 EC を成功させるためには、事前に十分な準備を行うことが重要です。以下に、越境 EC を始めるための主な準備事項を解説します。

商品と市場の選定

まず、越境 EC に適した商品と市場を選定することが重要です。現地の消費者ニーズや競合状況を考慮し、売れ筋の商品を見極めます。また、市場の成長性や参入障壁も考慮に入れ、自社にとって最も有利な市場を選ぶことが成功の鍵です。

パートナーの選定

越境 EC では、現地の物流業者や決済サービス提供者など、信頼できるパートナーの選定が不可欠です適切なパートナーを選ぶことで、スムーズな運営が可能となり、消費者に対して高品質なサービスを提供できます。

また、パートナーとの良好な関係を築くことが、長期的な成功につながります。

現地法人の設立や税務対策

一部の国では、現地法人を設立することで税務上のメリットを享受できる場合があります。現地法人を設立することで、より信頼性の高いブランドイメージを構築することが可能です。

税務対策としては、関税や消費税、法人税などを適切に管理し、利益を最大化するための計画を立てることが重要です。

マーケティング戦略の立案

越境 EC の成功には、効果的なマーケティング戦略が不可欠です。現地の消費者に合わせた広告キャンペーンやプロモーションを展開することで、ブランドの認知度を高め、売上を拡大することができます。

特に、 SNS を活用したマーケティングは、低コストで高い効果を得られるため、積極的に活用することをおすすめします。

おわりに

本エントリでは、越境 EC について、基礎知識からメリット・デメリット、さらには市場規模や導入に際しての注意点や準備まで詳しく解説しました。

越境 EC は、国内市場に限定せず、世界中の消費者にアプローチすることで、新たなビジネスチャンスを広げる可能性を秘めています。しかし、その一方で、言語や文化の壁、複雑な物流や法規制など、さまざまな課題が存在します。

これらのメリットとデメリットをしっかりと理解し、事前に十分な準備を行うことで、越境 EC の成功を実現することが可能です。

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この記事を書いた人

グラッドキューブ ブログ編集部

株式会社グラッドキューブでWeb広告運用を行っているスタッフが、広告媒体の最新情報や運用ノウハウを発信。運営中のYouTubeチャンネル「GladCube TV」はチャンネル登録数1.4万人を突破。

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