初心者でもわかる!類似ターゲティングとは

オンライン広告の世界では、適切なターゲットに広告を届けることが成功の鍵となります。類似ターゲティングはその手段の一つで、特に広告運用初心者が理解すべき重要な概念です。
本記事では、類似ターゲティングの基本から主要プラットフォームでの活用法まで詳しく解説します。類似ターゲティングを理解することで、広告の効果を最大化し、ビジネスの成長を促すことが可能になります。
目次
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類似ターゲティングとは
類似ターゲティングは、既存のオーディエンスデータを基に、その特性に類似した新しいオーディエンスを見つける手法です。
Web 広告でよく利用されるリターゲティング広告は、一度サイトに訪問ユしたーザーのリストをもとに配信されますが、類似ターゲティングはこれと似た形で、企業側が用意をしたリストに沿って、似たユーザーに広告を配信することが可能となります。
類似ターゲティングの重要性
類似ターゲティングは、企業の既存顧客のライフスタイルや購入履歴、ウェブサイトの行動パターンなどを分析することで精度の高い予測を行い、新たな顧客層への効果的なアプローチを実現します。
特に、デジタル化が進む現代において、データドリブンなアプローチは企業の競争力を大幅に高める要因となっています。
各媒体の類似ターゲティングの仕組み
それでは、主要な広告媒体である Google、Yahoo!、Meta 広告を基に、これらの類似ターゲティングの特徴について解説します。
Google 広告での類似ターゲティングの特徴
Google 広告には、「類似セグメント」と呼ばれる、類似ターゲティングの機能がありましたが、2023年8月のアップデートで利用することができなくなりました。
現在は Google 広告の新しい配信メニューであるデマンドジェネレーションキャンペーンでのみ利用可能です。
(参照:Google ヘルプ 類似セグメントを使用してオーディエンスを増やす)
検索広告や P-MAX などの配信メニューでは、基本的にカスタムセグメントを通し、Google のデータを利用し、特定の属性に近しいユーザーに広告を配信することができます。
(参照:Google ヘルプ オーディエンス セグメントについて)
Yahoo! 広告での類似ターゲティングの特徴
Yahoo! 広告では「類似ユーザー」という名称で、ディスプレイ広告でのみ類似オーディエンスを活用することができます。
検索広告経由で取得したユーザーデータは使用できない点に注意が必要です。
(参照:Yahoo! ヘルプ オーディエンスリストの作成)
Meta 広告での類似ターゲティングの特徴
Meta 広告では興味・関心や行動などをベースに、アカウント上でカスタムオーディエンスを作成することができます。
「“類似オーディエンスとは、既存顧客と似た特性を持ち、ビジネスに関心を示す可能性が高いと思われる利用者に広告のリーチを広げる機能です。”」
(参照:Meta ヘルプ 類似オーディエンスについて)
元々ユーザーの性別や年齢、登録情報を Facebook 上で取得しているため、ターゲティング制度が高いことでMeta 広告は知られています。
Meta 広告の類似オーディエンスを作成すると、加えて、Meta 広告上では3日~7日毎にリストが更新され続ける特徴があり、一度作成した類似リストで、長期間効果的な配信が行うことが可能です。
各媒体の類似ターゲティングの設定箇所
それでは、ここからは各媒体の類似オーディエンスの設定方法について図を用いて解説します。【Google 広告】類似ターゲティングの設定方法
【Google 広告】類似ターゲティングの設定方法
前述した通り Google 広告ではデマンドジェネレーションキャンペーンでのみ類似オーディエンスが作成可能です。
「オーディエンス」欄より、「オーディエンスの編集」をクリック

続いて「類似セグメント」を選択します。

詳細欄より、細かなリスト選択や類似度合を選択して保存を押せば完了です。

【Yahoo!】類似ターゲティング設定方法
続いて Yahoo! 広告の類似オーディエンスの設定方法をご紹介します。
ツール欄より「オーディエンスリスト」→「オーディエンスリストを作成」から「類似ユーザー」欄を選択。

Google 広告と同じくリスト選択と類似度の設定をし、作成完了となります。

【Meta】類似ターゲティング設定方法
最後にMeta 広告の類似ターゲティングの設定方法をご紹介します。
こちらも同様に、管理画面の「オーディエンス」→「オーディエンスを作成」を選択。

「オーディエンスを作成」をクリック

遷移後の画面より、リストを決定の上、類似度を選択します。
Meta 広告もYahoo! 同様に、類似オーディエンスのサイズを10段階から決めることが可能です。

類似ターゲティングの注意点
既存のリストの類似ユーザーに配信ができる類似ターゲティングの設定は、広告の費用対効果を改善する上で重要な機能となります。しかし、類似ターゲティングを設定する際には、1点注意点が必要です。
類似オーディエンスの中には元のカスタムオーディエンスのリストは含まれないので、元のリストにも広告を配信する場合「類似+元のカスタムオーディエンス」をセットで設定する必要があります。
また、類似度を変えて複数設定する場合なども同様に類似度がひとつ前のものを除外設定をしないと、ターゲットが重複して広告配信されてしまいます。
以上、設定する際は注意して活用しましょう。
おわりに
本エントリでは、Google、Yahoo!、Meta 広告の類似ターゲティングについて解説しました。
類似ターゲティングは、適切に活用することで広告効果を大幅に高める可能性を秘めています。
本エントリを参考に、類似ターゲティングを戦略的に活用し、広告のパフォーマンスを最大できるように取り組みましょう。
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