Yahoo! リスティング広告設定ガイド(キーワード・広告編)
みなさま、こんにちは。
グラッドキューブ ネット広告事業部です。
以前、 Yahoo! プロモーション広告スポンサードサーチ(以下: YSS )に関する以下のエントリをご紹介いたしました。
参考:Yahoo! プロモーション広告リスティング設定ガイド(アカウント構造編)
参考:Yahoo! プロモーション広告リスティング設定ガイド(アカウント・キャンペーン編)
参考:Yahoo! プロモーション広告リスティング設定ガイド(広告グループ編)
参考:Yahoo! プロモーション広告リスティング設定ガイド(自動入札編)
本エントリでは、 YSS における広告グループの配下に位置する「キーワード」と「広告」についてご紹介いたします。
広告配信の仕組み
広告グループ編のエントリでも記載したように、キーワードと広告は同一の広告グループの配下に設定することでそれらが紐付けられます。
YSS において、ユーザーに広告が表示されるタイミングはキーワードとユーザーの検索語句がマッチしたときです。
ここで、注意点があります。検索語句とキーワードは異なります。
検索語句とは、インターネットユーザーが Yahoo! の検索画面から検索するときに使用した語句をさします。
一方で、キーワードとは、あらかじめ広告グループの配下に設定しておくものです。
キーワードには、「マッチタイプ」という設定項目があり、その設定により、広告の表示対象とする検索語句の範囲が異なります。
キーワードに登録した語句とそのマッチタイプによって、その検索語句が紐付けられた広告の表示対象かどうかが決まります。
詳しくは後述いたします。
キーワードについて
キーワードの単位で設定可能な項目は以下のとおりです。
- ■ウォッチリスト
- ■マッチタイプ
- ■配信設定
- ■入札価格
- ■最終リンク先 URL
- ■スマートフォン向け URL
- ■トラッキング URL
- ■カスタムパラメータ
- ■ラベル
デフォルトの状態では、入札単価、最終リンク先 URL などは広告グループの設定が適用されます。
なお、キーワードに対して個別に設定すると、キーワードの設定が優先されます。
マッチタイプとは
マッチタイプとは、キーワードの設定項目の一つです。
マッチタイプの設定によって、キーワードが検索語句のどこまでを表示範囲とするかが決まります。
マッチタイプには以下の4種類があります。
- ■部分一致
- ■絞り込み部分一致
- ■フレーズ一致
- ■完全一致
以下で、順にご説明いたします。
部分一致
キーワードの類義語、関連語が検索された場合にも広告が表示対象となります。
絞り込み部分一致
部分一致の拡張機能です。
絞り込み部分一致は単語単位で設定することが出来ます。
設定された単語については、類義語や関連語では広告の表示対象とならず、表記ゆれや仮名遣いの違いなどの場合のみ表示対象とします。
絞り込み部分一致を設定するには、設定したい単語の前に「+」をつけて登録してください。
フレーズ一致
登録したキーワードが語順通りに検索語句に含まれている場合に広告の表示対象とします。
語順の入れ替わりや、間に違う語句が含まれる場合は表示対象とはなりません。また、類義語や関連語の場合も表示されません。
完全一致
キーワードと検索語句が完全に一致した場合、広告の表示対象となります。
ただし、語順が異なる場合や助詞(「の」「から」など)なども表示対象となります。
例:キーワード「ギフト 誕生日」(絞り込み部分一致の場合「ギフト +誕生日」)
キーワードの設定方法
広告管理ツール>[スポンサードサーチ]>[キャンペーン管理]>[キーワード]>[+キーワード作成]の順でクリックしてください。
[+キーワード作成]をクリックすると、作成画面に移行します。
キーワード作成の際には、キーワードを登録するキャンペーン・広告グループを選択する必要があります。
キーワード作成の作成場所からキャンペーンと広告グループを選択してください。
選択すると青いハイライトで示されます。
作成場所を決定したら、キーワードを入力します。
①キーワード入力欄
キーワードを入力する欄です。
1行に1個のキーワードを入力してください。ブラウザ上で一度に登録できるキーワード数は100個です。
入力欄の右下にある[+マッチタイプの設定]をクリックすると、マッチタイプの設定が行えます。
②詳細を指定して入力
①の入力欄で登録されたものはすべて同じマッチタイプで登録されます。
一度に様々なマッチタイプのキーワードを登録したい場合は[詳細を指定して入力]をクリックすると専用の入力欄に切り替わります。
注意点として、②部分をクリックして入力欄を切り替えるとその時の入力欄の内容は消えてしまうので、入力する前に切り替えを行ってください。
キーワードの作成場所とキーワードの入力が終わりましたら、ページ下部の[保存]をクリックして設定完了です。
広告について
YSS には、3種類の広告フォーマットがあります。
- ■拡大テキスト広告
- ■動的検索連動型広告
- ■アプリダウンロード用広告
それぞれの目的と設定可能な項目について説明いたします。
広告別設定項目
拡大テキスト広告
拡大テキスト広告は PC、スマートフォン、タブレットに向けて配信できる広告フォーマットです。
広告は、2つのタイトルと1つの説明文で構成されます。
以下、拡大テキスト広告で設定可能な項目です。
- ■広告名(必須)
- ■タイトル1・タイトル2(必須)
- ■説明文(必須)
- ■最終リンク先 URL (必須)
- ■配信設定(必須)
- ■ディレクトリ1・ディレクトリ2
- ■スマートフォン向け URL
- ■カスタムパラメータ
- ■トラッキング URL
- ■ウォッチリスト
動的検索連動型広告
動的検索連動型広告は、あらかじめ設定したページフィードとユーザーの使用した検索語句によって、広告のタイトル1・タイトル2、最終リンク先 URL などが自動で決定されます。
動的検索連動型広告の詳細については、以下の記事をご参照ください。
参考:Yahoo! スポンサードサーチ広告、動的検索連動型広告の提供を開始
以下、動的検索連動型広告で設定可能な項目です。
- ■広告名(必須)
- ■説明文(必須)
- ■カスタムパラメータ
- ■トラッキング URL
- ■ウォッチリスト
先述の通り、動的検索連動型広告では、以下の項目は自動的に作成・設定されるため、設定不要です。
- ■タイトル
- ■最終リンク先 URL
- ■表示 URL
- ■スマートフォン向け URL
アプリダウンロード用広告
アプリダウンロード用広告は、スマートフォンやタブレットで使用するアプリのプロモーションを行います。
配信可能デバイスは、スマートフォンとタブレットのみです。
以下、アプリダウンロード用広告で設定可能な項目です。
- ■広告名(必須)
- ■タイトル(必須)
- ■説明文×2(必須)
- ■最終リンク先 URL (必須)
- ■優先デバイス
- ■カスタムパラメータ
- ■トラッキング URL
- ■ウォッチリスト
広告の設定方法
広告管理ツール>[スポンサードサーチ]>[キャンペーン管理]>[広告]>[+広告を作成]の順にクリックしてください。
[+広告]をクリックすると、広告作成画面に移動します。
キーワード同様、広告も作成する場所として、キャンペーンと広告グループを指定してください。青いハイライトがついている部分が選択したものです。
作成場所を決定したら、次にその下にある広告のクリエイティブ要素を設定します。
必須の項目には赤いアスタリスクマーク(*)がついています。
注意点として、同一広告グループ内で重複したの広告名を設定することはできません。
同一広告グループ内では、異なる広告名を設定してください。
すべて設定し終えたら、ページ下部[保存]をクリックして設定完了です。
広告の要件
各広告フォーマットには、文字数制限があります。
文字数制限を超える場合、入稿することができません。
その他、広告のテキスト部分に使用できない表現については、以下をご参照ください。
参考:入稿規定|Yahoo! プロモーション広告 ヘルプ
おわりに
今回のエントリでは、キーワードと広告の関係とキーワード・広告のブラウザ上での設定方法についてご紹介いたしました。
YSS におけるリスティング広告では、キーワードと広告の関連性が配信に強く影響しています。
これらを最適に設定することで、費用対効果の改善に繋げることができます。
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