Yahoo! プロモーション広告 リスティング設定ガイド(自動入札編)
みなさま、こんにちは。
グラッドキューブ プロモーション事業部の植田です。
これまで Yahoo! プロモーション広告スポンサードサーチについて、アカウント構造の概要とアカウント、キャンペーンの作成方法に関する二つの記事をご紹介しました。
参考:
Yahoo! プロモーション広告リスティング設定ガイド(広告グループ編)
Yahoo! プロモーション広告リスティング設定ガイド(アカウント・キャンペーン編)
本エントリでは、Yahoo! プロモーション広告スポンサードサーチにおける、自動入札設定についてご紹介いたします。
自動入札設定について
1. 自動入札設定とは?
自動入札とは、キャンペーンの種類や広告掲載の目的に応じて、適切な入札価格を自動的に調整することのできる機能です。
1つのキーワードごとに手動で入札単価を設定する手動入札とは異なり、Yahoo! のシステムが自動的に入札単価を設定します。
2018年12月現在、以下の4種類の自動入札タイプから選択することができます。
- ・検索結果ページの目標掲載位置
- ・クリック数の最大化
- ・コンバージョン単価の目標値
- ・広告費用対効果の目標値
※自動入札タイプ「コンバージョン数の最大化」は、2018年度11月以降利用できなくなり、「拡張クリック単価」に変更になりました。
参考: Yahoo! プロモーション広告公式ヘルプ「自動入札設定とは」
2. 設定項目・利用手順
「広告管理:スポンサードサーチ」タブ >「ツール」タブ >「自動入札ツール」から作成、編集、削除できます。
1. スポンサードサーチタブをクリックします。
2. 「ツール」タブの▼をクリックし、「自動入札ツール」をクリックします。
3. 「自動入札設定一覧:画面で「自動入札設定の作成」タブをクリックします。
4. 作成したい自動入札タイプをクリックします。
自動入札タイプでは、目的に合わせて以下のタイプからいずれかを選んで設定します。
※自動入札タイプ「コンバージョン数の最大化」は、2018年度11月以降利用できなくなりました。
以下で、それぞれの自動入札タイプの詳細についてご説明します。
2-1. 自動入札タイプ「検索結果ページの目標掲載位置」
「検索結果ページの目標掲載位置」で設定できる項目は以下の通りです。
- ・自動入札名(必須)
- ・掲載位置(必須)
- ・入札調整方法(必須)
推定入札価格に合わせて、入札価格を自動的に調整する:算出された推定入札価格に合わせて、入札価格を調整します。手動入札設定は不要です。
入札価格を手動で設定し、推定入札価格を下回らないよう自動的に調整する:手動で設定した入札価格より推定入札価格が上回る場合に、推定入札価格と同等以上になるように入札価格を自動的に引き上げます。
- ・入札価格調整
引き下げ率90%~引き上げ率900%までの間で設定できます。
- ・入札価格の上限
1~50,000円までの間で設定できます。
- ・キャンペーン予算による制限
予算の消化状況により広告掲載機会が制限されている場合でも入札価格を引き上げる:掲載順位を保つように入札単価が引き上げられますが、予算の消化が早まる可能性があります。
予算の消化状況により広告掲載機会が制限されている場合は入札価格を引き上げない:掲載順位を保てない可能性がありますが、予算の消化は抑えることができます。
- ・品質が低いキーワード
品質が低いキーワードに対しても入札価格を引き上げる:掲載機会が増える可能性がありますが、低品質のキーワードにコストが多くかかる可能性があります。
品質が低いキーワードに対しては入札価格を引き上げない:掲載機会が得られない可能性がありますが、低品質のキーワードにコストが多くかかることを防げます。
※各種ターゲティングおよびスマートフォン入札価格調整率を併用している場合は、それぞれの入札価格調整率が反映されます。
2-2. 自動入札タイプ「クリック数の最大化」
「クリック数の最大化」で設定できる項目は以下の通りです。
- ・自動入札名(必須)
- ・入札価格の上限(必須)
1~50,000円までの間で設定できます。
- ・目標予算(日額)
自動入札を設定するキャンペーンの目標予算(日額)を設定します。
設定した金額内でクリック数を最大化できるよう、入札単価が自動的に調整されます。
※自動入札タイプ「クリック数の最大化」では、曜日・時間帯ターゲティング入札価格調整率は無効です。
2-3. 自動入札タイプ「コンバージョン単価の目標値」
「コンバージョン単価の目標値」で設定できる項目は以下の通りです。
- ・自動入札名(必須)
- ・コンバージョン単価の目標値(必須)
- ・入札価格の上限
「入札価格の上限を設定しない」「入札価格の上限を設定する」のいずれかを選択します。
上限を設定する場合、1~50,000円の範囲内で設定できます。
- ・入札価格の下限
「入札価格の下限を設定しない」「入札価格の下限を設定する」のいずれかを選択します。
下限を設定する場合、1~50,000円の範囲内で設定できます。
2-4. 自動入札タイプ「広告費用対効果の目標値」
「広告費用対効果の目標値」で設定できる項目は以下の通りです。
- ・自動入札名(必須)
- ・広告費用対効果の目標値(必須)
- ・入札価格の上限
「入札価格の上限を設定しない」「入札価格の上限を設定する」のいずれかを選択します。
上限を設定する場合、1~50,000円の範囲内で設定できます。
- ・入札価格の下限
「入札価格の下限を設定しない」「入札価格の下限を設定する」のいずれかを選択します。
下限を設定する場合、1~50,000円の範囲内で設定できます。
おわりに
本エントリでは、Yahoo! プロモーション広告における自動入札設定を紹介しました。
目的に合った自動入札タイプを利用することで、キャンペーンを最適化し、より効果的な運用が期待できます。
当社では、媒体推奨設計を活用しながら、お客様の商材やサービスごとに最適化したアカウントで運用しております。
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