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Yahoo! プロモーション広告リスティング設定ガイド(広告グループ編)

みなさま、こんにちは。
グラッドキューブ プロモーション事業部の植田です。

これまで Yahoo! プロモーション広告のリスティング広告について、アカウント構造の概要とアカウントやキャンペーンの作成方法に関してご紹介しました。

参考:
Yahoo! プロモーション 広告リスティング設定ガイド(アカウント構造編)
Yahoo! プロモーション広告リスティング設定ガイド(アカウント・キャンペーン編)

本エントリでは、キャンペーンの下の階層である広告グループの作成方法と設定項目についてご紹介します。

広告グループとは

広告グループは、アカウント構造上ではアカウント、キャンペーンに続く3番目の階層です。
広告グループにはキーワードと広告が含まれ、ある広告グループに設定したキーワードに対して、同一の広告グループ内に設定している広告が表示されます。
なお、1つのキャンペーン内に複数の広告グループを作成することが可能です。

アカウントツリー(キャンペーン以下)

広告グループの作成方法

広告グループは、スポンサードサーチのキャンペーン管理画面から作成できます。
作成方法には2通りあります。

キャンペーン管理画面_広告グループタブ

  • (1)「広告グループ作成」タブから

キャンペーン管理画面上より「広告グループ」>「+広告グループを作成」の順にクリックすることで広告グループ作成画面に移動できます。

  • (2)左側のナビゲーション下から

(1)と同様にキャンペーン管理画面上より「広告グループ」を選択します。
次に、左側のナビゲーション下にある「新規作成」>「広告グループ作成」の順にクリックすることで広告グループ作成画面に移動できます。

広告グループの設定項目

設定項目については、以下の順でご説明いたします。

 

1. キャンペーンの指定

広告グループはキャンペーン配下にあります。
したがって、広告グループを作成する際には作成する場所であるキャンペーンを指定する必要があります。
もしくは、あらかじめキャンペーン管理画面上でキャンペーンを選択することも可能です。

広告グループ作成_キャンペーン指定

2. 必須項目

広告グループには必ず設定するべき項目が3つあります。

広告グループ作成_必須項目

2-1. 広告グループ名

広告グループに設定する名前は、広告を配信する商品やサービスの内容が分かりやすいものを登録することを推奨しています。
ただし、同一キャンペーン内で広告グループ名が重複してはいけません。

2-2. 広告グループ入札価格

現在作成している広告グループ単位の入札価格を設定します。
1円単位で1円から50,000円の範囲で設定できます。
ここで設定した入札価格は、作成している広告グループの配下にあるキーワードすべてに適用されます。
ただし、キーワードで個別に入札価格を設定した場合、そのキーワードに関しては個別の入札価格が適用されます。

2-3. 入札価格調整率

ここでは、デバイスごとの入札価格、つまりパソコン、スマートフォン、タブレットに対して個別に入札価格調整率を設定できます。
2-2で設定した入札価格を引き上げるか、または引き下げるのかをパーセントで設定します。

  • ■ 設定しない

上位のキャンペーンで設定したものが適用されます。

  • ■ 設定する

引き上げる場合、1%単位で0~900%
引き下げる場合、1%単位で0~90%、または100%
と設定します。

引き下げ率を100%に設定することで、該当のデバイスには配信しない設定にすることが可能です。

キャンペーンで引き下げ率を100%で設定していると広告グループの設定にかかわらず、そのデバイスでは広告を配信しません。

3. 任意項目

次に、広告グループで任意で設定できる項目についてご紹介します。

広告グループ作成_任意項目

3-1. 広告表示の最適化

広告表示の最適化を設定することで、広告グループ内に広告が複数登録されている場合、パフォーマンスが良い広告を優先的に配信します。

  • ■ 最適化して配信

パフォーマンスの良い広告を自動で判断して、優先的に配信します。

  • ■ 最適化しない

登録されている複数の広告を均等に配信します。

3-2. 対象外キーワード

対象外キーワードとは、ユーザーが検索した語句(検索クエリ)に、対象外キーワードとして設定したキーワードが含まれている場合に表示しないように設定するものです。
対象外キーワードを設定することで、広告主のウェブサイトの内容や商品に関係のない検索に対して、広告を表示させません。

対象外キーワードの設定上限は、広告グループに設定されているキーワードとターゲットリストの合計で規定されており、1個の広告グループに対して合計で2,000件まで登録できます。
また、対象外キーワードは1件につき10語まで設定できます。

(例)
「カメラ 画質」:2語なので設定可能
「カメラ 画質 綺麗 軽い 新しい ポートレート 安い 新品 通販 送料無料 防水」:11語なので設定不可

3-3. URL オプション

広告効果測定用のツールを使用して、広告配信時の情報を追跡することを「トラッキング」と言います。
そして、このトラッキングを行うために広告に設定する URL やパラメータを「トラッキング情報」と言います。

トラッキング情報の設定項目として、広告グループでは URL オプションとして以下の2つを設定できます。

  • ■ トラッキング URL

トラッキングのための広告測定用 URL を設定します。
広告グループの下位階層である広告とキーワードにも設定することが可能ですが、下位階層で設定した場合は、そちらが優先されます。

  • ■ カスタムパラメータ

トラッキングのための識別情報などを任意の文字列を設定します。

3-4. ウォッチリスト

重要な広告グループをウォッチリストに登録することで、ワンクリックでその広告グループを確認できます。
ただし、2018年11月中に提供終了予定のため、ラベル機能の使用が推奨されています。

  • ■ ラベル機能

ラベル機能を使用することで、広告グループを含めた入稿物を分類やフィルタリングできます。
ラベルにはラベル名、色、説明という3つの設定項目があります。
ラベルごとに色を分けて、より効率的に広告を管理しましょう。

4. 動的検索連動型広告キャンペーンのみの設定項目

ここまでご説明した項目は標準キャンペーンとアプリダウンロードキャンペーンの場合です。
動的検索連動型広告キャンペーンの場合には、加えて以下の2つの設定項目があります。

広告グループ作成_動的関連

  • ■ ターゲット設定(配信)

動的検索連動型広告キャンペーンでは、作成時にページフィードというページ URL のリストを設定します。
キャンペーン作成時に登録したページ URL のうち、配信される広告のランディングページとして使用するものの条件を設定します。

  • ■ ターゲット設定(除外)

ターゲット設定(除外)では、登録した URL のうち、広告の最終リンク先 URL の対象から除外する URL の条件を設定します。

詳細は、以前にご紹介しました動的検索連動型広告に関する記事をご覧ください。
参考:Yahoo! スポンサードサーチ広告、動的検索連動型広告の提供を開始

キャンペーンと広告グループでの設定項目の比較

以下の表はキャンペーンと広告グループで設定できる項目を比較したものです。
表の項目のうち、青色の部分はキャンペーンで、赤色の部分は広告グループでのみ設定可能な項目です。

設定項目_CP_ADG
(◯:設定可 -:設定不可)

キャンペーンと広告グループの設定項目には、どちらででも設定できるものと、どちらか一方のみで設定できるものがあります。
どちらでも設定できる共通の項目に関しては、配下の設定の有無に注意する必要があります。
下位の階層での設定が優先されるため、キャンペーンと広告グループどちらででも設定されている場合、広告グループの設定が優先されます。

例えば、キャンペーンでデバイスの入札価格調整を設定している場合でも、広告グループで設定していれば、広告グループの設定が優先されます。
設定されていない場合は、上位の階層で設定したものが適用されます。

おわりに

本エントリでは、広告グループの作成方法や設定項目についてご紹介いたしました。

各階層で設定可能な項目を理解し、サービスや商品の関連度によりキーワードをグルーピングし、必要以上に広告グループを分けないように設定することをおすすめいたします。
キーワード、広告に関する設定の詳細については、次回の Yahoo! プロモーション広告リスティング設定ガイドのエントリにてご紹介します。

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