広告シミュレーションはするべき?実施するタイミングと方法を解説します。

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広告シミュレーションはするべき?実施するタイミングと方法を解説します。

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みなさま、こんにちは。
グラッドキューブ SiTest 事業部の梶井です。

新しくインターネット広告を配信する際には、どの程度の成果が見込めるのか、どの程度の費用対効果が見込めるのかが重要になります。

本エントリでは、広告配信における成果の期待値を導くための広告シミュレーションの方法とメリットを解説いたします。

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広告シミュレーションとは

概要

広告シミュレーションとは、広告を実際に配信したときにどのような結果となるかを、過去のデータや計算に基づいて定量的にシミュレーションすることを指します。

広告シミュレーションを行うメリット

広告シミュレーションを行うことで、大きく以下の2つのメリットがあります。

意思決定の参考になる

広告シミュレーションによって、広告を配信したときに得られる成果の期待値が算出できます。
また、それよって広告配信における費用感も把握できます。
コンバージョン単価や広告費用対効果、獲得できるリードの件数などの期待値は、意思決定の参考指標として活用できます。

広告設計の参考になる

広告を実際に配信する前に大まかな広告の成果が把握できれば、事前に広告設計の修正を行うことができ、リスクの削減につながります。

広告シミュレーションを行った際には以下の2点に注目してください。

  • ◼ 目標値と各指標の値の乖離が大きすぎないか
  • ◼ 必要と考えられる費用が予算を超えていないか

 
これらを確認することで、広告配信前に大きな失敗を防ぐことができます。

広告シミュレーションを行うタイミング

広告シミュレーションは、広告配信する際に必ず行うものではありません。
また、数値による客観的な指標であるため、誰が実施してもシミュレーションは同じような結果となります。

これを踏まえて、シミュレーションを実施するタイミングは例として以下のような場合が考えられます。

  • ◼ 初めて広告を配信しようとしているが、必要な予算が全くわからない
  • ◼ 自身で広告を運用しているが、どこから改善したら良いのかわからないとき
  • ◼ 費用感がわからないような、新しい媒体を利用するとき

 
一方で、広告シミュレーションが必要のない場合というのは、以下のようなときです。

  • ◼ 広告運用で使用する予算が決まっており、予算内で成果を最大化させたいとき
  • ◼ 広告運用経験があり、掲載結果から改善ポイントが把握できる
  • ◼ 広告運用経験があり、成果に対してどれくらいの費用が必要になるか大まかにわかっているとき

 
広告シミュレーションを実施しても、成果自体が向上するわけではありません。
事前の広告設計に不安がある場合や、自身で運用する際の目安が知りたい場合に実施することを推奨いたします。

広告シミュレーションの流れ

実際の広告シミュレーションの流れを具体的に説明をいたします。
広告シミュレーションでは、大きなポイントが2つあります。

前提条件の設定

広告シミュレーションの前提条件とは、すなわち広告の設計です。
どんな広告を誰にだすのか、そして何のためにだすのかを明確に決めておくことで、広告シミュレーションの真価が発揮されます。

広告の目的と目標値

まず、一番に決めるべきことは何を目的に広告を配信するのか、ということです。

広告を配信する目的によって、目標となる値は異なります。
例えば、認知度向上を目的とするならば表示回数やクリック数、あるいは SNS でのエンゲージメント数などが KPI となります。
リード獲得を目的とするならば、 KPI はコンバージョン数や有料転換率などが設定されます。

広告の設計

広告シミュレーションによって、実際の広告配信の成果の期待値を導き出すとご紹介しました。
しかし、より実際の成果に近い値を計算するためには、どのように広告を配信するのかも重要な前提条件です。
特に、インターネット広告の設計項目には、費用に強く影響する項目が2つあります。

1つ目は、配信を行う媒体です。
配信を行う媒体によって、クリック率やコンバージョン率が大きく異なります。
広告シミュレーションにおいて、どの媒体を利用するのかという前提条件は非常に重要な要素です。

2つ目は、キーワードやオーディエンスといった「誰に配信するのか」というターゲットの設定です。
市場や競合の入札状況によって、広告が表示されるための最低費用が決まります。
また、業種によってもクリック率や平均クリック単価、コンバージョン率などの指標の相場は一様ではありません。

より正確なシミュレーションを行うために、どの媒体で、どんなターゲット設定で配信するのかが明確な広告の設計を準備しましょう。

指標の導出

前提条件である目標値と広告の設計が完了しました。
設定した前提条件をもとに、広告シミュレーションを行います。
インターネット広告におけるシミュレーションでは、下記の指標を想定します。

  • ◼ 表示回数
  • ◼ クリック数
  • ◼ クリック率
  • ◼ 費用
  • ◼ 平均クリック単価
  • ◼ コンバージョン数
  • ◼ コンバージョン率
  • ◼ コンバージョン単価

 
これらの指標に加えて、目標値を設定している指標も計算します。
例として、以下のような指標が考えられます。

  • ◼ 広告費用対効果
  • ◼ 有料転換の単価

 
上記のようにさまざまな指標がありますが、指標の推定方法には大きく2つあります。

計算できる指標

先ほどご紹介した指標の中には、必要な情報さえあれば計算によって求められる指標があります。
計算で求められる指標は以下の4つです。
計算式も合わせて記載をいたします。

  • ◼ 表示回数=クリック数 ÷ クリック率
  • ◼ クリック数=費用 ÷ 平均クリック単価
  • ◼ コンバージョン数=クリック数 × コンバージョン率
  • ◼ コンバージョン単価=費用 ÷ コンバージョン数

 
また、目標に関連する以下の指標も計算で求められます。

  • ◼ 広告費用対効果=広告経由で得られる売上 ÷ 費用
  • ◼ 有料転換の単価=費用 ÷ 有料転換数

 

参考値を当てはめる指標

シミュレーションを行う上で、計算できない指標も存在します。
計算できない指標は、以下のような一部の割合と単価です。

  • ◼ クリック率
  • ◼ 平均クリック単価
  • ◼ コンバージョン率
  • ◼ 有料転換率

 
上記の値のうち、有料転換率のような自社で計測している指標に関しては、過去のデータが最も信頼性の高い指標となります。

一方で、クリック率やコンバージョン率、平均クリック単価は媒体や業種、ターゲットの設定に大きく影響されます。
これらの値は、媒体に備わっているツールや過去のデータをもとにして参考値を当てはめます。

参考値を調べる際に有効なツールやデータをご紹介いたします。

Google キーワード プランナー

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Google 広告が提供するツールです。
設定したキーワードに基づいて、どれくらいのクリック数や表示回数が得られるのかをシミュレーションします。
キーワード プランナーは設定したキーワード群での推定クリック率や平均クリック単価も表示されるため、シミュレーションを行う際の参考値として活用できます。

Google キーワード プランナーに関しては、以下の記事も参考になります。

参考:新しくなったキーワードプランナーとは?新機能と運用ポイントを解説!

Yahoo! スポンサードサーチに備わっているキーワードアドバイスツールでも同様にクリック単価やクリック率を算出しますので、利用する媒体に合わせて使い分けましょう。

Wordstream の調査データ

Wordstream とは、アメリカの SEM 企業です。
この企業は、Google 広告の掲載結果を調査し、データを公表しています。
海外における広告掲載データなので、日本国内で広告を運用する際にはそのまま当てはめることはできませんが、参考値としては非常に有用性が高いです。

以下のページは、Facebook 広告と Google 広告におけるいくつかの指標のベンチマークが記載されています。
業界ごとのベンチマークがありますので、自社商品・サービスにおける指標の参考値になります。

参考:Facebook Ad Benchmarks for YOUR Industry [Data]
参考:Google Ads Benchmarks for YOUR Industry [Updated!]

広告配信後の活用方法と注意点

広告シミュレーションの実施後、実際に広告を入稿し配信を開始します。
しかし、多くの場合、広告シミュレーションの数値とは異なる掲載結果となります。

以下では、実際に広告を配信した後における広告シミュレーションの活用法を解説いたします。

目標達成に向けた改善

広告シミュレーションの前提条件として、目標値を設定しました。
各指標の KPI に基づいて、どの指標にどの程度の改善が必要なのかが明確になります。

広告シミュレーションを通して、PDCA サイクルを回す土台ができあがり、改善をスムーズに実施できるようになります。

実際の配信結果との比較

先述したとおり、多くの場合、広告シミュレーションは現実の成果と異なります。
それは、広告シミュレーションはあくまでもシミュレーションであるためです。

広告シミュレーションの流れでご説明したとおり、シミュレーションは計算だけで導き出すことはできず、過去のデータを参考にしながら広告配信における成果の期待値を導き出します。
また、広告の設計は市場分析を実施した上で設計することも多いため、その当時の環境に依存しています。
例えば、設計当時と市場の状況に変化が起きた場合、シミュレーション通りの成果にはなりません。
シミュレーションとの乖離が大きくなってきたり、明らかに市場の変化が見える場合には、シミュレーションの作り直しも検討します。
そして、作り直したシミュレーションに基づいて、広告設計のどこに問題があるのかを把握する参考値として活用します。

広告シミュレーションの実施は、広告運用の PDCA サイクルにおける C (評価)を補強することにつながります。
冒頭でもご紹介したとおり、広告運用、改善の手順に不安がある場合にはシミュレーションを検討してみてください。
PDCAサイクルの強化04

おわりに

広告シミュレーションは広告配信による成果の期待値を定量的に導き出します。
その過程で、目標値の設定や適切な広告設計を行うため、計測の土台を整備するきっかけにもなります。
広告改善において、どこから手をつけたら良いのかわからないというときには一度シミュレーションを実施して現状を整理してみましょう。

グラッドキューブでは、必要に応じて広告シミュレーション等を含めた事前の分析を実施し、入念な広告設計を行います。
広告のPDCAサイクルを効率的に回して、目標達成に向けた運用、改善を実施いたします。
広告の成果改善でお悩みの方はぜひ当社へご相談ください。

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