リスティング広告は代理店にまかせるべき？業種別に特徴を解説

みなさま、こんにちは。
グラッドキューブ マーケティングソリューション事業部の都丸です。

現在、リスティング広告の運用代行を行っている会社は数多くあります。
その中でどのような会社に依頼すれば良いか、迷っている方も多いのではないのでしょうか。
本エントリでは、広告運用を代行している会社、また自社で運用する場合、代理店に依頼する場合のメリット、デメリットを解説します。

リスティング広告の運用を代行している会社

リスティング広告の運用代行を行っている会社は、大きく4つに分類できます。各会社のそれぞれメリット、デメリットをおおよそですが下図にまとめています。広告の運用の運用代行を依頼する際は、自社の広告費などを考えて参考にしていただければと思います。

以下、各会社について詳しく解説していきます。

1.総合広告代理店

総合広告代理店は、原則としてすべての広告媒体を取り扱い、企画から制作まで総合的に手掛ける会社となります。
圧倒的なノウハウを持っていること、業界のネットワークが広いことが大きなメリットとなります。

テレビ CM やラジオ CM 、新聞広告や屋外広告、デジタルメディアなど、様々な領域のメディアを横断して広告代行を行っているため、それだけの経験と実績を持っており幅広い知識を利用することで、効果的な広告運用で事業拡大を期待できます。

デメリットとしては費用が高額になりやすい、という点です。大手総合広告代理店は1件1千万円以上が、おおよその予算となるのでそれ以下の広告主様は少額案件とされ、サポートが薄くなることがあります。ベンチャー企業や中小企業の広告主が代行を依頼するとしては、とてもハードルの高い金額となるのではないでしょうか。

2.専門広告代理店

これらの代理店に依頼するメリットとしては、それぞれのジャンルに特化したノウハウを持っているため、特定の広告で効果的な費用対効果を、期待することができる点です。

デメリットとしては、知識や運用スキルが特定のジャンルにしぼられるため、一連の企画からプロモーションまでを任せたり、複数のメディアを横断して広告運用を任せる際は、十分な費用対効果が得られない可能性が高くなります。

3. web 制作会社

現在では web 制作会社も、広告運用を代行しているケースが多くなっています。オンラインでビジネスを始める際に、ホームページを web 制作会社に依頼、その後ホームページにユーザーを集めるために広告の運用代行も依頼、という流れで広告主様としてもストレスなく仕事を依頼できるので、このようなケースは多く見られます。スムーズに web の仕事を任せられる、という点で大きなメリットになります。

しかしデメリットとして、広告運用の成果がうまく上がらない場合がある、という点があげられます。 web 制作会社は広告の運用を代行してはいますが、あくまで制作会社ですので、広告運用の知識やノウハウが広告代理店に比べ少ないため、そのような可能性が大きくなってしまいます。

4.web マーケティング会社

web マーケティング会社とは、web のビジネスに関することを包括的に行っている会社であり、当社はこれにあたります。
web 制作会社は web サイトを構築する会社であり、 web マーケティング会社は web 上での購買活動を促進する、という点で大きな違いがあります。

web サイトを作って終わり、ではなく制作から運用、分析提案まで幅広い部分でお客様のサポートをワンストップで行えるのが web マーケティング会社の大きなメリットとなっています。

またデメリットとしては web サイトの制作や広告に使用するクリエイティブを制作する際に、 web 制作会社よりも費用が大きくなる点が挙げられます。
これは多くの場合、制作は他の会社に外注し、その分の手数料を上乗せして広告主から頂くためです。

自社で運用する場合、代理店に依頼する場合のメリット、デメリット

前項では広告運用を代行している会社を解説いたしました。
しかし、自社で広告を運用することを検討されている方もいらっしゃると思います。その際のメリット、デメリットを下図にまとめました。自社内のリソースなどを考慮して、参考にしていただければと思います。

以下、それぞれのメリットデメリットについて解説していきます。

自社で運用する場合

メリット

自社で運用する際の、最もわかりやすい点として「手数料がかからない」、という部分ではないでしょうか。代理店では多くの場合、広告費に対するパーセンテージでの手数料となりますので、広告費が数百万から、数千万円となれば、手数料の負担も大きくなります。

自社で運用すれば、その手数料の分だけ広告費をさらに上乗せすることができ、その他、制作費などにも費用を充てることができるようになります。

また、運用のノウハウがたまっていく事も大きなメリットです。配信するオーディエンスや、入札価格、媒体ごとの入稿方法など、細かい業務までを行い、代理店に任せるよりも深いところまで考えるので、ノウハウを蓄積することができるようになります。

デメリット

デメリットとしては人材の確保、育成に時間がかかる点です。自社で運用する場合は人材も限られており、運用スキルがない場合、運用スキルを身に着けるまで時間がかかってしまいます。

運用スキルをもつ人材がいたとしても、その本人が退職してしまう場合などは、次の担当者の採用や引継ぎに時間を要するので、社内の売り上げに大きく左右されることがあります。

代理店に依頼する場合

メリット

代理店に依頼する際の、最もわかりやすい点は、「成果が出るまでの時間が早い」という部分です。代理店ではすでに多くの案件を抱えており、広告運用のノウハウが十分たまっています。ですから、自社で運用するよりも短時間で成果を出すことができるでしょう。
当社で成果改善した事例もございますので、ぜひご参考ください。
（参考記事：コンバージョン数が約2倍に改善！サイト解析・改善ツールを活用したリスティング広告の成功事例）

運用スキルに限らず、入稿作業や報告する際のレポート作成など、細かい作業の時間も代理店では日頃から行っていますから、時間を削減できるのは間違いないでしょう。

また、代理店では媒体社とのつながりが強いため、最新情報の共有が行われている事や、代理店のみが使用できるベータ版の機能が使用できる事から、常に新しい知識を取り入れながら改善を行うことができます。

デメリット

代理店に依頼するデメリットとして、挙げられるのは、広告運用のノウハウが蓄積できない、手数料がかかるということではないでしょうか。

代理店に運用を依頼する場合は、施策を考えて実行していくのは代理店であり、広告主は代理店からの報告、レポート等の情報しか見ることができません。そのため運用に関するノウハウを蓄積するのはかなり難しくなるでしょう。
手数料に関しては、自社で運用する際のメリットにも記した通り、基本的には広告費の何パーセントかを手数料として代理店に払うので、広告費が増えれば、手数料も増えるので、デメリットとしても大きくなるでしょう。

手数料が大きいという理由で、自社運用に切り替えるのは危ない

代理店に依頼するデメリットとして、手数料が大きいことを挙げました。
ですが、この理由だけで自社運用に切り替えるのはとても危険です。

広告代理店の仕事は、広告費用対効果を上げることはもちろんですが、その他にも多くの業務があります。報告用のレポート作成、媒体情報のキャッチアップ、またECサイトなどで季節ごとのキャンペーンがあればその度に、広告の入稿や、ターゲティング設定などの作業が発生します。

自社での運用に切り替えることで、手数料分を削減することはできますが、その分の仕事量が増え、時間も多くかかるでしょう。それだけの作業を行うことができる人材を確保できている場合は、自社での運用に切り替えても問題はありません。

ですが、そのような人材が自社にいない場合、運用者を育成、または採用する必要があり、それをするにも、多くの費用と時間が掛かるでしょう。ですから、自社での運用に切り替える際は、これらを総合的に考えて、判断することが重要となります。

当社では自社運用からご依頼いただき、CPAが改善した事例も数多くありますので、広告運用の代行についてご興味がありましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。

また自社で運用する、代理店に依頼する際に気を付けるべきポイントは他にも多くあります。詳細については当社公式チャンネル GladCube TV でも解説しているので是非ご覧くださいませ。

おわりに

本エントリでは、リスティング広告の代行を行っている会社、また自社で運用する場合と、代理店に依頼する場合のメリット、デメリットを解説いたしました。
広告を運用する際、自社で運用するのか、代理店に依頼するのか、依頼する場合はどのような会社にするべきか、それぞれのメリット、デメリットを考え自社にとって最も有効な選択をすることが重要となります。
当社ではサイトの制作、広告の運用だけでなく、動画広告の制作や、自社で開発している分析ツール SiTest を利用することで、お客様の Web マーケティングをトータルでサポートしています。広告の運用代行についてご興味がありましたら、ぜひお気軽にお問い合わせくださいませ。

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