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広告カスタマイザとは?初心者向けの設定方法から類似機能との違い・活用事例までの完全ガイド

Web 広告において、ユーザーの関心に合わせたメッセージを届ける工夫は非常に重要です。検索した語句や状況に応じて広告文を動的に切り替える「広告カスタマイザ」は、関連性を高める強力なツールです。
本エントリでは、 Google 広告の広告カスタマイザを初めて利用するマーケティング担当者に向けて、具体的な設定手順や活用例をお話しいたします。
なお、 Google 広告の種類や基本設定についてはこちらの記事をご覧ください。
【徹底解説】Google 広告 8種類の特徴・メリット・課金方式をご紹介 | 株式会社グラッドキューブ
https://www.glad-cube.com/blog/?p=51227
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広告カスタマイザとは?できることや具体的な活用例
広告カスタマイザとは、ユーザーの検索語句やデバイス、位置情報、時間帯などに合わせて、広告文を動的に変更できる機能です。特定の条件に応じて広告テキストを差し替えることで、個別のニーズに応じたアプローチを実現できます。
(参照:Google ヘルプ 広告カスタマイザについて)

【活用例1】ユーザーの検索キーワードに応じて広告文を動的に切り替える
検索されたキーワードに応じて、広告の見出しを柔軟に切り替えられます。例えば「旅行先 秋」という語句で検索したユーザーには、「秋のおすすめ旅行先特集」といった専用の見出しを表示できます。
ユーザーが求めている情報をダイレクトに伝えることで、クリック率の大幅な向上が期待できます。また、複数の広告文を手動で作成する手間を省けるため、効率的な運用が可能です。
【活用例2】地域の店舗情報や商品ごとの詳細情報(価格・在庫など)を盛り込む
全国に複数店舗を展開しているビジネスや、商品数が多い EC サイトなどで頻繁に活用されます。ユーザーの現在地に合わせて「渋谷駅徒歩3分のカフェ」と表示させたり、検索された商品の価格や現在の在庫数を広告文に挿入したりできます。
「在庫残りわずか」といったリアルタイムの情報を届けることで、消費者の購買意欲を強く刺激できます。
【活用例3】定期開催のイベントや期間限定のセールに合わせて宣伝する
定期的に行われるイベントや期間限定セールの宣伝にも役立ちます。データフィードと呼ばれる情報をあらかじめスケジュール設定しておくことで、常に最新のセール情報を広告に反映できます。
キャンペーンのたびに手動で広告文を書き換える必要がなくなり、運用負担を大幅に軽減できます。
広告カスタマイザを活用するメリット・デメリット
広告カスタマイザは非常に便利な機能である一方で、導入のハードルとなるデメリットも存在します。両方の側面を理解して活用を検討しましょう。

【メリット】ターゲットの関心に合わせた広告配信
最大のメリットは、ターゲットユーザーにとって関連性の高い広告を表示できる点です。地域や時間帯、検索意図にぴったり合った広告文は、ユーザーのエンゲージメントを高め、結果としてコンバージョン率の改善をもたらします。
【メリット】効率的な広告運用
通常、キーワードごとに広告文を変えようとすると、膨大な数の広告グループを作成しなければなりません。しかし広告カスタマイザを利用すれば、1つの広告グループ内で多様なメッセージを出し分けられます。
シンプルなアカウント構造を維持できるため、 AI の機械学習に必要なデータが分散せず、自動入札の精度向上にもプラスに働きます。
【メリット】広告の柔軟な変更
商品情報などをまとめたデータフィードを更新するだけで、広告文の内容をリアルタイムで変更できます。手動で広告を一時停止して新しい広告を作成するといった作業を省き、状況に応じたスピーディーな情報提供が可能です。
【デメリット】設定が複雑で、データフィードの定期的な管理・運用コストがかかる
導入にあたっては、データフィードの準備やターゲティング条件の設定など、ある程度の専門知識が求められます。設定を誤ると広告が正しく表示されないリスクがあります。
また、商品の価格や在庫が頻繁に変動する場合は、データフィードを常に最新の状態にメンテナンスする運用コストが発生いたします。
Google 広告カスタマイザの設定手順(データフィードを使用する場合)
データフィードを利用して設定を行う場合、あらかじめエクセルなどの表計算ソフトでデータを準備し、 Google 広告の管理画面にアップロードする手順を踏みます。
【手順1】必要なデータの準備(データフィードの作成)
データフィードとは、広告に表示させたい価格や在庫情報、店舗名などを特定のルールに従って整理したデータ群です。まずは Google 広告の管理画面からテンプレートをダウンロードします。
「ツール」から「ビジネスデータ」を開き、「広告カスタマイザ属性」を選択して CSV ファイルを取得します。ダウンロードしたファイルに、属性名(価格や商品名など)と、それに紐づく具体的なデータ(「1,500円」や「スニーカー」など)を入力して保存します。
【手順2】エクセルファイル( CSV )による一括アップロード
それでは、ここからは具体的な設定手順について解説します。
まず、エクセルファイルを用いたデータを一括でアップロードする方法のご紹介です。Google 広告にはデータ入力用のテンプレートがあるため、そちらを使用すると作業が楽になります。
ツール画面よりアップロードのボタンを選択。青いリンクよりダウンロードを選択することで、所定のテンプレートを利用できます。

データを入力しファイルを保存したら、そのままファイルをアップロードを選択します。

「このアカウント」を選択することで、アップロードは完了です。

データフィードを使用しない広告カスタマイザの設定手順(管理画面)
データフィードを使わずに管理画面上で直接広告カスタマイザを設定する方法も用意されています。この方法はファイル管理の手間がなく、初心者にもおすすめします。
【手順1】カスタマイザの属性を追加
Google 管理画面より、ツールから「ビジネスデータ」を選択。

属性を記入し、データの種類は「テキスト」を選択し、作成完了です。

【手順2】カスタマイザの値を追加(キーワード単位などの設定)
次に、作成した属性に対して具体的な値を設定します。キーワード一覧画面を表示し、「表示項目の変更」から先ほど作成した属性列を追加します。

すべての列より「広告カスタマイザ属性」を選択し、先ほど作成した広告属性を選択します。

最後にキーワード画面に戻り、表示された広告属性欄からKW毎に広告見出しを設定すれば完了です。

【手順3】レスポンシブ検索広告の広告文に適用する
最後に、レスポンシブ検索広告の作成画面を開きます。見出しの入力欄で「{」(左波かっこ)を入力すると、ドロップダウンメニューが表示されます。
メニューから「広告カスタマイザ」を選び、先ほど設定した属性を指定すれば設定完了です。
例えば見出しには以下のように入力いたします。
入力例:「{=ミキサー.ブランド} スタンド ミキサー」

広告カスタマイザ利用時の重要な注意点・エラー対策
広告カスタマイザ利用時には以下の注意点があります。

広告の規定文字数を超えた場合は広告が表示されない
カスタマイズされた結果の見出しや説明文が、 Google 広告 の規定文字数を超えてしまうと広告は表示されません。通常の入稿時と異なり、文字数オーバーのエラーが設定時点では表示されないため、動的に代入される文字の長さに余裕を持たせた設計が必要です。
データフィードは常に最新の情報へ定期的に更新する
登録したデータフィードの情報が古いまま放置されると、終了したセール情報や在庫切れの商品価格が広告として露出し続けてしまいます。トラブルを防ぐためにも、変動しやすいデータは定期的な確認と更新を徹底してください。
リンク先 URL はカスタマイズ(変更)できない
広告カスタマイザで動的に変更できるのは、見出しと説明文、そして表示 URL のパス部分のみです。ユーザーを遷移させる最終ページ URL そのものをカスタマイザで変更することは不可能です。
リンク先を切り替えたい場合は、キーワードや広告グループを分けて設定しましょう。
動的テキストが機能しない場合に備え「デフォルト値」を設定する
挿入する文字が規定文字数を超過した際などに備えて、必ず「デフォルト値」を設定しておきます。デフォルト値とは、カスタマイザが機能しなかった場合に代わりに表示される標準テキストです。
「{=データ名.属性名:デフォルトの値}」のように設定し、広告が表示されなくなる事態を防ぎましょう。
広告カスタマイザと類似機能の違い・使い分け
Google 広告には、広告カスタマイザに似たテキストの動的変更機能が存在します。目的に応じてこれらを適切に使い分けましょう。
キーワード挿入機能
検索広告において、広告表示につながったキーワードが、広告文に自動的に入力される機能です。

広告の作成画面で「 {KeyWord:デフォルトのテキスト} 」という構文を入力して設定します。 例えば、代わりのテキスト(デフォルト値)を「スマートウォッチ」と設定する場合、以下のように入力いたします。
入力例:「 {KeyWord:スマートウォッチ}の豊富な品揃え 」
カウントダウン
設定した日付に対して、動的に広告文内でカウントダウン(残り日数)を表示することができる機能です。
イベントや、限定セールなどを行う広告との相性が良い機能です。
例えば見出しには以下のように入力いたします。
入力例:「{COUNTDOWN(カウントダウン終了日,終了時刻,カウントダウン開始日)}間限定で5%OFF」

地域挿入機能
検索ユーザーの所在地を広告文に挿入できる機能です。市区群から都道府県、国単位まで、設定可能です。
キーワード挿入機能と同じく、登録した地区名が広告文に適用されるため、検索語句ベースで動的に見出し表示の地区名が変わるわけではない点に注意しましょう。
例えば見出しには以下のように入力いたします。
入力例:「{=LOCATION(City):東京}」 でおすすめのランチ」

おわりに
本エントリでは、広告カスタマイザの概要と設定手順についてご紹介しました。設定が難しく導入のハードルが高い機能ですが、検索ユーザーの広告へのクリック率を大幅に改善できることが見込めます。
積極的に活用していきましょう。
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