LINE Ads Platform の新メニュー「リエンゲージメント」とは?
みなさま、こんにちは。
グラッドキューブ プロモーション事業部の瀬戸山です。
今回のエントリでは、4月10日に提供開始されました LINE Ads Platform (以下: LAP )の新メニュー「リエンゲージメント」についてご紹介致します。
リエンゲージメントとは
リエンゲージメントは、既にインストールしているユーザーに向けて、利用促進を目的とした広告を配信するターゲティング手法です。
既存ユーザーに対しイベント告知などのアプローチを行うことで、起動頻度の向上や休眠ユーザーの呼び戻しをするための施策として利用します。
リエンゲージメントで休眠ユーザーの復帰を実現
モバイルアナリティクスを行う Quettra 社によると、「 Google Play におけるすべてのアプリの平均継続率」について、平均継続率は1日後50%、3日後20%、30日後で10%となり、新規ユーザーの約80%が3日後には休眠することが明らかになっています。
今回追加されるリエンゲージメントは、計測ツール SDK との連携によりユーザーのアプリ利用状況を分析し、休眠ユーザーに向けた復帰アプローチを実施できるメニューです。
新規ユーザーの獲得だけでなく休眠ユーザーの復帰を実現することで、より効率的・継続的にアプリにおける売り上げの最大化を図ることが可能になります。
リエンゲージメントの配信設定
今回のメニュー追加による管理画面変更点
(1)「モバイルApp」タブより設定
「モバイルApp」タブでOS毎にストアURLを入力し、ポストバックIDを発行します。
(2)SDK側への設定
アカウントIDとポストバックIDをSDK側で設定します。
(3)セグメント作成画面でAppイベントを選択
セグメント作成画面で、「Appイベント」を選択し、「Install」または「Open」セグメントを作成します。
(4)キャンペーン作成画面で、「リエンゲージメント」を選択
(5)リエンゲージメント用に作ったキャンペーン配下の広告グループにセグメントを紐づけて配信。
リエンゲージメント機能について
配信対象ユーザーについて
配信対象ユーザーはセグメント作成前の対象ユーザーも配信可能になります。
SDK側に収集されたデータをポストバックを使用して LAP へ送信するか、対象期間のユーザーデータを手動でアップロードすることで可能になります。
成果地点について
リエンゲージメントでの成果はアプリ起動時に計測されます。
利用できるSDKについて
リエンゲージメント機能を利用できるSDKは Ads Measurement Partner の AppsFlyer 、 F.O.X 、adjust になります。
今後実装予定の機能について
リーセンシーの設定、イベントトラッキング(購入、カート追加、カスタムイベント等)の設定は現状は実装されていません。
LINE 社の予定では、どちらも2018年5月~6月頃の実装となっています。
おわりに
今回のエントリでは、 LAP の新メニュー「リエンゲージメント」についてご紹介いたしました。
アプリのプロモーションは、アプリのインストール数をただ増やすだけでは十分ではありません。アプリをインストールしたユーザーがどのくらいの頻度でアプリを利用するのか、またはどの程度アプリ内で課金をするのかといったデータの分析が非常に重要となります。
グラッドキューブでは、ライフタイムバリューを重視した効果的なターゲティングを行い、アプリプロモーションの成果最大化を図ることに努めております。「リエンゲージメント」に興味を持たれた方は、まず掲載可否について確認してみてはいかがでしょうか。当社から LINE 社に掲載可否について確認することが可能ですので、検討されている方はぜひお問い合わせください。
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