【2024年最新】 Yahoo! ディスプレイ広告(運用型)のターゲティングについて分かりやすく解説
Yahoo! ディスプレイ広告(以下: YDA )では、 Yahoo! JAPAN のトップページや広告の掲載枠があるウェブサイトに、画像や動画を使って表示できる広告です。
コンバージョン、動画再生、サイト誘導など広告出稿の目的に合わせて運用をすることが可能です。
今回は、 YDA (運用型)で設定出来るターゲティングについて解説します。
(参照: LINEヤフー for business ディスプレイ広告(運用型))
目次
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Yahoo! ディスプレイ広告とは
YDA とは、 Yahoo! JAPAN トップページや広告の掲載枠があるウェブサイトに、多彩なフォーマットやターゲティングを活用して配信することができる広告です。
圧倒的な露出量とリッチな広告表現で「認知向上」目指す「予約型」と、広告主のご予算内で「コンバージョン」や「サイト誘導」など設定した出稿目的の最大化を目指す「運用型」があり、課題や目的に応じて幅広い出稿ができます。
(参照:LINEヤフー for business ディスプレイ広告(運用型))
ターゲティングの種類
最適なユーザーへ最適な配信が出来るように様々なターゲティングが可能です。
全10種類のターゲティング方法を解説します。
性別
広告を配信するユーザーの性別を絞り込むことができます。
デフォルトでは全ての性別が選択されています。性別ごとに入札単価調整率の設定が可能です。
- 男性
- 女性
- 不明(性別の設定をしていないユーザー)
(参照:性別ターゲティング【ディスプレイ広告】)
年齢
広告を配信するユーザーの年齢を絞り込むことができます。
デフォルトでは全ての年齢が選択されています。年齢別に入札単価調整率の設定が可能です。
年齢は以下の様に区分ごとに分かれており、「推定ユーザー」も含めて配信されます。※
18歳~19歳
20歳~24歳
25歳~29歳
30歳~34歳
35歳~39歳
40歳~44歳
45歳~49歳
50歳~54歳
55歳~59歳
60歳~64歳
65歳~69歳
70歳以上
不明 (年齢の設定をしていないユーザー)
※推定ユーザーとは
各広告掲載面の配信実績やユーザーの検索履歴などの興味関心情報を基にした機械学習によって選択した年齢区分であると推定されるユーザーのことです。
(参照:年齢ターゲティング【ディスプレイ広告】)
サーチキーワード
過去に Yahoo! JAPAN のメイン検索などでキーワード検索したユーザーの検索履歴をもとに、指定したキーワードで検索したユーザーに対して広告を配信します。
キーワード単位での精緻なターゲティングが可能です。
サーチキーワードを設定した場合、18歳未満へは広告が配信されません。
例えば、サーチキーワードとして「学習塾」を設定した場合、過去に「学習塾」で調べたことのあるユーザーへディスプレイ広告を配信します。
過去何日以内にキーワードを調べたユーザーをターゲットとするのか、「1日以内」「3日以内」「7日以内」「14日以内」「30日間」の中から選択できます。
サーチキーワードごとに検索履歴の有効期間を設定することが可能です。
また、過去検索したデバイスと現在使用しているデバイスが別であっても、同一のユーザーによる検索とシステムが判定した場合は広告が配信されます。
検索広告のキーワードとディスプレイ広告のサーチキーワードを併用して配信することで同じターゲット層へ重点的に訴求することができます。
(参照:サーチキーワードターゲティング)
オーディエンスリスト
オーディエンスリスト、または共通オーディエンスリストを紐づけすることでリストに含まれるユーザーへ配信、もしくは配信除外をすることができます。
オーディエンスリストを設定した場合、18歳未満へは広告が配信されません。
オーディエンスリストと共通オーディエンスリストについて
▼ オーディエンスリストとは
→広告主が作成したオーディエンスリスト
オーディエンスリストを利用したターゲティングの種類は以下7種類です。
■ ウェブサイト訪問ユーザー(サイトリターゲティング)
過去にウェブサイトを訪問したことのあるインターネットユーザーに対して広告を配信
■ アプリユーザー
広告主が提供するアプリ内で発生したインストールや商品購入などの
ユーザーアクションの情報をもとに広告を配信
■ 顧客データ
広告主が独自に蓄積、分析を行って作成したユーザーリスト(過去リードに繋がったユーザーのメールアドレスやアプリ用広告識別子など)をオーディエンスリストに紐づけすることで独自のユーザーリストを使って広告を配信
■ Yahoo! Audience Discovery
Yahoo! Audience Discoveryから連携したデータを使い、オーディエンスリストを作成し広告を配信
■ 高度なセグメント
指定したキーワードを基に、機械学習によって作成されるオーディエンスリスト
指定したキーワード自体を検索しているユーザーだけでなく、検索行動の類似性が高いユーザーにも広告を配信
■ 類似ユーザー
基となるオーディエンスリストに含まれるユーザーと行動履歴が類似しているユーザーのリストを作成し、より広範囲のユーザーを対象に広告を配信
■ 組み合わせ
オーディエンスリストや共通オーディエンスリストを組み合わせて作成するリスト
複数のオーディエンスリストを組み合わせて広告を配信
▼ 共通オーディエンスとは
→LINEヤフーが提供する全アカウント共通で利用できるリスト
共通オーディエンスは以下3種類あります。
■ 興味関心
商品やサービスなど特定のカテゴリーに興味関心を示しているユーザー(潜在層)に対して広告を配信
■ 購買意向
商品を検索したりカートに入れるなど特定のカテゴリーの購買検討を行っているユーザー、もしくは旅行などの計画を立てているユーザー(顕在層)に対して広告を配信
■ 属性・ライフイベント
属性・ライフイベントを指定して広告を配信
属性:家族構成や年収、学歴や仕事など
ライフイベント:就職や結婚など
(参照:オーディエンスリストターゲティング)
デバイス
広告の配信先デバイスを設定できます。OS やプラットフォームもあわせて設定が可能です。
デバイス |
OS |
プラットフォーム |
---|---|---|
PC |
Android |
ウェブ |
スマートフォン |
iOS |
アプリ |
タブレット |
全ての OS |
全てのプラットフォーム |
全てのデバイス |
※プラットフォームの設定が出来るのはデバイスが「スマートフォン」、「タブレット」の場合のみです。デバイスが「 PC 」の場合は、全てのプラットフォームへの配信となります。
(参照:デバイスターゲティング【運用型】)
プレイスメント
広告を配信する、もしくは配信除外するウェブサイト(配信面)を設定出来ます。
(参照:プレイスメントターゲティング)
コンテンツキーワード
ウェブサイトやアプリのコンテンツの内容をキーワードで指定して広告の配信面を制御できる機能です。
コンテンツキーワードターゲティングが可能なアプリは、Yahoo! JAPANの一部サービスのみとなっており、コンテンツキーワードターゲティングが可能でも、コンテンツの解析ができない掲載面があります。また、キーワードの登録数が少ない場合など、配信対象を過度に絞り込むと広告の表示回数が低下する可能性があるので注意が必要です。
(参照:コンテンツキーワードターゲティング)
サイトカテゴリー
広告を配信するサイト(広告掲載面)のカテゴリーを設定できます。指定しない場合は配信可能な全ての掲載面に配信をします。
サイトカテゴリーを設定することでインプレッション数が少なくなる可能性があります。
その一方で、関係性のないサイトへの配信が制御出来るため無駄な配信が減るというメリットもあります。
(参照:サイトカテゴリーターゲティング)
曜日・時間帯
広告を配信する曜日や時間帯を設定出来ます。
デフォルトの設定では全ての曜日・時間帯の配信設定となっています。時間帯は1時間単位で設定できます。
(参照:曜日・時間帯ターゲティング【ディスプレイ広告】)
地域
広告を配信する地域を設定できます。
デフォルトの設定では地域関係なく全てのユーザーを対象に配信がされます。
地域を指定する方法は下記の2通りあります。
■ 地域名
都道府県単位
市区郡単位
■ 半径指定
設定した地域からの半径を指定して設定できます。
地域名指定と半径指定は併用して設定が可能です。
同じ地域を指定している場合は入札単価調整率が高い方の設定で広告が表示されます。
地域を絞り込みすぎてしまうと機会損失にも繋がる可能性があるため目的に合わせて地域の設定をすることが重要です。
ターゲティングの注意事項
ターゲティングの設定を行うことで配信対象が絞り込まれ、インプレッション数が少なくなる可能性があります。
一方で全てのターゲティングが未設定の場合はすべてのインターネットユーザーを対象に広告が配信されます。
また、ターゲティングの精度は設定した内容や紐づけしたリストなどによって異なってくるため配信目的に合わせて適切なターゲティングを行うことが大切です。
(参照:ターゲティング設定について【ディスプレイ広告】)
まとめ
本エントリでは、 YDA で設定できるターゲティングについて紹介しました。
ターゲットユーザーを明確にし、設定を行うことで効果的な広告配信が出来ます。
ターゲティングの種類や設定方法を策定する際にぜひご参考ください。
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