【2020年最新】 Yahoo! ディスプレイ広告、スマートフォン版ブランドパネル枠に配信開始
みなさま、こんにちは。
グラッドキューブネット広告事業部の李です。
圧倒的なページビューと高いリーチ力を持つスマートフォン版 Yahoo! JAPAN ブランドパネルに、2020年6月より Yahoo! ディスプレイ広告からも掲載ができるようになりました。
スマートフォン版 Yahoo! JAPAN のトップページのファーストビューに広告を表示させることができるため、ユーザーに信頼感を与えることができ、認知、誘導にとどまらず、コンバージョンへの貢献も期待できます。
また、もともとはインプレッション保証型の純広告であり、最低で500万円以上の掲載費用が必要でしたが、 Yahoo! ディスプレイ広告から掲載をすることで、少額の予算からでも広告配信することが可能になっています。
本エントリでは、 Yahoo! ディスプレイ広告のスマートフォンブランドパネルのメリットや、基本情報と運用方法についてご紹介していきます。
目次
スマートフォン版ブランドパネルのメリット
スマートフォン版ブランドパネルは、 Yahoo! プレミアム広告(純広告型)でしか掲載ができませんでしたが、今回のリリースに伴って運用型広告でも掲載ができようになりました。
高額の掲載費を出さなくても、 Yahoo! JAPAN のトップページのファーストビューに広告を表示することが可能で、また掲載期間も自由に設定ができるようになります。従来の純広告型より、もっとお気軽に広告掲載をすることが可能になりました。
キャンペーン目的と広告仕様について
(1)キャンペーンの目的:ブランド認知
2020年6月のリリース時点で、スマートフォンブランドパネル枠に配信可能なキャンペーン目的は「ブランド認知」のみとなります。配信可能なキャンペーン目的は今後追加される予定ですが、具体的な日程は未定となっています。
(2)広告仕様
スマートフォンブランドパネルの広告仕様は以下の通りです。静止画の「640ピクセル×360ピクセル」は今回新たに追加された仕様となっています。
新しい課金方式と予算設定の方法
(1)課金ポイント
ブランド認知目的のキャンペーンでは、「ビューアブルインプレション課金」が新たに提供されます(ビューアブルインプレションとは、インターネットユーザーの視認領域に広告が表示された際のインプレッションです)。
ビューアブルインプレションに対して課金が発生し、1,000ビューアブルインプレションあたりの最大入札価格を設定できます。入札価格は1円~100,000円の範囲で設定ができます。
(2)予算設定
1日の予算の最低設定金額は、入札価格により異なります。詳細は下図をご参照ください。
例えば、入札価格が900円の場合、予算金額は900円×100=90,000円以上に設定する必要があります。入札価格が1,300円の場合、予算金額は100,000円以上に設定する必要があります。
掲載制限と注意事項
(1)掲載制限の対象カテゴリー
スマートフォンブランドパネル枠も「ディスプレイ広告」の掲載制限が適用されます。掲載制限については下記のページにご参照してください。
(参照:【ディスプレイ広告】販売制限の変更について)
ディスプレイ広告と共通する掲載制限以外、スマートフォンブランドパネル枠の掲載制限対象カテゴリーは下記のとおりです。入稿開始時点から適用されますので、事前に掲載可能か確認してください。
(画像は Yahoo! 広告の公式資料より引用)
(2)注意事項
■推奨予算
スマートフォンブランドパネル枠に掲載の際に、オークションランクが一定に達していないものは配信が制限されます。そのため、リリース時点での媒体が推奨する入札価格は1,400円~1,600円となっています。この場合、前述でご紹介した通り、1日の予算金額は100,000円以上に設定する必要があります。
■プレースメントターゲティング
提供開始時点では、スマートフォン版 Yahoo! JAPAN トップページ(Web版)のブランドパネル枠のみが配信対象のため、プレイスメントターゲティングの設定は不要です。プレイスメントターゲティングで他の URL を指定しても、現時点では Yahoo! JAPAN トップページ以外には配信されません。
ただし、今後は掲載面が追加になる可能性があり、スマートフォン版ブランドパネルのみに掲載を限定したい場合はプレースメントをスマートフォンのトップページ枠を設定してください。
■デバイスターゲティング
スマートフォン版 Yahoo! JAPAN トップページ( Web 版)のみが配信対象のため、デバイスターゲティングでスマートフォン以外を指定した場合は、広告は配信されません。
運用ポイント
(1)推奨入札戦略
スマートフォンブランドパネル枠に掲載の際に、オークションランクが一定に達していないものは配信が制限されています。
オークションランクには、オークションランク=アクション率(ブランド認知目的では予測ビュー率)×入札価格の計算式があるので、初動の入札価格としては1,400円~1,600円で設定し、配信ボリュームに応じて入札をコントロールいただくことをおすすめです。
(2)広告
スマートフォン版ブランドパネル枠は、ファーストビューに位置しているため、ビュー率にあまり大きな差が出ず、配信時の広告選択の最適化がかかりにくい可能性があります。 そのため、「勝ちクリエイティブ」かつ「少ない本数」を入稿して様子を見てみることをおすすめします。
スマートフォン版ブランドパネル枠はビュー率が重要なので、インフィード枠の動画同様アイキャッチできるクリエイティブのご用意をおすすめします。
(3)ターゲティング
サイトリターゲティングやサーチターゲティングなどを掛け合わせ、コンバージョン率が高く見込まれるターゲティングからお試しください。また、フリークエンシーキャップ機能でリーチのコントロールをすることもおすすめします。
おわりに
本エントリでは、「 Yahoo! ディスプレイ広告」のスマートフォンブランドパネルのメリットや、基本情報と運用方法についてご紹介しました。
リリース時点では、プレースメントとデバイスのターゲティング制限が設けられていますが、今後順次に開放される予定があります。新規ユーザー層の獲得はもちろん、ブランドパネル掲載後の運用型広告の効率も改善されるので、ご興味がある方はぜひ Yahoo! ディスプレイ広告のスマートフォンブランドパネルをお試しください。
当社では Yahoo! ディスプレイ広告のスマートフォンブランドパネルへの配信をはじめ、ディスプレイ広告やリスティング広告の運用代行を承っております。 Yahoo! 広告の運用代行についてご興味がありましたら、お気軽にお問い合わせくださいませ。
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解説動画
スマートフォン版ブランドパネルについては YouTube でも詳しく解説しています。ぜひご覧ください。
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