Twitter キーワード広告の仕組みや設定方法を解説!キーワードターゲティングとの違いとは
みなさま、こんにちは。
グラッドキューブ マーケティングソリューション事業部の小坂です。
2023年1月25日、 Twitter 広告に新機能「 Twitter キーワード広告」が追加されました。リスティング広告に似たような機能で、 Twitter 内で検索した際のキーワードに応じて広告が配信できるようになりました。
本エントリでは、 Twitter キーワード広告の概要や設定方法を解説します。
▼ Twitter キーワード広告とは?
――(1)広告が表示される場所・条件
――(2)設定できるキーワード
――(3)利用できるキャンペーン目的と入札戦略
――(4)クリエイティブフォーマット
――(5)掛け合わせできるターゲティング
Twitter キーワード広告とは?
Twitter 内の検索結果画面に配信する広告
Twitter キーワード広告は、 Twitter 上で行われる検索結果に対して配信する広告メニューです。広告主が登録したキーワードと、ユーザーが Twitter で検索したキーワード、タップしたハッシュタグ、トレンドキーワードが一致した際に広告が表示されます。
Google 検索広告や Yahoo! 検索広告のような検索連動型に加え、ハッシュタグやトレンドキーワードもターゲティングできる Twitter ならではの機能です。
(1)広告が表示される場所・条件
表示される場所は、 Twitter の検索結果ページです。広告は検索結果の3つ目のツイートに表示されます。今後のアップデートで表示場所が変わり、2つ目のツイートに表示される予定と発表されています。
(参照: Twitter Japan ブログ 新プロダクト「 Twitter キーワード広告」ローンチのお知らせ)

検索結果ページに広告が表示される条件は以下の通りです。
■ キーワード検索時
■ トレンドキーワードをクリック/タップで検索結果ページに遷移
■ ハッシュタグをクリック/タップで検索結果ページに遷移
(2)設定できるキーワード
設定できるキーワードの詳細は以下の通りです。
完全一致
■ キーワードの設定個数
1広告グループにつき200個まで
■ キーワードの文字数
1キーワードにつき最大140文字
■ その他注意点
・英語の大文字と小文字は判別なし
「 Apple 」と「 apple 」は同一キーワードとみなす
・複数系は別キーワードとして判別される
「 Apple 」と「 Apples 」は別のキーワードになる
・ハッシュタグの有無によって別キーワードとして判別される
「 Twitter 」と「 #Twitter 」は別のキーワードになる
(参照: Twitter ブログ 新プロダクト「 Twitter キーワード広告」ローンチのお知らせ)
(3)利用できるキャンペーン目的と入札戦略
利用できるキャンペーン目的と入札戦略は以下の通りです。
■ アプリのインストール数
■ アプリのリエンゲージメント数
■ ウェブサイトの訪問数
■ コンバージョン

■ 自動入札
■ 目標コスト
■ 上限入札単価

(4)クリエイティブフォーマット
利用できるクリエイティブの形式は以下の通りです。
■ テキスト広告
■ 画像広告(静止画、カルーセル)
■ 動画広告
■ ダイナミック商品広告
(5)掛け合わせできるターゲティング
キーワードと掛け合わせできるターゲティングは以下の通りです。これらのターゲティングを活用することで、広告を表示するユーザーを絞ることができます。
■ 地域
■ 属性
■ デバイス
■ オーディエンス除外
Twitter 広告のフォーマットやターゲティングは下記の記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
【随時更新】Twitter 広告の設定事項まとめ。配信メニューやクリエイティブ、ターゲティングを徹底解説!

Twitter キーワード広告とキーワードターゲティングの違い
Twitter 広告には、キーワードターゲティングというターゲティング方法もあります。Twitter キーワード広告とキーワードターゲティングの主な違いは「掲載場所」と「マッチイプ」の2点です。

■ 掲載場所の違い
Twitter キーワード広告は、特定のキーワードを検索した時の検索結果ページに広告が表示されます。キーワードターゲティングの場合は、ユーザーの検索キーワードや最近ツイートした内容等に応じて、タイムラインやツイートの詳細ページ等に表示されます。
■ マッチタイプの違い
Twitter キーワード広告のマッチタイプは「完全一致」です。広告主が登録したキーワードやハッシュタグと完全に一致する場合に広告が表示されます。そのため、注目を集めているキーワードでない限り、インプレッション数は少ない可能性があります。
逆に言うと、トレンドのハッシュタグやキーワードを登録すれば、インプレッション数やリーチ数を増やせる可能性があります。検索結果の3つ目(今後は2つ目になる予定)という目立つ場所に表示できるのもメリットと言えます。
キーワードターゲティングのマッチタイプは「部分一致」です。登録したキーワードと似た意味の別キーワードもターゲティングの対象となります。
キーワードターゲティングのしくみ
辞書に載っていないような話し言葉、入力ミス、似た言葉などもマッチするような設定です。たとえば、指定したキーワードが「コーヒー大好き」の場合、「ラテ大好き」、「コーヒータイム」、「コーヒー飲みたい」などもマッチします。
(引用: Twitter ビジネス Twitter 上でのキーワードターゲティング)
そのため、 Twitter キーワード広告よりも配信対象が広く、インプレッション数が多い場合があります。検索キーワードだけではなくツイート内容も考慮されるため、自社の商材が解決できる悩みについてツイートしているユーザーを狙う、といった使い方ができます。
Twitter キーワード広告の配信方法
Twitter キーワード広告の設定方法は以下の通りです。
(1)広告キャンペーンの目的の選択画面で「キーワード」を選ぶ
(2)キーワード広告キャンペーンの種類を、ビジネスにあったものを選択
(3)広告グループの設定画面でキーワードを設定
(4)コンバージョンイベントや入札戦略などを設定
(5)掛け合わせるオーディエンスを設定
(6)配信用の広告の設定
(1)広告キャンペーンの目的の選択画面で「キーワード」を選ぶ

(2)キーワード広告キャンペーンの種類を、ビジネスにあったものを選択

(3)広告グループの設定画面でキーワードを設定

(4)コンバージョンイベントや入札戦略などを設定
(5)掛け合わせるオーディエンスを設定
(6)配信用の広告を設定すれば完了です
おわりに
本エントリでは、 Twitter 広告の新機能「 Twitter キーワード広告」について紹介しました。
これまでの Twitter 広告ではターゲティングが難しかった「情報収集を能動的に行っている瞬間」にリーチできるため、広告にも興味を持ってもらいやすい可能性があります。インプレッション数を増やしづらいという点がネックですが、今後のアップデートで変化があるかもしれません。追加情報があれば随時更新していきます。
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