アイデア次第で効果大「カルーセル広告」について
こんにちは。プロモーション事業部ソーシャルチームの佐々木です。
私たちのライフスタイルに溶け込み、おもしろい記事の閲覧や友達とのコミュニケーションに使われているソーシャルメディア。
代表的なソーシャルメディアのひとつであるFacebookが、今年、年間国内アクティブユーザー3億人を突破したことを発表しました。
企業のFacebookページ利用も2015年4月には4,000万社を超え、普段利用していて、以前よりも広告を見かけることも増えたな、と感じる方も多いかと存じます。
そんなFacebookですが、最近こんな広告を見かけることはありませんか?
これはFacebookの広告フォーマットの一つである「カルーセル広告」です。
今回は、この「カルーセル広告」の機能、効果の理由、作成ポイントについてご説明させていただきます。
1.カルーセル広告とは
Facebookには以前から複数の画像が登録できる「マルチプロダクト広告」という広告がありました。
1つの広告枠に3つまで画像やテキスト・リンクURLを変更することができるもので、
2015年5月に「カルーセル広告」と名称が変更されました。しかし、ただ名称が変わっただけではありません。
以下5つの新機能が追加されましたので活用例とともにご紹介いたします。
・追加された5つの新しい機能
1.最大5つまで画像(動画も含む)を登録できる
2.その画像に対してそれぞれ別々のリンク先が用意できる
3.スマートフォンアプリのインストール広告にも適用できる
4.右側の枠でも表示することができる
5.1つ1つの広告にCTAボタンの設置ができる
・CTA(コールトゥアクション)ボタンとは…ユーザーの行動を誘導するアクションボタンのことです。
現在Facebook広告で選択できるボタンは8つです。
「購入する」「予約する」「詳しくはこちら」「登録する」「ダウンロード」「他の動画を視聴」「申し込む」「お問い合わせ」があります。
例えば、エステサロンの詳細メニューを複数のカルーセルカードで表示し、それぞれのカードに「予約する」ボタンをつけるなど、ユーザーにとってもらいたい行動を促すのに便利です。
また、カルーセル広告の画像サイズとテキストの入稿規定もご紹介いたします。
・推奨画像サイズ:600×600pixel
・テキスト:90字以内
・見出し:40字以内
・リンクの説明:20字以内
2.なぜカルーセル広告は効果が出やすいのか?
「従来の広告(1つのバナーに1つの見出し)よりもカルーセル広告は成果が上がる」と思われるのには理由があります。
その理由を以下でご説明いたします。
この広告フォーマットの注目すべきポイントは、広告のアプローチの幅が広くなるところにあります。
複数の画像のつなげ方次第でクリエイティブパターンも増えますし、
ユーザーにあまり認知されていない特定のアイテムがある場合、そのアイテムを説明するようなカルーセルカードを作成することで、見てほしいサイトページへダイレクトに誘導しやすくなるなど、複数の訴求が可能になります。
・カルーセル広告の活用例
1.商品の使い方をステップ形式で紹介
2.複数のカードをキャンバスに見立てて大きな画像を表示する
3.モバイルアプリの内容説明を複数カードで表示し、アプリインストールを促す
など、ソーシャル広告ならではのクリエイティブな広告を作成でき、
アイデア次第では広告自体が話題になるかもしれません。
想定されるケースとして…
1枚目、2枚目の見出し文やバナー画像に反応しなかったユーザーが、3枚目の広告には反応してクリックする…などが挙げられます。
クリックしてもらえるチャンスが最大5回あるのですから、クリック率の向上が期待できます。
そしてクリックが集まれば、関連度スコアも良くなり、少ない費用で多くのターゲットにリーチができ、結果としてCPC(1クリック単価)が下がることも期待できます。
また、カルーセル広告は、カルーセルカードごとに別々のリンク先URLが用意できるので、広告とリンク先URLの内容をマッチさせることで、ユーザーは5つの中から一番興味のある広告をクリックしたとすると、CV獲得も大いに期待できます。
このような一連の流れが「カルーセル広告」の成果が上がる大きな理由と言えるでしょう。
3.カルーセル広告作成における2つのポイント
1.自動最適化機能を活用する
カルーセル形式には、最もパフォーマンスが高いカルーセルカードを最初に表示する「自動最適化機能」というものがあります。
複数の広告素材を同時にテストし、パフォーマンスにもとづいて並べ替えを自動で行うため、
成果の低いカルーセルカードを交換したり削除したりすることができます。
これを長期的に繰り返していけば、質の良い広告ができることは間違いありません。
※注意すべき点
連続するストーリーを伝えたり、1枚の長い画像をキャンバス風にしてカルーセル形式を使用したりする場合は、
広告の作成時に自動最適化機能を必ずオフにしてください。
オンにしたままにしておくと、自動の並べ替えによってバラバラに表示されてしまいます。
2.カルーセルカードに最も効果的なリンク先ページを関連づける。
・ホビーショップなど、大量の商品を扱う大規模なビジネスの場合
カルーセルカードのリンク先をその商品の購入ページにして、ダイレクトに誘導させます。
・ハンドメイド店など、取り扱う商品の少ない小規模なビジネスの場合
特定の商品が表示されたカルーセルカードをクリックしたユーザーにそのカテゴリすべての製品が表示されるページに誘導させると、他の商品にも目がとまりやすくなり、その中で気に入ったものを購入する確率が高くなります。
4.まとめ
いかがでしたでしょうか?今回はFacebook広告フォーマットのカルーセル広告をご紹介させていただきました。
カルーセル広告を含め、弊社では多くのソーシャル広告の運用ノウハウと実績があります。
Facebookでの広告運用をご検討中の方や、すでにリスティング広告などの広告運用をされており、ソーシャル広告を新しく導入して効果を高めたい方など、
お客様のニーズに合わせたご提案が可能ですのでお気軽にお問い合わせくださいませ。
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