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Facebook広告運用のヒントに!実際にFacebookにどんなターゲティングをされているか調査!

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こんにちは。
グラッドキューブ プロモーション事業部の佐々木です。

Facebook広告を運用するにあたって、興味関心カテゴリを指定してターゲティングをするのは基本的なことですが、実際にどんな興味関心ワードを入れているでしょうか?
今回は、広告効果を更に向上させるためのヒントとして、実際にどんなターゲティングがされているのか確認するためにFacebookの広告設定を調査していきたいと思います。

Facebookのターゲティング設定について

Facebook広告は他のソーシャル広告に比べ、取得しているユーザー情報が多く、興味関心のカテゴリ分けが細かいのが特徴です。
実名を基本としたユーザーの登録情報をターゲティングに活用するためターゲティング設定における精度が非常に高く、的中率は90%を超えるといわれています。

中でも精度を上げているターゲティング設定のひとつとして、「コアオーディエンス」が挙げられます。
コアオーディエンスは、ユーザーが登録している一般的な地域、年齢、性別だけではなく、「趣味・関心」や「地域」「行動」といった軸でターゲティング出来る設定です。
例えば、旅行予約アプリのインストールを目的とした広告を配信する際には、「旅行」に興味・関心があり「1カ月以内に旅行に行った」というように「行動」をターゲティングすることで、より広告効果を上げることができます。
下図のようにユーザーの詳細な興味を基にFacebook上でのユーザーの動きを解析し、非常に細かなターゲティングを行うことができます。
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配信する広告をどう決定しているのか

ユーザーに表示される広告は、Facebook側で興味があると判断した以下のような情報に基づいています。

(1)Facebookアプリやサービスでのアクティビティ
・あなたや友だちが「いいね!」したページ
・プロフィールやInstagramプロフィールにある情報
・Facebookを使用してチェックインしたスポット

(2)ビジネスと共有した情報
電話番号やメールアドレスなどの情報をビジネスと共有した場合、その情報はビジネスにより「カスタマーリスト」に追加され、Facebookプロフィールとマッチングが行われる可能性があります。
・スーパーの特典カード
・データプロバイダにより集計された情報
・小売店での購入

(3)位置情報
特定の地域やその周辺をターゲットに設定している広告主の広告を配信するための位置データを使用しています。
この情報は次のようなものから収集されます。
・インターネットへの接続場所(PC、タブレット、スマホのIPアドレスから)
・スマホの利用場所(GPSと位置情報サービスから)
・FacebookプロフィールとInstagramに追加された位置情報

基本プロフィールだけでなく、ユーザーがいいね!やクリックなど、どんなアクションをしたかという情報を蓄積しているようです。
つまり、FacebookやInstagramのタイムライン上でのユーザーの行動を蓄積し、その行動に見合った広告表示を行っているということです。

Facebookの広告設定を確認する方法

では、Facebookユーザーである私の状況を調査してみたいと思います。
みなさんもプライベートで使っているアカウントにログインして、Facebookにどのようなターゲティングをされているか確認してみてください。
もちろんスマホでも確認できます。
1.「設定」カテゴリの「広告」を選択し、「広告設定」をクリック。
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2.趣味関心のカテゴリが写真とともに表示されています。
こうしてみると、ビッグワードというよりも、なんで?と言いたくなるようなマイナーなキーワードもあり、意外と細かいジャンルに振り分けられていることが分かります。
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これらの画像にカーソルを合わせると、なぜそのカテゴリが設定されているのか理由が書かれています。
試しに「芸術写真」にカーソルを合わせてみると、「この広告設定は、あなたが芸術写真に関連するページに「いいね!」しているために設定されています。」と説明されました。

3.さらにクリックすると、広告の例をチェックすることができます。
「以下の例にある広告は、この趣味・関心を持つ利用者をターゲットにしている広告主によって作成されたものです。このような広告が誰に配信されるかは、他の条件にも左右されます。」と書かれているように、Facebook広告を出稿している企業の広告を見ることができます。
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ファッションカテゴリの「帯」が気になったので、クリックしてみると・・・
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成人式の着物レンタルの広告の他に、「カメラのキタムラ」さんの年賀状に関する広告や、朗読イベントの告知広告が出てきました。
特に朗読イベントの金子みすゞが好きなユーザーは、着物も好きだと想定して「帯」を興味関心ワードに設定していると考えられます。
画像とも親和性が高いので、潜在層の興味を誘う、とても上手いターゲティング設定だと思います。

効果的なターゲティング設定とは

ターゲティングの設定は、初めからターゲティングを絞りすぎてしまうと配信単価が上がりやすい傾向にあります。
特に、地域設定などはCPCが上がりやすく、よほど絞る理由がない限りはおすすめしません。
ですので、配信したてのターゲティングの場合は、まずは“広め”に設定することをおすすめします。
配信データを多く取ることによって有用性の高いデータ収集を行い、PDCAサイクルを回していく必要があるからです。
クライアントより、他媒体の過去実績データからピンポイントに効率よく配信したいという要望を頂くことがしばしばありますが、ターゲットをピンポイントに設定してもより良い広告効果が見込めるとは限りません。
まず始めの配信は、ある程度広いターゲティング配信を行い、Facebook媒体上での実データを基に分析して改善していくことがとても大切です。

また、ユーザーが登録する基本プロフィールについても注意が必要です。
中でも「交際ステータス」は商品サービスに合わせて設定しがちですが、ユーザーが登録を行っていない項目も多々あることを意識しなければいけません。
「交際ステータス」は約75%のユーザーが未登録です。
そのため「既婚者のみ」のターゲティング配信をしようとすると、「既婚者」も含む75%のユーザーを切り捨ててしまうことになります。
ビッグワードやユーザー登録情報に頼りすぎないのがポイントです。

まずはむやみにターゲットを絞らずに配信を行い、徐々にクリエイティブの最適化をしてデータを溜めていきます。
そして、数値の結果を解析し、必要に応じてターゲットの絞り込みを行っていくことが、最短で成果を上げられます。

最後に

Facebookをよく利用している家族や友人の広告設定をみせてもらうと、また新しい視点のターゲティング設定を発見できるかもしれません。
商品サービスに関連するビッグワードに加え、もう少し深堀りした興味関心ワードを入れていくとターゲティング精度も上がっていくのではないでしょうか?
最後までお読みいただきありがとうございました!

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