SNSのハッシュタグ活用法!タグ調査に使える便利ツールをご紹介
みなさま、こんにちは。
グラッドキューブ マーケティングソリューション事業部の野村です。
SNSの投稿内でよく見かける「#」(ハッシュタグ)をご存知でしょうか?
ハッシュタグは、 Twitter や Instagram を中心に、フォロー・フォロワーの域を超えたつながりを生み出すものとして多くのユーザーに利用されています。
2017年8月23日、 Twitter にハッシュタグが登場して10年を迎えました。
現在では、毎日平均で1億2,500万個のハッシュタグが使われていると言われています。
写真特化型SNSの Instagram でもハッシュタグの利用は活発です。
女性の Instagram ユーザーのうち、61.5%ものユーザーがハッシュタグ検索を行っています。
さらに、そのうち41.5%のユーザーは、ハッシュタグ検索をした結果を参考にして商品やサービスの購入に至った経験があるということです。
参考:女性Instagramユーザーの約6割がハッシュタグ検索を利用、 そのうち約4割が検索からの購買経験あり ~ハッシュタグ検索は「購入」を目的として活用される傾向に~
このように、ソーシャルメディア上のユーザーの購買行動に直結するかもしれないハッシュタグ検索をマーケティングに活用しない手はありません。
今回のエントリでは、ハッシュタグの基本的な利用方法から、マーケティングへの活用方法までをお話しいたします。
「ハッシュタグをもっと効果的に活用したい!」という方のために、各SNSで人気のタグを調査できる無料ツールも紹介しておりますので、ぜひご覧ください。
ハッシュタグとは
ハッシュタグとは、おもに Twitter 、Instagram などのSNSで使用されるタグの呼称です。
このハッシュタグを利用するには、半角記号の「#」(シャープ)に文字列を組み合わせます。
たとえば Twitter ですと、通常ならこのように一文のテキストとして表示されますが、
ハッシュタグを用いると、投稿内の文字列がリンク化されます。
このように「#」以降がリンク化されることで、この文字列がクリックできるようになります。
もちろん、 Instagram でも「#」を用いることで同じように文字列がリンク化されます。
試しに、この「#ランチ」というタグをクリックしてみましょう。
すると、同じように「#ランチ」のタグをつけて投稿しているユーザーが一覧で表示されます。
このハッシュタグを利用するには、以下のようないくつかの要件がございますので、ポイントに分けてご紹介いたします。
ハッシュタグの要件
●「#」は半角であること
全角の「♯」では、システムによってハッシュタグであると認識されないので注意しましょう。
●タグとタグの間はスペースを空けること
2つ以上のハッシュタグを利用する場合は、必ず「#○○ #○○」のようにスペースを空けましょう。スペースは半角、全角を問いません。
●文字列に利用できるのは基本的に文字や数字のみ
文字列中に記号や句読点は、タグとして機能しなくなるため原則使用できません。
「#今日は、梅田でランチ」という一続きのタグにしたくても、タグ内に「、」が含まれているために「#今日は」までのタグと認識されてしまいます。
ただし Instagram に限り、ハッシュタグ内に絵文字を利用することができます。
Twitter ではハッシュタグの中に絵文字を含めることはできませんが、「ハッシュフラッグ」と呼ばれるサービスがあるのをご存知でしょうか。
特定の期間に、特定のハッシュタグを投稿に含めてツイートを投稿すると、ハッシュタグの最後にオリジナルの絵文字がついてくるというものです。
ハッシュフラッグは、 Twitter の運営側が独自に提供するものですので、ユーザー側からはどのタイミングでどのようなハッシュタグがフラッグ化するか予想することはできません。
ちなみに、こちらのHashflagsのサイトでは、最新のハッシュフラッグをチェックすることができます。
● Instagram の上限個数は30個まで
1投稿中に含めることができるハッシュタグは30個までとされています。
参考:ハッシュタグの使用方法を教えてください。
31個以上を設定しようとすると、エラー表示が出て投稿不可となりますので注意が必要です。
また、 Twitter は1投稿あたりの文字数制限140字以内であれば、ハッシュタグ自体の個数の制限はありません。
ハッシュタグでできること
ハッシュタグを用いる最大のメリットは、何と言ってもフォロワー以外のユーザーにも投稿をみてもらえるチャンスが広がることです。
投稿内にハッシュタグをつけると、フォロー・フォロワーに関わらず、共通のトピックに対する全ての投稿一覧に、自分の投稿を簡単に結び付けることができます。
先ほどご紹介した例ですと、「#ランチ」というハッシュタグを投稿内に含めることで、ランチに興味がある Twitter 上のユーザーに投稿を見つけてもらいやすくなります。
ランチにカレーを提供している飲食店経営者様の場合ですと、ハッシュタグに「#カレー」「#ランチ」を用いれば、 Twitter のカレーに興味のあるユーザーに対してアプローチが可能になるのです。
あわせて「#梅田」「#大阪」なども投稿に含めることで、ユーザーは「大阪に美味しそうなカレー屋さんがある」と興味を持って投稿を閲覧するでしょう。
ただし、ハッシュタグを効率的に活用するコツはあくまで「投稿内容にマッチしたハッシュタグを厳選すること」です。
ユーザーがハッシュタグ検索を行った際に、あまりにもタグと関連性の薄い投稿内容だとスルーされてしまいます。
ハッシュタグは「多くのトピックと関連性を持たせてリーチを稼ぐため、つければつけるほどいい!」というものでもないのです。
検索数が多く、なおかつ自社サービスを的確に表してくれるようなハッシュタグを適切な個数の範囲で利用するのが理想です。
ハッシュタグの活用事例
それでは、企業はどのようにSNSのハッシュタグを活用しているのでしょうか。
大塚製薬が実施している Twitter と Instagram のハッシュタグを用いたキャンペーンを見てみましょう。
ポカリスウェット公式 @pocarisweat_jp
このキャンペーンは、「この夏、お出かけした時に撮った写真」を、「#ポカリのまなきゃ」「#ポカリたべなきゃ」のハッシュタグとともに投稿した Twitter と Instagram ユーザーの中から、抽選で景品が当たるというものです。
キャンペーン参加条件に、「ポカリスウェット公式アカウントをフォローすること」「ハッシュタグをつけて投稿すること」が義務付けられているところがポイントです。
キャンペーンを通してフォロワーを獲得できる上に、ユーザーがハッシュタグをつけて投稿することで、そのユーザーのフォロワーに対して芋づる式にキャンペーンを拡散できます。
また、ハッシュタグ付きの投稿が増えるほどキャンペーンの当選確率が高くなるシステムも、より多くのユーザーを巻き込むことができる要素です。
この投稿をよくよく見ると、「#自然」「#女の子」「#かわいい」などの一般的なハッシュタグが含まれているのが分かります。
これらのビッグワードを用いたハッシュタグは、 Instagram 上で検索される回数が多いため、該当のキャンペーンを知らないユーザーにリーチを広げるために設定されていると予想されます。
2017年8月30日現在、こちらのキャンペーンのハッシュタグ付きの投稿は6,000件近くとなっており、大変な盛り上がりを見せています。
そこで気になるのは、「今注目されているハッシュタグは?」「自社のサービスに関連性のあるハッシュタグってどんなもの?」ということではないでしょうか。
せっかくタグをつけても、あまりにもユーザー間での認知が低いものや、一般的でないものをつけてもリーチは伸びません。
ここからは、人気のハッシュタグや、関連性の高いハッシュタグを調査できる便利ツールを Twitter と Instagram に分けてご紹介いたします。
Twitter のハッシュタグ便利ツール
TweetReach
こちらのサービスでは、ハッシュタグごとのリーチ数や、そのハッシュタグを含む最新のツイートを簡単にチェックできます。
タグの影響力を数値で確認できる貴重なツールですが、利用は無料ですので、一度利用されてみてはいかがでしょうか。
参考:TweetReach
Hashtagify.me
Hashtagify.me を利用すると、リサーチしたいハッシュタグに関連したハッシュタグ上位10個のデータをチェックすることができます。
また、そのタグを利用している影響力の大きい Twitter ユーザーも表示されますので、インフルエンサーマーケティングにも活用できそうです。
Instagram のハッシュタグ便利ツール
Instagramハッシュタグ検索 簡易版
こちらのサービスでは、ハッシュタグ付きの投稿をチェックすることができます。
自社に関連したハッシュタグを発掘したい際に使えそうです。
また「あいまい検索」を利用すると、検索したタグに関連した他のタグにはどんなものがあるかを確認することができます。
WEBSTA
WEBSTA は、 Instagram での投稿数が多いハッシュタグを100位まで紹介してくれるツールです。
こちらのサービスのいいところは「ハッシュタグあたりの累計投稿数」まで表示してくれるところです。
影響力の大きなタグを見つけたいときに、ぜひ利用してみてください。
参考:WEBSTA
おわりに
SNSマーケティングでは、ユーザーのリアルタイムの反応やニーズを捉えてアプローチをかけていくことが重要です。
今回のエントリでご紹介したハッシュタグの関連ツールを利用して、効果的なハッシュタグマーケティングを展開していきましょう。
当社では、 Twitter や Instagram をはじめとした広告運用も実施しておりますので、気になる点がございましたらぜひお気軽にお問い合わせください。
参考:【無料特典あり】低額からでも Web 広告を始めたい方向けのプランはこちら
解説動画
本記事の内容は YouTube でも詳しく解説しています。ぜひご覧ください。
チャンネル登録もよろしくお願いします!
SNSでもお役立ち情報をお届けします!