Google AdWords ナレッジパネルに広告枠が誕生か
みなさま、こんにちは。
グラッドキューブ プロモーション事業部の植田です。
先日、アメリカで、Google のナレッジパネル内への広告出稿が確認されました。
Google によるテスト投稿と見られており、現段階では入稿および配信することはできません。
しかし、新しい広告枠が誕生するかもしれないということで、興味深いところです。
そこで、そもそもナレッジパネルとは何か、またナレッジパネル内の広告の想定される役割についてお話しいたします。
ナレッジパネルとは
ナレッジパネルとは、 Google で検索した際にPCでは右側に、スマートフォンでは上部に表示される、ビジネス情報が書かれた枠のことです。
どのように広告表示されるのか
以下が実際に表示を確認された方が撮ったスクリーンショットです。
出典:Google Adds AdWords Ads in Local Knowledge Panel in Test
バナーとともに表示されているため、ディスプレイ広告としての出稿が予想されます。
つまり、ナレッジパネル内の情報をもとに、ユーザーの興味関心や状況にもとづいて配信されるということです。
また、「Ad」と書かれているものの、パネル内の情報と非常に馴染んでいるという印象があります。
つまり、広告であるという印象をユーザーに与えにくいと予想されます。
加えて、「Deal $17 | Originally $51」という、広告表示オプションのような表示も確認できます。
ユーザーに追加で情報を与えることができるため、より広告としての効果が期待できます。
ナレッジパネル広告の役割
実際にどのように広告が表示されているかを確認していただきましたが、実際にはどのように広告が出稿されるのでしょうか。
ナレッジパネル内の情報の対象者が出稿できる枠なのか、それとも全広告主が出稿できる枠なのか、気になるところだと思います。
残念ながら、現段階ではそのような情報は明かされておりません。
しかし、上記2つのパターンでは、広告の役割も変化してくるのではないでしょうか。
「グラッドキューブ」と「コブクロ」の例を用いて検証していきましょう。
グラッドキューブ
まず、グラッドキューブのナレッジパネルの役割は、企業のことをよく知ってもらうというところにあります。
所在地や営業時間など、情報を提供し、お問い合わせをしていただくというのが最大の目的です。
自社でナレッジパネル内に広告を出すことができるならば、とても有力なターゲティング枠となります。
例えば、当社のサービスである SiTest や SPAIA などの自社の広告を出せるならば、認知を広める広告としての価値は高いのではないでしょうか。
一方で、こちらの枠に競合他社の広告が出ると、お問い合わせ率が減ってしまうような気がしませんか。
ディスプレイ広告の配信の仕組みとしては、このようなことが起きることも想定されます。
ただし、ナレッジパネルの配信の仕組みが異なる可能性もございますので、リリース後は正しい情報を確認することが必要です。
コブクロ
それでは、アーティストや芸能人のナレッジパネルには、どのように広告が出たらよいでしょうか。
CDやDVD、本を売りたい企業にとっては非常に魅力的な枠であるといえます。
コブクロのCDを取り扱っている企業が広告を出すことができたら、とても有力なターゲティングとなるのではないでしょうか。
また、上の画像のように、ナレッジパネル内に馴染んでいるため、ユーザビリティも高く、従来の広告に比べてクリック率が上がることも予想できます。
実際に、どのように広告が配信されるかは現段階では明かされていませんが、おそらくはナレッジパネル内の情報を元に、ユーザーの状況に合わせて広告が選定されることになるでしょう。
おわりに
今回ご紹介したナレッジパネル内の広告ですが、まだテストの段階のため、配信の仕組みや今後本当にリリースされるのかも不明です。
新しい広告枠が誕生するかもしれないということで、非常に気になるところだと思います。
もし将来ナレッジパネル広告が可能となりましたら、成果を追って本ブログでご報告いたします。
今後も当社は新しい情報をいち早くキャッチアップし、クライアント様にご提案させていただきます。
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