LINE 広告って?気になるクリック単価や掲載可否商材とは
みなさま、こんにちは。
グラッドキューブ ブロモーション事業部の野村です。
月間アクティブユーザー数(MAU)が7,000万人を突破したコミュニケーションアプリ LINE 。
国外で人気の Facebook や、国内でなじみが深い Twitter をおさえて断トツのMAUを誇り、毎日使っているユーザー数(DAU)は71%を超えます。
そんな LINE が提供している広告枠をご存知でしょうか。
今回のエントリでは、 LINE の広告プラットフォーム「 LINE Ads Platform 」の概要をお話しいたします。
LINE Ads Platform とは
LINE Ads Platform とは、 LINE の運用型広告です。
LINE アプリの「タイムライン」や「 LINE NEWS 」、 LINE が提携する他のネットワーク( Hike Network )に広告出稿ができるサービスです。
「 Hike Network 」では、芸能・ビジネス・ニュースなどのバラエティに富んだメディアへの広告出稿が可能となります。
そのため LINE Ads Platform では、 LINE 内部の掲載面にとどまらず、多くのメディアへの広告配信もできます。
LINE Ads Platform の基本
掲載面
「 Timeline 」「 LINE NEWS 」「 Hike Network 」の3つの掲載面について、お話しいたします。
● Timeline
Timeline は Twitter の機能に近く、友だちに追加しているユーザーの近況報告がタイムライン形式で見られるものです。
バナー広告と動画広告、いずれも配信が可能です。
● LINE NEWS
LINE NEWS は、 LINE の公式アプリの「ニュース」タブのことです。
こちらへは、バナー広告のみ出稿可能です。
LINE NEWS のトップページをはじめとして、記事一覧ページやその他 LINE のメディアアカウント内部に出稿できます。
● Hike Network
Hike Network は、 LINE Ads Platform を通して配信ができるメディアです。
デイリースポーツやスポーツ報知などのスポーツ系メディアから、 modelpress や Lalune などの女性向けメディア、大手ニュースメディアも Hike Network に含まれます。
これらの掲載面を配信時に選ぶことはできませんが、男性メディア/女性メディアでターゲティングができます。
最低出稿金額と課金体制
LINE Ads Platform は、2017年4月3日から料金体制が変更されました。
それ以前は最低出稿金額100万円という高い壁がありましたが、上記の変更によって最低出稿金額は撤廃されました。
よって、「 LINE 広告は敷居が高いのでは?」と感じていらっしゃった広告主様も手が出やすいプラットフォームになっているのです。
課金方法はバナー広告が「クリック課金」、動画広告が「インプレッション課金」です。
最低入札価格は静止画は¥24、動画はCPM¥400となります。
さて、ここまでは基本的な掲載面や料金体系についてお話を進めてまいりましたので、次からはターゲティングについて深めていきたいと思います。
利用可能なターゲティング
LINE の利用者層は男女比率約4:6、年齢は10代~50代までと、幅広い層にアプローチできることが分かります。
利用できるターゲティングは以下のとおりです。
●年齢
-14, 15-19, 20-24, 25-29, 30-34, 35-39, 40-44, 45-49, 50-
●性別
男性/女性
●地域
47都道府県
●興味関心
18種のインタレストカテゴリ
ゲーム/デジタル機器・家電/スポーツ/職・ビジネス/ファッション/家・インテリア・園芸/テレビ・番組/音楽/教育・学習・資格/金融/健康/自動車/エンタメ/ショッピング/書籍・マンガ/食べ物・飲み物/美容・コスメ/旅行
これらのオーディエンスデータは、 LINE 内でのスタンプ購入履歴や友だち登録の履歴などから分類した「みなし属性」ということです。
消費者のニーズが多様化する中、例えば「40代後半の男性」というような年齢と性別によるターゲティングよりも、年齢は関係なく「自動車メーカーの公式アカウントを友だち登録している」というような興味関心によるターゲティングの方が、よりニーズを正確に捉えることができる面もあるでしょう。
LINE のインタレストカテゴリでは、このようにユーザーのニーズに寄り添った精緻なターゲティングが可能ということです。
LINE 広告配信時のポイント
それでは、効果的に LINE 広告でアプローチする際の工夫をいくつかご紹介します。
●クリエイティブはこまめに変える
本エントリの冒頭でお話ししました通り、 LINE のDAUは71%にものぼります。
つまり、毎日のように同じ広告を目にするユーザーが出てくる可能性がある、ということです。
ユーザーに嫌悪感を抱かれたり、飽きられたりしないように、クリエイティブはこまめに変えてユーザーの目に留まるようにするのがいいでしょう。
●TVCMキャンペーンと連動させてブランディング力を高める
もし、すでにテレビや新聞などでマスプロモーションを実施している広告主様ですと、LINE 広告でクリエイティブを合わせてアプローチするのも効果的でしょう。
広告クリエイティブ自体の認知が高い状態で、テレビよりも身近なメディアから同じ訴求をすれば、ユーザーの関心度を向上させてコンバージョンにつなげることができるのではないでしょうか。
配信に際して
「 LINE 広告を一度始めてみようかな」と思ったときに気になるのが、自社商品やサービスが果たして掲載可能な商材かどうかではないでしょうか。
そこで、 LINE Ads Platform のガイドラインに掲載がある「広告掲載可否基準」をご紹介いたします。
あわせて、広告文に使用できる表現についても記載いたしますので、ぜひ参考にしてみてください。
広告掲載可否基準
広告掲載不可の業種・商材は以下の通りです。
宗教関連(魔除け関連、霊感商法霊視商法、神社仏閣等)
エステ(一部除く)
ギャンブル関連、パチンコ等(一部公営くじ除く)
アダルト(成人対象の性的な商品サービス等のアダルト全般、性的表現が扱われている作品サービス、児童ポルノを連想させるもの等の
青少年保護育成上好ましくない商品サービス、精力剤、合法ドラッグ等)
出会い系(インターネット異性紹介事業、結婚相談、お見合いパーティー等)
無限連鎖講、MLM
探偵業
家政婦、介護サービス
たばこ、電子タバコ
産経用品(避妊具、女性用体温計等)
武器全般、毒物劇物
政党
公益法人、NPO/NGO、社団法人(一部除く)
生体販売
葬儀葬祭業
医療系、美容整形系、ホワイトニング、病院・クリニック、特定疾患の啓蒙サイト
医薬品、医療機器の場合で、LINE公式アカウントのNG商材にあたるもの
消費者金融(一部除く)
不動産投資、金融投資、FX
質屋
クラウドファンディング
オークション、入札権購入型オークション
マッチングサイト(一部除く)
ポータルサイト、掲示板
アフィリエイトサイト
情報商材
ポイントサイト(ポイントサービスを主体としたサイト)
弊社競合サービス(メッセンジャーアプリ、SNSアプリ、ニュースキュレーション、ゲーム、音楽アプリ等)
いずれにしても、出稿の際には事前審査にかける必要があります。
上記を参考に、一度チェックしてみてください。
使用時に気を付けたい表現、記号
使用できる記号については、下記の表にまとめております。
全角や半角にも柔軟に対応しているようです。
ただし、 Google AdWords や Yahoo!スポンサ―ドサ―チの入稿規定と同じで、顔文字としての利用や同種の記号の連続使用はNGとなりますので注意しましょう。
表現に関しては、医療関係の商材は注意が必要です。
効果効能の誇張表現、人体への影響を及ぼすことを暗示する表現はNGです。
ガイドラインの以下の記載のとおり、
人体への効能効果に関わる「使用体験談」「口コミ」を含む配信、またそれらが含まれるページへの直リンク(医薬品の場合は、口コミ、個人の感想等の掲載があるサイトそのものの告知ができません)
医薬品の場合、口コミや個人の感想を記載しているサイトをLPとして広告配信することはできませんので、気を付けましょう。
おわりに
LINE Ads Platform は2016年から始まった比較的新しい広告プラットフォームです。
今年に入って最低広告出稿額が撤廃されたことで、今後多くの企業で導入が進むことが予想されます。
当社では、 LINE 広告をはじめとしたSNS広告の運用を取り扱っております。
ご不明な点がございましたら、ぜひお問い合わせください。
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