Instagram ・ Google AdWords 、新機能導入でインターネット広告が変わる?
みなさま、こんにちは。
グラッドキューブ プロモーション事業部の植田です。
普段 Instagram や Facebook 、 Twitter などのSNSサービス、 Google や Yahoo!JAPAN などの検索サービスを利用されている方が多いと思いますが、アップデートにより新機能が登場するのを目の当たりにすることがあります。
また、その新機能の登場に伴い、新しい広告枠が登場するケースもあります。
例えば、2016年8月に Instagram ストーリーズの機能が追加され、2017年3月より全広告主が Instagram ストーリーズ の広告枠を利用できるようになりました。
このように、新しい機能やサービスと新しい広告枠の登場は表裏一体と言っても過言ではありません。
そこで本エントリでは、2018年2月より新機能のテスト導入が行われている Instagram と Google の新機能とそれによる広告の可能性についてお話ししてまいります。
シェア機能が追加?
Instagram では、写真や動画をタイムラインに投稿したり、ストーリーズに投稿することで自身の体験を他のユーザーに共有することができますが、他のユーザーの投稿を自身のフォロワーにシェアしようと思うと、別アプリをインストールする必要があります。
しかし TechCrunch によると、 Instagram はタイムライン上に表れた別のユーザーの投稿を、自身のストーリーズにシェアできる機能を一部のユーザーにテスト導入しているようです。
(参考:Instagram tests resharing of others’ posts to your Story)
アカウントからその機能に関わる設定を確認できましたので、スクリーンショットをご紹介いたします。
赤枠内「ストーリーズへの再シェアを許可する」をタップすると、
他の人があなたの投稿をストーリーズに追加できるようになります。投稿と一緒にあなたのユーザーネームも常に表示されます。
と記載があります。
また、シェアを許可しない場合は、青いボタンをタップすることでオン・オフを切り替えることができます。
ただし、こちらはシェアを許可する設定にすぎず、アカウントから他のユーザーの投稿をストーリーズにシェアすることはできませんでした。
推察
タイムラインに表示される広告がユーザーによってストーリーズにシェアされることになれば、その広告はターゲティング外のユーザーにもリーチされる可能性があります。
つまり、これまでリーチに至らなかったユーザーにも広告を届けることができるようになり、新規ユーザーの獲得が見込めます。
Twitter の例になりますが、 Twitter 広告では、広告がリツイートされたあとの拡散については料金が発生しません。
Instagram におけるシェアでも同じようなサービス形態となれば、シェア後の広告費は一切かけずに広告効果を得ることができます。
こちらのシェア機能の導入が正式に決まったということではありませんし、広告のシェアができるかどうかも明かされていませんが、広告の二次拡散が大いに期待できるのではないでしょうか。
もしこの機能が正式に導入されることになれば、 Instagram 広告のあり方が変わると言えます。
続いて Google の新機能とそれに伴う広告への影響をご紹介いたします。
Instagram のストーリーズのような機能が追加?
2018年2月13日、 Google は「 AMP ストーリー」と呼ばれる機能を追加すると発表いたしました。
(参考:AMP stories: Bringing visual storytelling to the open web)
AMP とは、 Accelerated Mobile Pages の略で、モバイル端末でWebページを高速で表示させることができるプロジェクトのことです。
詳しくは、当社ブログ【モバイルページの表示速度を4倍に】AMPを AdWords 広告に利用するとどうなる?をご一読ください。
Instagram のストーリーズのような機能、と表現いたしましたが、ユーザーが任意で投稿できるような機能ではありません。
すでに CNN 、 Conde Nast 、 Hearst 、 Mashable 、 Meredith 、 Mic 、 Vox Media 、 The Washington Post では「 AMP ストーリー」が実装されており、実際に確認することができます。
例えば、スマートフォンで「g.co/ampstories/cnn」と検索すると、検索画面に以下のようなカルーセル方式の記事を確認することができます。
これらの内いずれかをタップすると、以下のように、画面全体に画像が表示されます。
(画像はいずれも Google Developers ブログより引用)
推察
これらの中に広告枠が設置されるとすると、記事と記事の間に広告が表示されることになります。
画面を独占して画像、もしくは動画広告を配信することができるようになるため、視覚に訴えることができるようになり、その広告効果には期待ができそうです。
実際に、 Instagram のストーリーズ広告では、ユーザーの反応が非常に良いことが弊社の実績でも確認されています。
ただし、こちらも広告導入は未定であるため、実際に実施となれば、当社ブログでご紹介いたします。
おわりに
本エントリでは、 Instagram と Google の新機能、及びその機能による広告業界への影響についてご紹介いたしました。
新しいフォーマットの広告を先手で試していくことで、競合企業様に一歩差をつけることができるかもしれません。
今回ご紹介した2つの機能での広告実装は未定ですが、常に情報をキャッチアップすることが大切です。
今後も当社は新しい情報を収集し、広告運用に活かしてまいります。
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