「スピードスコアカード」と「インパクトカリキュレーター」でモバイルページの改善目安がわかる!
みなさま、こんにちは。
グラッドキューブ プロモーション事業部の植田です。
近年モバイル端末の利用が増加しており、WEBアクセス全体のモバイルの割合も年々増えています。
当社ブログでも紹介したことがありますが、モバイルサイトのページ表示のスピードや使いやすさは、お申込みやお問い合わせを増やす上でとても重要です。
(参考:【当社ブログ】モバイル広告のユーザビリティ向上に向けて)
そこで、2018年2月26日(アメリカ時間)に Google より公開された、モバイルページの表示スピードを改善する目安となる「スピードスコアカード」と「インパクトカリキュレーター」、それらの活用方法をご紹介いたします。
モバイル広告の伸び率について
Pocketmath, Inc. によると、2018年中には、デスクトップとモバイルで比較した時に、79%もの時間をモバイル端末に消費するようになると予測されています。
また、インターネット広告の54%がモバイルからのインプレッションであるというデータも出ています。
参考:Mobile advertising trends 2018
これらのデータより、モバイルが占める割合の拡大は続いていることがわかります。
モバイルページの改善が、今後のインターネット広告を含めたプロモーションの成果改善の鍵となりそうです。
モバイルページの表示スピードについて
みなさまもモバイルページを閲覧していて、表示速度が遅いためページを離れてしまった経験があるのではないでしょうか。
実際に、2016年に Google が発表したデータによると、ページの表示に3秒以上かかった時、訪問者のうち53%が離脱してしまったようです。
つまり、表示スピードの遅いページが広告のリンク先に設定されていると、クリックはされたけれどもサイトを見てもらえないという状況が発生する可能性があり、コストが無駄になってしまいます。
ちなみに Google は、以下の表示を推奨しています。
スピードスコアカード
スピードスコアカードとは、ドメインを入力するだけで、サイトが表示されるスピードを簡単に計測できるツールです。
使い方
先述のように、上記の赤枠内にドメインを入力するのみです。
また、赤枠右上で3G/4Gを切り替えることができるようになっており、それぞれの環境下でのスピードを計測することができます。
競合他社サイトの表示スピードを計測することも可能で、以下のようにランキング形式で表示されます。
自身のサイトも含めて、10サイトまで比較することができます。
競合他社サイトと比較し、自身のサイトの表示スピードを改善することで、競合他社を出し抜くことができるかもしれません。
以下のページよりスピードスコアカードにアクセスすることができますので、是非お試しください。
参考:think with Google: Winning on Mobile
インパクトカリキュレーター
先述したスピードスコアカードのページを下にスクロールすると、以下の画面が出てきます。
こちらがインパクトカリキュレーターと呼ばれるもので、現在の表示スピードから何秒改善すると、どれほどの売上を増加させることができるかを計算することが可能です。
使い方
上記をすべて入力すると、ページスピードを改善すると、1年間でどれほどのインパクトがあるかがわかります。
表示単位がドルなのがやや不便ですが、ページ改善の目安にする分には申し分ありません。
例えば上記の場合、モバイルページの表示スピードが1.8秒になると、1年間で59,424ドルもの売上を見込むことができる、という計算になります。
また、直線上の緑の丸を左右に動かすことで、0.1秒単位でシミュレーションをすることができます。
このように、モバイルページの表示スピードは売上に直結しています。
表示スピードが遅いサイトを利用していると、大きな損失につながります。
おわりに
本エントリでは、モバイルページの表示スピードの計測ツール「スピードスコアカード」と「インパクトカリキュレーター」についてご紹介いたしました。
サイトの利便性は、 Google AdWords の品質スコア、 Yahoo! スポンサードサーチ の品質インデックスにも影響します。
また、せっかく広告を配信していても、サイトの利便性が悪ければ、離脱率が高まり、収益につながりません。
上記を踏まえると、モバイルページの改修は必要不可欠です。
当社は、自社開発の SiTest というサイト解析ツールもありますので、広告運用からサイト分析・改善まで一貫したプロモーションを行うことが可能です。
ご興味のある方は、ぜひ一度ご相談くださいませ。