【2023年7月版】SNSの国内ユーザー層比較(利用者数・年代別・性別)
SNS (ソーシャルネットワーキングサービス)の利用は年々広がっており、年代を問わず幅広く普及しています。ビジネスではファンの獲得や商品の認知拡大、顧客とのコミュニケーションツールとして多くの企業に利用されており、日々公式アカウントの運用や SNS 広告を使った集客に取り組まれている方も多いのではないでしょうか。
本エントリでは、日本国内で主要な SNS である Facebook / Instagram / Twitter / LINE / TikTok のユーザー層や当社で配信した SNS 広告の事例をご紹介します。
主な SNS の利用率比較(2022年~2020年)
(参照:令和3年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査 報告書)
(参照:令和2年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査 報告書)
上記のグラフは総務省が行ったソーシャルメディアの利用率調査結果をまとめたものです。
グラフを見ると LINE の利用率が2022年時点で92.5%と圧倒的に高いことが分かります。また、2020年から2022年のデータを比較すると TikTok の利用率が12.5%から25.1%へ大きく伸びており、今後の急成長が予想されます。
主な SNS のユーザー層と特徴
Facebook の国内ユーザー数は2019年7月時点で2,600万人と発表されています。
(参照: CNET Japan フェイスブック ジャパン長谷川代表が語る「退任の真意」–独占ロングインタビュー)
総務省の2022年の調査によると、10代~60代の男性利用率は34.1%、女性利用率は31.0%です。年齢別では30代の利用率が45.7%と最も高くなっています。他の SNS に比べ10代の利用率は低いですが、20代~50代のビジネス層の利用が多い傾向です。
ビジネス用の SNS として利用するユーザーも多く、BtoBの商材・サービスの広告媒体としてよく活用されています。
当社での広告配信事例としては、主に下記が挙げられます。
・オンラインサービス(動画、 BtoB など)
・セミナー(不動産、 DX など)
・EC(業務器具、衣類など)
・実店舗サービス
・求人
Facebook 広告は、ユーザーのプロフィールや行動履歴などをもとにした精緻なターゲティングが強みです。役職や業界のターゲティングと組み合わせることで BtoB や求人などニッチな商材にも効果を発揮します。
Instagram の国内ユーザー数は2019年3月時点で3,300万人と発表されています。
(参照: Meta Instagramの国内月間アクティブアカウント数が3300万を突破)
総務省の2022年の調査によると、10代~60代の男性利用率は42.3%、女性利用率は54.8%です。男性に比べ女性の利用率が高くなっています。年代別では10代~20代の利用率が70%以上と高く、年代が上がるにつれ利用率が徐々に低くなる傾向です。
かつては20代~30代がメインで使っている印象があったかと思いますが、いまや10代~60代まで幅広く利用されています。
Meta の委託調査の結果では「 Instagram 上の投稿がきっかけで購買などのアクションを起こしたことがある」と答えたユーザーは82%にも上り、商品の発見や購入を促すプラットフォームとして広告配信にも多く利用されています。
当社での広告配信事例としては、主に下記が挙げられます。
・実店舗サービス
・EC(美容系、アパレルなど)
・アプリのダウンロード
・求人
Instagram は Facebook と同じく Meta が運営しており、広告では Facebook 広告と同様の精緻なターゲティングを使用できます。
Instagram では好きなブランドやサービスの公式アカウントをフォローしているユーザーが多く、宣伝されることへのハードルが低いため、 BtoB ・ BtoC を問わず成果が出やすい媒体です。
Twitter の国内ユーザー数は2017年10月時点で4,500万人と発表されています。
(参照: Twitter Japan )
総務省の2022年の調査によると、
10代~60代の男性利用率は46.5%、女性利用率は45.9%です。年代別では20代の利用率が78.6%と高い点が特徴です。その他の年代については Instagram と近い割合になっています。
当社での広告配信事例としては、主に下記が挙げられます。
・セミナーの集客(不動産、 DX など)
・アプリのダウンロード
・実店舗サービス
・認知施策(新商品、期間限定キャンペーンなど)
・フォロー獲得
Twitter 広告は、プラットフォームの特徴を活かした独自のターゲティングが強みです。
例えば、キーワードを設定しユーザーの「ツイート」に対してピンポイントにターゲティングすることが可能です。また、特定のアカウントのフォロワーに類似するユーザーをターゲティングすることもでき、ニッチな商材やサービスのプロモーションにも効果的です。
LINE
LINE の国内ユーザー数は2023年3月時点で9,500万人と発表されています。
(参照:LINE for Business LINE 広告とは )
総務省の2022年の調査によると、10代~60代の男性利用率は89.7%、女性利用率は95.2%です。年代別では10代~50代の90%以上、60代の80%以上が利用しており、各 SNS の中でも圧倒的な利用率となっています。
当社での広告配信事例としては、主に下記が挙げられます。
・EC(美容系、動画など)
・求人
・実店舗サービス
LINE 利用者の中には他の SNS を利用していないユーザーも多く、新規ユーザーへ効率的にリーチできる点が LINE 広告の強みです。
例えば、配信地域を絞り込みたい場合、他の SNS 広告ではリーチ数が少なすぎるため地域を拡大せざるを得ないケースがありますが、 LINE 広告なら絞り込んでも十分なリーチがあり成果につながることが多くあります。
他の SNS 広告を既に実施していて、さらにリーチを拡大したい方にオススメの媒体です。
TikTok
TikTok の国内ユーザー数は2021年8月時点で1,700万人です。
(参照: MarkeZine 「2021年に活用を始めないと乗り遅れる」電通天野氏に聞く TikTok 活用の今)
総務省の2022年の調査によると、10代~60代の男性利用率は22.3%、女性利用率は27.9%です。年代別では10代の利用率が62.4%と最も高く、次いで20代が46.5%となっています。
30代以上の利用率は他の SNS に比べて低めですが、アプリの認知拡大ともに利用者数の増加が予想されます。
当社での広告配信事例としては、主に下記が挙げられます。
・認知施策(新商品、期間限定キャンペーン)
・アプリのダウンロード
・EC(美容系など)
TikTok は機械学習によるレコメンド(おすすめ)機能の強さが特徴で、「 TikTok 売れ」と呼ばれる爆発的なヒットを生み出した事例が多数あります。また、他の SNS 広告に比べ音声ありの状態で視聴されることが多く、視覚と聴覚の両方からアプローチできるというメリットもあります。
現時点では10代のユーザーが多いため、 BtoB とよりも BtoC 商材がマッチしやすい傾向です。
おわりに
本エントリでは、日本国内で主要な SNS である Facebook / Instagram / Twitter / LINE / TikTok のユーザー層について詳しくご紹介しました。 SNS マーケティングの参考となれば幸いです。
集客においては、自社のターゲットに合った SNS を選ぶことで費用対効果の高い広告配信が可能です。商材によっては検索広告よりも CPA が良い場合もあるため、まだ検索広告しか配信していないという方はぜひチャレンジいただければと思います。
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グラッドキューブ ブログ編集部
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