TikTok 広告の入稿手順を画像付きで解説！キャンペーン・広告セット・広告の設定方法

みなさま、こんにちは。
グラッドキューブ マーケティングソリューション事業部の久保です。

TikTok は全世界で利用され、利用者数は2021年9月時点で10億人以上と発表されています。（出典： TikTok ）企業による TikTok 広告の活用も広まっており、認知から獲得まで幅広い目的で使用されています。

本エントリでは、 TikTok 運用型広告のキャンペーン・広告セット・広告の入稿手順をわかりやすく画像付きでご紹介します。ご参考になれば幸いです。

TikTok 広告とは

TikTok 広告とは、 TikTok の起動画面や動画フィード内などに掲載できる広告です。 TikTok だけでなく、動画視聴アプリ「 BuzzVideo 」とアドネットワーク「 Pangle 」にも掲載できます。

広告の種類は大きく分けて予約型広告と運用型広告の2種類があり、運用型広告では広告の掲載期間や配信金額などを自由に設定できます。本エントリでは運用型広告の入稿手順についてご説明します。

TikTok 広告の基本については、こちらの記事で解説しておりますので是非ご覧ください。
TikTok 広告の種類・特徴・運用ポイントを解説！予約型と運用型の違いとは？

TikTok 広告の入稿手順

TikTok の広告アカウントはウェブ広告媒体で一般的な階層構造になっており、キャンペーン・広告セット・広告の3つで構成されています。

入稿の際は、キャンペーン→広告セット→広告の順で設定していきます。
それでは各層の設定内容についてご説明します。

キャンペーン

キャンペーンの階層ではキャンペーン目的、キャンペーン名、予算を設定します。

➀キャンペーン目的

キャンペーンの目的を選択します。キャンペーン目的によって広告の表示方法や課金方法が異なりますのでご注意ください。
 

キャンペーン目的には以下の7つがあります。広告の配信目的にあったものを選択しましょう。

・リーチ
できる限り多くのオーディエンスに広告を配信します。

 

・トラフィック
自社ウェブサイトのランディングページ、アプリなど各種URLへユーザーを誘導します。

・アプリインストール
アプリ説明の閲覧やアプリのダウンロードをしてもらえるよう、アプリストアへオーディエンスを誘導します。

・動画視聴数
広告主の広告を好みそうなオーディエンスが動画を視聴するように誘導します。

・リード生成
TikTok アプリの読み込みが早く、カスタマイズ可能なインスタントフォームで、ビジネスにリードを収集します。

・カタログ配信
アプリやウェブサイト上で特定の商品に興味を示したユーザーに対して配信します。

・コンバージョン
オーディエンスがビジネスウェブサイト上で特定の行動をとるように誘導します。

（引用： TikTok ビジネスヘルプセンター）

➁キャンペーン名

キャンペーン名を入力します。
 

③予算設定

予算設定では、無制限/通算予算/日予算のいずれかを選択します。
 

・無制限
無制限を選択すると金額の上限なく広告が配信されます。無制限を選択する場合は「キャンペーン予算を設定する」の項目をオフにします。

・通算予算
通算予算を選択すると、キャンペーンの配信期間全体の広告費用の上限を設定できます。「キャンペーン予算を設定する」の項目をオンにした状態でプルダウンから「通算予算」を選択し、上限金額を入力します。

・日予算
日予算を選択すると1日あたりの広告費用の上限を設定できます。「キャンペーン予算を設定する」の項目をオンにした状態でプルダウンから「日予算」を選択し、上限金額を入力します。

（参考： TikTok ビジネスヘルプセンター）

広告セット

広告セットの階層では以下の設定を行います。

• ①プロモーション目的
• ②プレースメント
• ③クリエイティブタイプ
• ④配信対象
• ⑤予算とスケジュール
• ⑥入札と最適化

各設定内容についてご説明します。

①プロモーション目的

プロモーション目的では、アプリ/ウェブサイトのいずれかを選択します。
基本的に商材がアプリの場合は「アプリ」を選択し、それ以外の場合はすべて「ウェブサイト」を選択します。
 

②プレースメント

プレースメントでは、自動/手動のいずれかを選択します。
 

・自動プレースメント
自動プレースメントでは TikTok 、 BuzzVideo 、Pangle の3つすべてが配信対象となります。機械学習によって最も効果の高いプレースメントに自動で配信されます。

・手動プレースメント
手動プレースメントでは、 TikTok 、 BuzzVideo、 Pangle の中から広告の配信先を選択できます。自動プレースメントでの配信が推奨されていますが、特定の面に絞って配信したい場合は手動プレースメントをご使用ください。

（参照： TikTok ビジネスヘルプセンター）

③クリエイティブタイプ

クリエイティブタイプでは、ダイナミック広告のオン/オフを選択します。
 

ダイナミック広告とは、複数の動画、画像、テキスト素材を設定すると、機械学習によって効果的な組み合わせが自動で判断され、ユーザーごとに適した組み合わせの広告が配信される便利な機能です。

Google や Yahoo! のレスポンシブ広告と同じでシステムが自動で検証を行ってくれるため、複数の広告を作成して A/B テストをする手間を省くことができます。

ただし、素材ごとの配信量を手動で調整することはできないため、検証したい内容に合わせて使い分けましょう。

④配信対象

配信対象では、カスタム配信対象/自動配信対象のいずれかを選択します。
 

・カスタム配信対象
カスタム配信対象を選択すると、広告を配信したいターゲットに合わせてデモグラフィック、配信対象地域、年齢、性別、デバイス、興味関心などのターゲティングが設定できます。

・自動配信対象
自動配信対象を選択すると、キャンペーンの目的、広告のコンテンツ、過去のキャンペーンデータなどの情報をもとに、適したユーザーをシステムが自動で判断し広告を配信します。

ターゲティングを手動で管理したい場合はカスタム配信対象を選択しましょう。

⑤予算とスケジュール

広告セット単位の予算・掲載期間・掲載スケジュールを設定します。
 

⑥入札と最適化

入札タイプの中から希望に合ったタイプを選択します。
入札タイプの比較については下記の公式ヘルプをご参照ください。
TikTok ビジネスヘルプセンター 入札タイプ
 

広告

広告の階層では以下の設定を行います。

①広告名と広告フォーマット
②誘導先ページと誘導アクション
③トラッキング

各設定内容についてご説明します。

①広告名と広告フォーマット

広告名を入力し、「広告フォーマット」から希望のフォーマットを選択します。
 

TikTok に配信する場合は必ず「動画」を選択する必要がありますのでご注意ください。 BuzzVideo と Pangle は画像と動画の両方に対応しています。

入稿規定は以下の公式ヘルプをご参照ください。
TikTok ビジネスヘルプセンター 静止画広告の規定
TikTok ビジネスヘルプセンター 動画広告の規定

②誘導先ページと誘導アクション

誘導先ページでは、ユーザーが広告をタップした後に表示したいページを入力します。
 

「 TikTok インスタントページ」はテンプレートを使って簡易的なウェブページを作成できる機能です。詳しくは公式ヘルプをご参照ください。
TikTok ビジネスヘルプセンター インスタントページについて

誘導アクションとは、「今すぐ予約」「詳細を見る」などの行動を促すフレーズです。誘導アクションの項目では、ダイナミック/標準のいずれかを選択します。

ダイナミックを選択すると、広告の特徴に基づいてユーザーに様々な誘導アクションが表示されます。誘導アクションを固定したい場合は標準を選択しましょう。
（参照： TikTok 広告マネージャーのダイナミック CTA と推奨 CTA ）

③トラッキング

トラッキング設定を入力すれば入稿は完了です。
 

おわりに

本エントリでは、TikTok 広告の入稿手順についてご紹介しました。
入稿時のご参考になれば幸いです。

当社では TikTok 広告の運用代行を承っています。

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・ どのような動画を作ればよいか分からない

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